ブラジルやペルーなどに代表される南アメリカ。
日本から見ると地球の裏側に位置しており、日本とはまったく異なった文化が根付いている場所です。訪れるのには手間や時間がかかりますが、その分一生の思い出に残ること間違いなし。
圧倒的な大自然と謎に満ちた古代文明、そして明るく陽気な人々…たくさんの魅力に溢れる南米に足を運んでみませんか?
1.南米の基本情報
日本から見ると、地球の裏側に位置する南米大陸。
多種多様な動植物が暮らす自然豊かな地であると同時に、かつてはインカ文明などが栄え、現在でもラテンアメリカと呼ばれる一大文化圏をつくりだしているバラエティに富んだ大陸です。
世界の6つの大陸の中では4番目の大きさを誇り、面積は約1784万㎢。そこに12の主権国家が存在し、それぞれが非常に豊かな個性を持っています。
南米大陸の12の主権国家とその特徴は以下の通りです。
(1)ブラジル(首都:ブラジリア)
面積、人口ともに南米最大を誇る大国。南米大陸で唯一、ポルトガル語を公用語としていることでも知られています。
(2)アルゼンチン(首都:ブエノスアイレス)
南米大陸で2番目の面積を誇る国。国民のなかには、ヨーロッパの血をひく人々が多く、文化面でもヨーロッパの影響を色濃く受けています。
(3)ペルー(首都:リマ)
世界でも有数の大きさを誇るインカ帝国が栄えた地として知られます。国民には先住民や、先住民とヨーロッパ系の混血が多いです。
(4)コロンビア(首都:ボゴタ)
南米大陸で2番目の人口を誇る国。20世紀後半には各地でゲリラ戦が展開され、世界で一番治安の悪い国といわれたこともありましたが、現在ではだいぶ改善してきています。
(5)ボリビア(首都:スクレ/ラパス)
南米大陸で最も人口密度が低い国。憲法上の首都はスクレですが、行政府や立法府が集中して置かれているラパスが事実上の首都となっています。
(6)ベネズエラ(首都:カラカス)
世界最大の3000億バレルの原油埋蔵量を誇る国。しかし近年の政情不安によってハイパーインフレが勃発、治安が悪化し、国民の多くが国外に脱出するなど、大きな問題を抱えています。
(7)チリ(首都:サンティアゴ)
世界で最も南北に長い国土を持つ国のひとつ。同じ国内であるにも関わらず、北部と南部では気候が大きく異なっていることで知られます。
(8)パラグアイ(首都:アスンシオン)
南米大陸の内陸国の一つ。ダムを使った水力発電がなされており、電力輸出国として知られています。
しかし経済的な不平等により、国民の4割が貧困層に含まれるなど問題を抱えています。
(9)エクアドル(首都:キト)
赤道直下に位置する国。実は南米大陸のなかで最も人口密度の高い国としても知られています。
「ガラパゴス諸島」がある国としても有名で、生物の多様性が評価されています。
(10)ガイアナ(首都:ジョージタウン)
南米諸国のなかで唯一、英語が話される国。また、国民のなかにはインド系の移民の子孫が非常に多く、その割合は4割を超えています。
(11)ウルグアイ(首都:モンテビデオ)
南米大陸の中で2番目に小さな面積の国。農牧業が盛んなことで知られていて、ウルグアイ人は一人当たりの牛肉消費量が世界で一番多いといわれています。
(12)スリナム(首都:パラマリボ)
南米大陸の中で最小の国。公用語はオランダ語で、ガイアナと同様国民のなかにはインド系移民の子孫が多くいます。また国土の8割を熱帯雨林が占めています。
2.初めての海外旅行で訪れるべき南米の観光地3選
(1)マチュ・ピチュ(Machu Picchu)/ペルー
アンデスの山中、標高2400mの断崖に突如として姿をあらわす謎めいた都市遺跡、マチュ・ピチュ。
ペルー、いや南米を代表する観光地といっても大げさではない非常に有名な観光地で、一生に一度は訪れてみたいと思われる方も多いのではないでしょうか。日本からも多くの観光客が訪れるため、日本語のガイドツアーなども催行されており、海外旅行にあまり慣れていない方でも観光しやすいのが魅力的です。
マチュ・ピチュは、15世紀半ばのインカ帝国時代に築かれたとされていますが、1911年に偶然発見されるまでは深い密林に覆われていました。そのため、神殿や大広場、段々畑に墓地、水路や住居跡に至るまでさまざまな施設が残されており、当時の面影を今に伝えます。
