多彩な歴史と文化を持つ宝石のような国、ウズベキスタン。
ウズベキスタンには、世界的な歴史遺産が数多く残っていて、中央アジアの古代文明の痕跡がたくさんあります。そのため世界中から人類の過去の叡智を見ようと観光客が訪れています。しかし、日本ではマイナーな観光地であり、日本人観光客はほとんどいません。
ウズベキスタンへの旅行は、美しい建築物を見たい人・古代文明に興味がある人・日本人があまりいない場所に行きたい人にオススメです。
ウズベキスタンで忘れられない素敵な思い出を作りませんか?
今回は、そんなウズベキスタンへの旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣を紹介いたします。良い思い出がたくさんできますように!!
1.ウズベキスタンの文化と習慣について
ウズベキスタンではイスラム教が主要宗教であるため、イスラム文化が根付いていて日本とは違う文化・習慣の中で暮らしています。ここでは、観光でウズベキスタンを訪れる方向けに、11個の文化・習慣を紹介いたします。
(1)モスクや聖廟などの宗教施設では露出を避ける
イスラム教では性別問わず露出を避けることが求められます。ウズベキスタンでは、独自のイスラム教へと発展していき、ムスリムであってもアルコール摂取や、女性も自由な服装をするなど、街中ではイスラム教の義務が緩やかな傾向にありますが、宗教施設では肌を露出しないように衣服に気を付ける必要があります。
(2)ラマダンの時期は現地の人に配慮しよう
ラマダンとは、日の出から日没まで一切の飲食、喫煙、性行為などが禁じられる時期のことで、断食月とも呼ばれます。ウズベキスタンではイスラム教の義務が緩いですが、念のため公共の場での飲食や、飲酒、タバコの使用を控えるようにしておきましょう。
(3)食事の時に声を出して話すのはマナー違反
ウズベキスタンでは、食事中に声を出して話すことはあまり好まれません。
(4)食事は右手を使って食べることが一般的
カトラリーではなく手を使って食べることが一般的です。また、習慣として使う手は右手です。左手はトイレで使われる手とされているので、食事の際に使うことは避けましょう。
周りの人々に対して敬意を示すため、食事前に手を洗うことがとても大事です。衛生的に見ても手を洗うことは大事なので、忘れないようにしましょう。
(5)スークというショッピングモールのような市場で日用品を買う
スークとは伝統的な市場のことで、なんでも揃っています。手工芸品や陶器、生地、香辛料、乾物、ジュースなどの地元の商品を購入することができます。特に手工芸品は、ウズベキスタン独自の技術が用いられていて、歴史と文化を感じることができます。スークでお土産やその日の食事などを買ってみてはいかがでしょうか?ウズベキスタンの雰囲気を知ることができます。
(6)ロシア語も通じる
ウズベキスタンの公用語はウズベク語ですが、ロシア語も通じます。観光地であれば英語が通じる場合もあります。しかし、日常的にはウズベク語やロシア語が一般的であることには変わりないので、もしウズベキスタンを訪れた際は必要に応じて通訳を手配することをオススメします。
(7)ホスピタリティが高い
ウズベキスタン人は、一般的にとても親切でホスピタリティが高い人が多いです。もしなにか親切にされたら、贈り物を用意して感謝の気持ちを伝えましょう。
(8)トイレが少ない
街中でトイレを見つけるのは難しいため、気をつけてください。都市部では、ホテル・大きなレストラン・デパート等で利用できますが、地方だとトイレを利用するのが難しくなります。また、無料ではないことが多く、500スムほどかかります。また紙がない場合もあるので、係の人に貰うか、自分で準備しておきましょう。
(9)挨拶は右手を胸にあてる
ウズベキスタン人の男性は挨拶する時に握手をし、女性は頭を少し下げながら右手を胸に当てます。男性の場合も、握手の後に右手を胸に当てて少しお辞儀をすると、更なる敬意を表すことができます。
(10)豚肉・アルコールは口にしずらい
