北アメリカ大陸南部に位置する国、メキシコ。
メキシコには古代都市や遺跡など世界遺産やリゾート地が多くあり、観光客の人気を集めています。
また、ラテンやサボテンなど、明るいイメージを持つ方も多いのではないのでしょうか?
しかし、日本から遠く離れたメキシコは、文化や習慣が異なるため、現地での滞在を楽しむためには事前に知っておくべき点があります。
今回は、そんなメキシコへ旅行に行くなら知っておきたい、メキシコ旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣を紹介いたします。この記事を参考にメキシコ滞在を楽しんでくださいね!!
メキシコってどんなところ?
【基本情報】
・国名:メキシコ合衆国(United Mexican States)
・首都:メキシコシティ
・人口:約1億2,601万人(2020年)
・面積:196万㎢
・通貨:ペソ
・時差:日本より-15時間(サマータイム期間は-14時間)。(日本が12時の時、メキシコは前日の21時(サマータイム期間は22時)となります。)
・言語:スペイン語
・民族構成:スペイン系等の欧州系と先住民の混血60%、先住民30%、スペイン系等の欧州系9%、その他1%
・宗教:カトリック系
【気候】
メキシコの気候は、北部や中央部は乾燥地帯、南部は熱帯、太平洋側は温帯気候に属するため、地域によって異なります。国全体の標高が高いため、1日の寒暖差が大きいという特徴があります。メキシコでは、5〜10月が雨季、11〜4月が乾季とされていますが、季節による気温差は少ないです。雨が降らない3〜5月の乾季に訪れることがオススメです!
⑴北部
北部の代表都市は、チワワです。大部分が砂漠であり、雨天の日も雨量が少なく、一年を通じて乾燥した気候です。5〜8月は30度を超えることがあります。現地でも、乾燥対策のハンドクリームなどを購入することができますが、自分の肌に合うものを持参することをオススメします!
⑵南部
南部の代表都市は、首都メキシコシティです。標高が高く、1日の寒暖差が20度近くになる日もあります。一方で、夏でも30度を超える日はほとんどなく、年間を通じての気温差は少ないです。また、降雨のほとんどが雨季に集中しています。
⑶カリブ海沿岸
カリブ海沿岸の代表都市は、カンクンです。一年を通じて暖かく、乾季でも湿度が70%以上の湿度が高い地域です。また、日差しが非常に強いため、サングラスや帽子を持参して、日焼け対策をしてください。
【ビザ】
メキシコの入国において、日本国籍の方は観光、業務(報酬を受ける活動を除く)、外交・公用目的で滞在期間が180日以内である場合はビザなしで入国することができます。その時、パスポートの必要残存期間が滞在日数以上ある方に限ります。
【アクセス】
日本からメキシコへの直行便があります。その他には、アメリカのダラスやサンフランシスコ、アトランタ、ロサンゼルスを経由して行くことができます。平均的な所要時間は、メキシコシティフアレス国際空港まで13時間程になります。
メキシコの一般的なマナー・社会習慣
1 コミュニケーション方法
メキシコの人々は、寛容で明るいという国民性があります。
メキシコ人は、基本的に明るく楽しいことを最優先に行動します。日常会話では冗談を交えながら楽しく会話することが多く、仕事の会議でも明るい雰囲気で進行することがあります。その一方で、時間にルーズな点があるため、遅刻などで日本とのギャップを体感するかもしれません。また、家族愛が強いことが特徴で、メキシコ人は家族と過ごす予定を何よりも優先します。ホームパーティーが開催されることも多く、家族同士で親睦を深める機会もあります。
2 生活においてのルール
メキシコにはチップの習慣があります。料金の10〜15%が相場で、レストランだけでなく小さなカフェでも良いサービスを受けた場合は払います。また、スーパーで購入した商品をバックに入れてくれる人に対しても、5〜10ペソの多少のチップを払うことが普通とされています。
