幸せな国「フィンランド」。北欧に位置する国、フィンランド。その自然の豊かさは人々の心に余裕を与え、フィンランドは2018年以来7年連続で世界幸福度ランキング1位を獲得し続けています。幸福度が高いと聞くと漠然と安全な国なのではないかと思う方も多いとは思いますが、今回は観光する中で気を付けるべきスポットをいくつかご紹介しています。
安全に過ごすことができて初めて旅行は楽しめます。ぜひこの記事を参考に、安全対策をしっかりとってフィンランド旅行を楽しんでください。
フィンランドで注意したい犯罪
基本情報
外務省海外安全ホームページによると、2024年5月18日現在、フィンランド国内で危険情報や危険スポットの発表は出ていません。
しかし、同時に以下のような犯罪への注意喚起がされています。
スリ・置き引き
観光客も多く利用する公共交通機関や繁華街、レストランなどで財布やパスポートなどの貴重品が盗まれる危険性があります。
外出するときは可能な限り必要最小限の荷物を持つように工夫して、現金をはじめとした貴重品は分散して持つようにしましょう。カバンはファスナー付きのものだと安心です。
強盗・窃盗
2023年に入ってから、特に首都ヘルシンキ市内における路上強盗の件数が増加し、治安悪化が社会問題となっているそうです。沢山の観光スポットがあるヘルシンキを訪れる方も多いと思いますので、十分注意するようにしましょう。
詐欺
街中で声をかけてきた人物と親しくなり、金銭を貸してほしいと頼まれたので連絡先を交換したものの、その後は音信不通になるという事例があります。むやみに金銭を貸したり個人情報を教えたりしないようにしましょう。
暴行・傷害
駅や繁華街等では夜間に薬物使用者、酔っ払いなどが出没し、刃物や銃器による事件が発生しています。夜間の外出は必要最小限にし、単独行動はなるべく避けるとともに、周囲の雰囲気や人物の言動などにも気を配りましょう。
これ以外にも、2017年には観光客も多く訪れるムーミンワールドの近くの地域で無差別殺傷事件が発生するなど、テロリズム的行為が発生する危険性もあります。
緊急連絡先
身に危険が迫った際に使いたいのが緊急電話。
フィンランドの緊急電話番号は「112」です。警察・救急・消防全てに繋がります。
フィンランドにある日本大使館の電話番号は「(09) 686-0200」です。
この2つの番号をメモしてからフィンランドを訪れると安心でしょう。
フィンランドで注意したいスポット
ヘルシンキ中央駅
人が多く集まるヘルシンキ中央駅では、その人ごみに紛れてスリや置き引きが発生しています。
切符を買うだけなど、短い時間であっても財布やスマートフォンなどの貴重品はしっかりと手元に持っておくようにしましょう。
クルーヴィ地区
ヘルシンキ中央駅周辺の高級店が立ち並ぶクルーヴィ地区は、店に立ち寄る富裕層をターゲットにするスリなどが集まるスポットになっています。ブランド品を買うために多くの現金やカードを持ち歩く人も多いとは思いますが、その分気をつけるようにしましょう。
カンッピ(カンピ)地区
カンッピ(カンピ)もヘルシンキ市内にある地区で、お酒やマリファナを楽しむ人が多い地域です。お酒を楽しみたいこともあるとは思いますが、必ず複数人で行くようにして、挙動不審な人には近づかないようにしましょう。
ショルナイネン地区
ヘルシンキの下町として知られるショルナイネンでは、早い時間から酔っ払いが多発する地域でもあります。麻薬取引などが行われていることもある地域でもあるので、むやみに路地裏探索しないようにしましょう。
おまけ・フィンランドのおすすめ観光地
注意喚起の記事を読んで、少し不安になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに安全に気を付けることは大切ですが、何よりも大切なのはフィンランド観光を楽しむことです!
ここではおすすめの観光地をいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
オーロラ鑑賞/ラップランド
フィンランドでは年200日もオーロラが見られると言われるほど、オーロラで有名です。具体的には8月~4月にオーロラを見ることができます。
オーロラを見ることができる場所は「オーロラベルト」と呼ばれる高緯度地域のみに限られており、フィンランド国内だと北部のラップランド地方が有名です。
しかし、太陽フレアが活発な時には緯度の低い地域でも観測することができるかもしれません!
サンタクロース村/ロヴァニエミ
サンタクロースの生まれ故郷としても知られるフィンランドには、実際にサンタクロースに会える「サンタクロース村」という村があります。
サンタクロースと一緒に写真を撮ったり、サンタクロースも使うポストオフィスで手紙を書いてみるのはいかがでしょうか。かわいらしいクリスマスグッズも沢山販売されています!
テンペリアウキオ教会/ヘルシンキ
テンペリアウキオ教会は別名「岩の教会」とも呼ばれる、洞窟の中にある教会です。
洞窟の岩と各所に使われている銅の組み合わせは、見た目の美しさだけではなく、音響のよさも実現しています。天井から注がれる光がさらに神秘的な雰囲気を増幅させる、フィンランドを代表する教会です。
ヘルシンキ大聖堂/ヘルシンキ
ヘルシンキのシンボルともいえるヘルシンキ大聖堂。国内ではプロテスタント系のルーテル教会の総本山としても知られています。広場の前で写真を撮ってみるのはいかがでしょうか?
大聖堂の近くにはカフェやレストラン、国立図書館やマーケットなどもあり、観光にはピッタリの場所です。
フィンランドで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたでしょうか?
今回は「【フィンランド】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ」をご紹介しました。
フィンランドは安全な国として知られていますが、万が一に備えることは非常に大切です。フィンランドを訪れた際には、観光を楽しむのと同時に安全にも注意するようにしましょう。
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