では一体なぜこのような奥地に、こんなにも見事な都市が築かれたのか…その謎は未だに解明されていません。皇帝の別荘だったとする説や、コカの栽培所だったとする説、宗教の施設だったとする説などさまざまな学説が提唱されていますが、真実は謎に包まれたまま。ぜひマチュ・ピチュに足を運んで、謎に包まれた古代のロマンを感じてみてくださいね。
(2)リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)/ブラジル
ブラジル南東部に位置する、ブラジル第二の都市、リオデジャネイロ。
600万人を超える人口を抱える大都市でありながら、美しい海岸線やそびえ立つ山々など豊かな自然と調和した街並みが美しく、その文化的景観はユネスコの世界遺産にも登録されています。さらに「グアナバラ湾」は世界三大美港のひとつ、「リオのカーニバル」は世界三大カーニバルのひとつに数えられるなど魅力満載。旅行好きなら一度は訪れてみたい都市です。
リオデジャネイロには実に多くの観光名所が点在していますが、一番有名なのはリオデジャネイロのシンボルともいえる「コルコバードのキリスト像」でしょうか。「コルコバードの丘」の上に両手を広げた形で立っているキリスト像は高さ39.6m、中は礼拝堂になっています。リオデジャネイロ市内から登山電車で訪れることができるのでぜひ足を運んでみてくださいね。
(3)ブエノスアイレス(Buenos Aires)/アルゼンチン
アルゼンチンの首都であり、“南米のパリ”との異名を持つブエノスアイレス。
まるでヨーロッパのような景観が広がる美しい街並みと、南米色の強いパワフルな地区が共存しており、一つの都市にいながらさまざまな表情を満喫できるのがブエノスアイレスの魅力。たくさんの観光名所がありますが、ただ街歩きをするのも楽しいですよ。
ブエノスアイレスの高級街として知られる「レコレタ地区」を歩くと、実に立派な建物の本屋が姿を現します。それはかつて“世界で2番目に美しい”と評されたこともある本屋、「アテネオ」。もともと劇場だった建物を改修して本屋となった「アテネオ」は、創業100年以上の歴史を持ち、ブエノスアイレスで最も老舗の本屋として知られています。中に一歩入れば、本屋であることを忘れさせる豪華な内装が。劇場の客席に当たる部分には所狭しと本が並び、優雅なひとときを過ごすことができます。
3.南米で食べたい!ご当地グルメ3選
(1)シュラスコ(Churrasco)/アサード(asado)
南米のグルメといえば、やはり最初に思い浮かぶのは、お肉!!
ブラジルでは「シュラスコ」、アルゼンチンでは「アサード」と呼ばれる料理は、南米で広く食べられるまさにソウルフードです。大きな牛肉や鶏肉の塊、ソーセージなどを串にさして焼き、そぎ切りにしたものをいただきます。
(2)エンパナーダ(Empanadas)
まるで餃子のようなかわいらしい見た目をした料理、エンパナーダ。
小麦粉とラードで作った皮にさまざまな具材を包み、焼いたり揚げたりしたもので、老若男女を問わず皆に愛されている料理です。具材は地域によって個性があり、鶏肉、牛肉ミンチに芋類、茹で玉子、時には甘い果物など実に多彩。
(3)フェジョアーダ(Feijoada)
南米で広く食べられており、特にブラジルでは国民食として親しまれている料理、フェジョアーダ。
黒いインゲン豆と豚の脂身、豚や牛の内臓や干し肉、ソーセージなどをニンニクを効かせた塩味で時間をかけて煮込み、バターライスやパンと一緒に食べます。
レストランでは水曜日や土曜日のランチに出されるのが一般的です。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供した南米のおすすめのプライベートプランをご紹介します。
南米に行こう!
いかがだったでしょうか。今回は「【南米】初めての海外旅行で訪れるべき観光地・グルメ・アクティビティまとめ」と題し、一生に一度は行ってみたい観光地や南米らしさが味わえるグルメをご紹介しました。南米への旅を心ゆくまで楽しんでくださいね。
Ooohでは、皆さま一人ひとりのご要望に合わせた旅のプラン作りのお手伝いをさせていただいております。些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。
チャットで海外旅行の相談が無料でできるOooh