また、食事の際に注意することが二つあります。まず、食事でズルズルと音を立てることはマナー違反です。麺を啜る際やスープを飲む際に注意してください。次に、メキシコ人に食事のシェアを強要することもNGです。メキシコの食事の量は多いため、シェアすることがあるかもしれません。基本的に日本人同士でシェアし合うことは構いませんが、フォーマルなレストランでははじめから半分に分けることをウェイトレスにお願いするようにしてください。メキシコ人と友達になった場合でも、習慣の違いがあるためシェアは強要しないようにしましょう。
3 交通ルール
メキシコの移動では、バスの利用が一般的です。運賃は一律12ペソなので、タクシーよりもお得に移動することができます。バス停で手をあげるとバスが停まり、乗車することができます。また、降車する際には日本と同じようにブザーを鳴らしますが、バスの乗車時に、運転手に自分の降りたい場所を先に伝えておくと安心です。到着した時に教えてくれる運転手が多いですが、地図アプリで自分で確認すると確実です。
メキシコでタクシーを利用する場合は、シティオを利用してください。ピンクと白の車体のリブレや白タクシーは料金トラブルなどの被害が発生していて危険ですので、絶対に乗らないでください。
また、メキシコでは交通ルールを守らない人が多いため、運転する時や歩く時は周りの車に注意してください。青信号でも車に注意することが必要です。
メキシコの文化
1 サッカー
メキシコではサッカーが人気のスポーツです。2017年に本田圭佑選手が所属した「バリューカ」はメキシコのサッカーチームです。プロのチームは1部から4部リーグまで分かれており、全チームを合わせると450を超えます。子供達の間でもストリートサッカーが人気です!
2 タコス
タコスをはじめとした、メキシコ料理は2010年に無形文化遺産に登録されています。南米の国民食であるタコスは、約6000年前にメキシコの農耕集落の先住民が畑仕事の合間に焼いた魚や肉をトルティーヤに挟んで食べていたことが始まりとされています。日本人にも身近なタコスは、「TEX-MEX」と呼ばれるアメリカ料理で、ひき肉やチーズなど、アメリカ人が好む具材が使われているテキサス州で生まれたものです。本場では豚肉や肉以外のエビ、白身魚のフライが使われていることが多いです!
メキシコの観光スポット3選
1 Cancun Beach(カンクンビーチ)
カンクンビーチは、カリブ海の北部とユカタン半島の北東端に位置するカンクンにあるビーチです。海岸の長さは20kmあり、カリビアンブルーと呼ばれる青い海と白くてきめ細かい砂が美しく特徴的です。こちらは、サーフィンを楽しむ人が多く、マリンスポーツに最適な場所です!シュノーケリングやスキューバダイビングでカンクン海底美術館の神秘的な彫像やサンゴ礁を楽しむことができます。首都メキシコシティから飛行機で2時間程の場所にあるため、海岸周辺のホテルに宿泊することをオススメします!
2 Chichén Itzá(チチェン・イッツァ遺跡)
チチェン・イッツァ遺跡は、ユカタン半島北部に位置する、マヤ文明最大規模の都市の遺跡です。中でも、壮大なピラミッド「エルカスティージョ」は有名で、マヤの最高神である、羽を持った蛇の姿をした神。ククルカンを祀っています。一年に2回、春分の日と秋分の日に、蛇のような形の影が階段の下のククルカン像の頭に重なり、その姿を見ることができます。ピラミッドは、四方の91段の階段と頂上の1段を合わせて365日を表す、カレンダーになっています。
3 Mirador del Pipila(ピピラの丘)
ピピラの丘は、コロニアル調のカラフルな町、グアナフアトを一望できる展望台です。フニクラと呼ばれるケーブルカーか徒歩15分程で簡単に訪れることができます。急な上り坂が多く、少し大変ですが、登る途中の可愛らしい家や壁を近くで見たい方は徒歩もオススメです。頂上は公園になっていて屋台やカフェがあるため、午前中に登って、昼と夜の両方の景色を楽しむこともできます。世界遺産に登録されている絶景をぜひ見てみてください!
メキシコで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたか?
メキシコは、雄大な自然と古く美しい街並みが残る素晴らしい国です。滞在をより楽しくするためには、この国の一般的な習慣やエチケットに慣れることが重要です。この記事を参考にメキシコを存分に楽しんでくださいね!
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