ウズベキスタンではイスラム教を信仰している人が多く、イスラムの教えを守る必要があります。義務を守る必要性が他の国と比べて少ないですが、豚肉・豚肉を使用した加工食品(ベーコンやソーセージなど)・豚のエキス・油脂(豚骨スープやラードなど)・調味料や添加物などに含まれる豚由来成分(乳化剤、ショートニング、ゼラチン、コラーゲンなど)・アルコール飲料(ビール、ワイン、日本酒など)・アルコールを使った調味料を食べられる飲食店は少ないです。
(11)異性とはあまり接触しないようにしよう
イスラム教には異性との接触は望ましくないという教えがあります。ウズベキスタンではイスラム教の義務が緩やかな傾向にありますが、異性との握手などは相手から求められるまでは避けた方がよいでしょう。
2.ウズベキスタンの観光スポット
ウズベキスタンを訪れるなら、観光したいスポットを3つ紹介します。旅行者の声を元に選びました。
(1)レギスタン広場 (Registan)
まず最初に紹介するのは「レギスタン広場」です。
こちらは、サマルカンドという古都に位置しているウズベキスタン最大の観光スポットであり、3つの美しいオリエント建築の建物を楽しむことができます。2001年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
「レギスタン」とはペルシャ語で「砂の場所」という意味で、かつてレギスタン広場があった場所は砂地だったと言われています。西洋と東洋の交易が活発になり、サマルカンドを人々が行き来するようになるにつれ、シルクロードの中継地となり、街が発展しました。建設が始まったのは15世紀で、17世紀に現在の形になりました。
レギスタンは私たちの先祖から受け継いだ貴重な贈り物であり、オリエント建築の魅力を体現しています。レギスタン広場は時間帯によって太陽の当たり方も違うため、さまざまな顔を見せる遺跡です。朝日にあたるレギスタン広場は、少し黄色っぽい色になりますが、観光客も少ないので、静かなレギスタン広場を撮影するにはおすすめの時間帯です。
昼間はとても暑いので、夕方や夜に観光するのがオススメです。夜はライトアップが行われ、レギスタンが様々な色にライトアップされたり、またはスポットライトを浴びたりと、幻想的な姿を楽しめますよ!
(2)ブハラ歴史地区(Historic Centre of Bukhara)
次に紹介するのは「ブハラ歴史地区」です。
こちらもかつてのシルクロードの要所であり、近世ペルシア語文学の発信源となる場所です。1993年にはユネスコ世界遺産に登録されています。
他の中央アジアのオアシス都市と比較して、特に保存状態が良く、当時の都市計画や建築様式を実際に見ることができます。
ブハラはこじんまりとした街なので、徒歩で観光スポットを散策することができます。タキと呼ばれるドーム型のバザールの中では買い物も楽しめます!またカフェもたくさんあるため、散策がてらカフェに立ち寄り一息つくのもオススメです。
街並みは日本とは全く違い、異国情緒溢れたオシャレな雰囲気が漂っています。イスラム神学の中心地で、建築様式は中央アジアの各都市に影響を与えました。
周辺地域はモンゴルやロシアに侵攻され破壊的な被害を受けましたが、破壊を免れたブハラ歴史地区にぜひ足を運んでください。
(3)イチャンカラ(Itchan Kala)
最後に紹介するのは「イチャンカラ」です。
こちらはヒヴァという都市の内城で、高さ8m、厚さ6m、長さ2.2kmの堅牢な城壁で囲まれています。1990年にはユネスコ世界遺産に登録されました。
こちらも、かつてはシルクロードの要所であり、非常に栄えていました。城壁内にはモスクや宮殿、マーケットなどが残っています。
小さな旧市街に壮麗なイスラム建築が凝縮されていて、足を運んだ人は後悔しないでしょう。
他の都市にもイチャン・カラ(内城)は存在しますが、無傷で保たれているのはヒヴァのイチャン・カラのみです。そんな貴重な場所を訪れて、中世イスラムの世界へタイムスリップしたような気分を味わいませんか?
3.まとめ
いかがでしたか?
今回は「ウズベキスタンへの旅行前に知っておきたい現地の文化と習慣」等を紹介致しました。
ぜひこの記事を参考にウズベキスタンへの旅行を満喫してください!!
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