一生に一度は訪れてみたい、異国情緒あふれる国インド。
インドは国内各地に点在する多くの世界遺産や、感動の大自然、そして充実したローカルグルメにお土産など世界中の旅人を惹きつける多彩な魅力を持った国です。そしてそんなインドは公用語のヒンディー語、準公用語の英語に加え、22の州公用語が話されている多言語国家。今回はおもにヒンディー語を中心に観光で使えるフレーズをご紹介します。
インドの基本情報
まずはじめに、インドという国に関する基本的な情報をご紹介します。
【国名】インド共和国(Republic of India, Bharat Ganarajya)
【国旗】サフランと白、緑の横縞。サフラン色は勇気と犠牲、白色は真理と平和、緑色は大地と誠実を表わし、中心の法輪は古代文明を象徴している
【面積】約329万㎢(世界第7位)
【人口】約13億5140万人(2018推計)
【首都】ニューデリー(New Delhi)
【民族構成】トルコ・イラン、インド・アーリヤ、スキト・ドラヴィダ、アーリョ・ドラヴィダ、モンゴ ロ・ドラヴィダ、モンゴロイド、ドラヴィダの7種
【宗教】ヒンドゥー教(80.5%)、イスラム教(13.4%)、キリスト教(2.3%)、スィク教(1.9%)、 仏教(0.8%)、ジャイナ教(0.4%)、その他の宗教(0.7%)
インド旅行で注意すべき5つのこと
インドは不思議な魅力にあふれた国ですが、その一方で少々危険なイメージをお持ちの方も少なくはないはず。ここではインド旅行で観光客が気を付けるべき5つのポイントについてまとめて紹介します。
①ぼったくり、詐欺は日常茶飯事
インドには旅行者を傷つけようとする人は少ないものの、だまそうとする人はかなり多いです。街の至る所、さまざまな場面で詐欺やぼったくりがはびこっているので、相手方の話をやすやすと信じてしまうのは危険。特に「日本語を話す人」や「困っていないのに向こうから話しかけてくる人」はスルーしましょう。
また、タクシーやリキシャーといった交通機関のドライバーも法外な値段を請求してくることが多くあるので、相場をきちんと把握しておくようにしてください。
②水はペットボトルのものを使用
インドでは、飲み水に関してはもちろん、歯磨きの際もペットボトルで販売されているミネラルウォーターを利用することをおすすめします。シャワーの際もできるだけ口に入らないように気を付けましょう。
③動物には触らない
インドは、世界的にみても狂犬病の犠牲者が多い国。街中には多くの動物がいますが、哺乳類であれば犬以外でも狂犬病のウイルスを持っている可能性があります。狂犬病は噛まれなくても、傷口をなめられたり、引っかかれたりしただけで感染することがあるので、動物には近づかないことが大切です。
④移動時間は多めに見積もる
インドは大の渋滞大国。タクシーなどを利用した場合、予想を遥かに超える渋滞に巻き込まれることがあります。さらに寝台列車なども予定通りの時刻には来ない・出発しないことがほとんどなので、かなり余裕を持ったプラン立てをする必要があります。効率良く観光巡りをするのであれば、チャーター車を手配するのもおすすめです。
⑤Wi-Fi設備をあてにしない
コルカタやデリーなどの大都市では、カフェやショッピングモールなどにWi-Fi設備があるところは多いです。しかし問題なのはその脆弱さ。そもそも通信速度が非常に遅いうえに、雨が降っただけで繋がらなくなる始末です。日本からインドへ訪れる場合には、日本で事前にWi-Fiをレンタルすることをおすすめします。
インド観光で使える用語集
インドでは観光地など多くの場所で比較的英語が通用します。しかし公用語であるヒンディー語での挨拶や簡単な会話を覚えておくと、現地でのコミュニケーションがさらにスムーズになるのは間違いありません。以下ではインド観光で使えるヒンディー語のフレーズをまとめてご紹介します。
(1)挨拶編
①ナマステ
…「おはよう」「さようなら」「はじめまして」などいつでも幅広く使える基本の挨拶です。
②ナマスカール
…“ナマステ”の敬語であり、目上の人や尊敬している人に敬意を表わしたい場合に使います。
③ダンニャワード
…丁寧に感謝の気持ちを表わすときに使います。
④キャー・ハール・ハェ
…「元気ですか?」「ごきげんいかが?」といったニュアンスで使います。
⑤マェン・ティーク・フーン
…④に対して「元気です」と返すときに使います。
⑥メーラ・ナーム・自分の名前・ハェ
…自分の名前を名乗るときに使います。姓でカースト(※)がわかるため名乗りたがらない人もいます。
⑦フィルミレンゲ
…「また会いましょう」という意味の別れの挨拶です。
※インドのカースト制について
カースト制度とはインドで生まれた独特の社会身分制度のこと。インドでは「ヴァルナ」や「ジャーティ」と呼ばれています。「ヴァルナ」には4つの階級が存在し、上から「バラモン」「クシャトリヤ」「ヴァイシャ」「シュードラ」に分けられます。「ジャーティ」はカーストをさらにそれぞれの職業で細分化したものです。
以前のインドではカースト制度により苦しむ人々も多かったですが、法律で禁止されるに至ってからは徐々に分断や差別は減ってきています。しかしデリーなど保守的な地域では未だに根付いていることもあるので、インド観光の際には配慮が必要です。
(2)その他
①ハーン
…「はい」「わかりました」を意味するヒンディー語です。
②ナヒーン
…「いいえ」「嫌です」を意味するヒンディー語です。物乞いの人々や客引きに対してきっぱりと断りたいときに使えるので覚えておくと便利です。
③~ディージェ
…「~ください」を表わす言葉です。売店やレストランなどさまざまなシーンで使うことが出来るのでぜひ覚えておきましょう。「これください」は“イェ・ディージェ”、「チャイを一杯ください」は“エク・チャイ・ディージェ”となります。
④ティケ
…「オーケー」という意味の言葉で、インドでは非常によく耳にする言葉です。
⑤キットナ・パイサ(キットナ・ルピア)?
…「いくらですか」という意味。小さな売店やお土産物屋で使うことが多いです。ここから始まる値段交渉もインドで買い物をするときの醍醐味かもしれませんね。
⑥~・カハーン・ハイ?
…「~はどこですか」という意味。歩き回っているうちに道に迷ってしまった、目的地の方角がわからなくなってしまった…そんなときにはぜひ使ってみてください。「トイレはどこですか」は“トイレット・カハーン・ハイ?”となります。
⑦スワディシュト
…「おいしい」という意味。満足のいく料理を提供してくれたレストランのスタッフには帰りがけにこの言葉をかけてみましょう。
⑧サムジャー・ナヒーン
…「わかりません」という意味。なんと返事したらよいのかわからないときや困ったときにはこの言葉が便利です。
⑨エク、ドゥイ、ティン、ツァール
…「1、2、3、4」。どこに行くにしても1~4くらいまでの数字を言えるようにしておくと便利です。
⑩パニ
…「水」を意味します。ミネラルウォーターが欠かせないインドではよく使う言葉かもしれません。
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インドに行こう!!
今回は「【用語集】インド旅行に行くなら覚えておきたい挨拶やお礼など」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも覚えておいていただきたいフレーズを紹介致しました。皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。
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