アフリカの北東部に位置する内陸国のエチオピア。
独自の文字や食文化がある多民族国家であり、知れば知るほど奥深い国です。そして、歴史的建造物やその街並み、豊かな自然など観光客を惹きつける素晴らしい魅力に溢れています。そんな魅力的な国、エチオピア旅行に向けて、現地通貨のブルへの両替方法について気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は日本円からブルの両替をお得に行う方法を紹介します!
最新の新型コロナウィルスによるエチオピアへの渡航制限状況
エチオピアってどんなところ?
【基本情報】
・国名 エチオピア連邦共和国(Federal Democratic of Ethiopia)
・首都 アディスアベバ
・人口 約1億1.787万人(2021年)
・面積 109.7万㎢(日本の約3倍)
・通貨 ブル(ETB)
・民族構成 オロモ人、アムハラ人、ティグライ人、ソマリ人等約80の民族
・宗教 キリスト教、イスラム教
・時差 エチオピアは日本より-6時間。(エチオピアが正午の時、日本は午後6時となります。)
・言語 アムハラ語、オロモ語、英語等
【気候】
エチオピアの気候は標高によりその特徴には違いがあります。1800m以下の地域は亜熱帯気候に属しており、年間の平均気温は約27度であり、降水量も少ないです。1800~2400mの高原地帯は、亜熱帯気候の特徴を持ちますが、年間平均気温は約22度であり、エチオピア内では肥沃な農業地帯でもあります。2400m以上の高原になると、温和で気温は少し下がり降水量は少し多くなります。そして、エチオピアの気候には雨季と乾季があり、地域によって少しズレがあります。首都のアディスアベバより北部の雨季は6月中旬~9月までで、その後は乾季になりますが、2か3月に短い雨季があります。南部の雨季は、4月下旬~7月頃までになります。首都のアディスアベバ近郊の観光は通年も可能ですが、1日の寒暖差が激しいため上着を忘れずにしましょう。
【ビザ】
エチオピアへの入国において、ビザの取得が必要になります。
【アクセス】
日本からエチオピアまでは直行便が就航しています。所要時間は15時間程で到着します。また、香港やバンコクなどを経由して行く方法もあり、フライト時間は18時間以上になります。
ブルについて
まずは、ブルの基本について紹介します。
エチオピアの通貨は「ブル」であり、通貨の表記は「Br」または「ETB」と表記されます。補助通貨はブルの1/100のサンティームであり、ブルには日本のように紙幣と硬貨があります。紙幣は5種類あり、硬貨は6種類あります。紙幣と硬貨の種類は以下の通りです。
【紙幣(全5種類)】:100ブル、50ブル、10ブル、5ブル、1ブル
【硬貨(全6種類)】:1ブル、50サンティーム、25サンティーム、10サンティーム、5サンティーム、
1サンティーム
100ブルは高額紙幣であるため、買い物の際にお釣りがないことがあります。そのため、両替の際には50ブル札か10ブル札に両替しておくと買い物や観光の際には便利でしょう。そして、ブルはアディスアベバ空港で日本円からの両替が可能ですが、ほとんどの場所では米ドルやユーロからの両替となります。また、流通度的にも米ドルやユーロの方が高いため、換金レートも良いです。さらに、両替せずに米ドルでそのまま買い物ができるところもあります。
そして、現地の通貨としてブルはありますが、ホテル、レストラン、お土産屋などではクレジットカードが使用可能なようです。しかし、エチオピア旅行ではカードが使えないこともあり、現地通貨であるブルが必要になることもあります。現地の通貨は両替しておくことで、どんな場所でも支払いがスムーズに行えるため最低限は持っておくべきです。そして、その際に慣れない通貨の使用から支払いに戸惑ってしまうこともあると思います。買い物の際には、金額の見間違えやお釣りの確認などに気をつけ、落ち着いてお金のやり取りをするように心掛けましょう。
為替レートは日々変動しますが、2023年3月12日現在のレートは、1ブル=2.52円となっています。100ブル=約253円となります。その時々でレートは変動しますが、これを参考に旅行時の両替の際にどのぐらい両替する必要があるのかを考えると良いでしょう。また、エチオピア旅行を満喫し、買い物を終えた後、ブルが余ってしまったという人もいるかもしれません。しかし、再両替することは難しく、できてもレートが悪くなってしまうためおすすめはできません。そのため、両替した分は現地での観光やお土産を買うなどして使い切るようにしましょう。珍しい通貨であるため、エチオピア旅行の記念にするのも良いと思います!
お得な両替方法
【どこで両替できる?】
まず、日本国内で日本円から米ドルへ両替しておきましょう。日本ではブルへの直接両替はできないため、日本から米ドルを現地に持っていくようにします。ちなみに、アディスアベバ空港では日本円からブルに直接両替することもできるようです。しかし、エチオピアでは日本円よりも米ドルの方が流通度が高いため両替レートも米ドルの方が良くなります。そのため、現地での両替の際にも米ドルから現地通貨に両替するのが基本となるため、米ドルを必ず持っていくようにしましょう。その時、日本では小額のドル紙幣に両替して持っていくと便利です。
日本での米ドルへの両替は両替店舗も多く、比較的レートも良いと言われています。日本で米ドルへ両替しておくことで、現地でブルへ両替する時にスムーズに両替することができます。そのため、一般的には日本国内で事前に日本円から米ドルに両替し、現地で米ドルからブルに両替する方法が推奨されています。2回両替の手順を踏まなくてはなりませんが、上記で述べた方法がおすすめの方法になります。
したがって、日本円で米ドルを入手し、米ドルを介してブルへの両替が基本となるでしょう。日本円から米ドルへの両替は基本的に銀行や空港、外貨宅配サービスなどあらゆるところで行うことができます。その時々でレートは変動しますが、どこが最も良いレートで両替可能か比較しながら入手すると良いでしょう。ちなみに、外貨宅配サービスは銀行や空港に比べて、お得なレートで入手することができます。
◎日本国内で米ドルに変換⇒米ドルからブルの両替
・現地の空港
・現地の銀行
・街の両替所
・ホテル
それぞれ両替する場所によってレートが変化するため、事前にしっかりと各レートを把握しておくようにしましょう。空港での両替は、エチオピアに到着してすぐに両替することができるため、ブルをすぐに持つことができます。一概には言えませんが、両替所は銀行や空港に比べてレートが良いです。銀行は時間帯によってはかなり待たされることもあり、両替所は両替のために探す手間があるため、時間に余裕のある方は良いかもしれません。しかし、なかには怪しい両替所もあるため、両替詐欺やぼったくりなどのトラブルも起きかねません。
そして、エチオピアのレストランやホテル、お土産店などではクレジットカード決済が利用できるところも増えているようです。クレジットカード利用のメリットとデメリットを以下にあげておきます。
◎メリット
・多額の現金を持ち歩く必要がない。
・手数料が安い。
・近場のATMで、すぐに現地通貨を引き出すことができる。
×デメリット
・クレジットカードの使用が必ずしもできるとは限らない。
クレジットカードの使用はとにかく手数料が安いことが最も大きいでしょう。また、クレジットカードのキャッシングサービスを利用することによって、現金での両替が必要ないため非常に便利です。そして、海外は日本に比べてスリやひったくりなどの犯罪も多いため、多額の現金を持ち歩くことも危険です。そのため、ブルへの両替は必要最低限にとどめておき、クレジットカードと併用しながら利用すると良いかもしれません。
【1番お得な方法は?】
最もお得な方法は、レートの面では「日本で米ドルを入手⇒米ドルを介して現地の両替所での両替」になります!
基本的に日本国内で米ドルを入手し、現地でブルへの両替を行うと良いでしょう。その際には、エチオピアではどこで両替出来るのかを事前にしっかりとチェックしてから向かうことが大切です。現地に到着してから両替をスムーズに済ませ、1秒でも長くエチオピア旅行を満喫できるようにしましょう。また、ブルが余ってしまった場合、再両替は困難になるため、両替は必要最小限にとどめ、上記で述べたように米ドルの使用やクレジットカード決済、クレジットカードのキャッシングサービスなどと併用して利用するのがおすすめです。
エチオピアで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたか?
日本円からブルへの両替についてのお得な方法を紹介してきました。エチオピアには観光スポットが沢山あるので、これを機にぜひエチオピア旅行の計画を立ててみてください。
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