言わずと知れたアフリカの観光立国、ケニア。
ブラック・アフリカ諸国のなかで日本から最も近いアフリカの玄関口ともいえる国で、豊かな自然が残り、多くの野生動物たちが生活を営んでいます。そんなケニアの公用語は英語、国語はスワヒリ語。各部族でも異なる言語を有しています。今回はそのなかでも共通語として認識されているスワヒリ語について、ケニア旅行の際に覚えておくと便利なフレーズをご紹介します。
ケニアの基本情報
まずはじめに、ケニアという国に関する基本的な情報をご紹介します。
【国名】ケニア共和国(Republic of Kenya)
【国旗】黒はケニア国民を、赤は自由解放のための闘争を、緑は農業と豊かな天然資源を示し、白線は平和を、中央にあるマサイの盾と槍からなる紋章は自由の防衛を意味している。
【面積】約58.2646㎢(日本の約1.5倍)
【人口】約4605万人(2015年国連人口部)
【首都】ナイロビ(Nairobi)
【民族構成】キクユ族、ルオ族、カンバ族、マサイ族など42部族。
ナイロビ周辺を生活圏とするキクユ族が人口の5分の1を占める。そのほかビクトリア湖周辺に居住するルオ族、タンザニアとの国境地帯に居住するマサイ族、そのマサイ族と同じ牧畜民である北部のツルカナ族、サンブル族、ソマリ族、海岸地方に居住するスワヒリ族、マチャコス周辺のカンバ族など多彩な民族が暮らす。
【宗教】キリスト教(プロテスタント)40%、キリスト教(カトリック)30%、イスラム教6%、そのほか伝統宗教など23%。
半数以上がキリスト教徒だが、アフリカ独自のキリスト教の一派も存在する。海岸地方にはイスラム教徒が多く、そのほかインド人のヒンドゥー教徒もいる。
ケニア旅行で注意すべき4つのこと
豊かな自然に恵まれる国ケニア。しかし近年は貧富の差の拡大や異なる部族間の対立によって、首都ナイロビの治安が悪化しているのが問題となっています。そこで以下では観光客が注意すべきポイントについて、不安が残る治安面やマナー面を中心にご紹介します。
①ナイロビ市内のスラム街周辺は要注意
ケニアには“世界最大のスラム”と呼ばれる「キベラスラム」があります。その総面積はおよそ東京ドーム50個分、100万人もの人々が暮らしています。「キベラスラム」は観光ツアーも組まれるほどの有名スポットですが、決して一人で近づいてはいけません。
また「キベラスラム」以外にも、ナイロビ周辺に点在するスラム街は犯罪者集団の巣窟になっています。銃も簡単に手に入るため、重犯罪が横行しており、その被害は地元住民や旅行者にまで及んでいるんだとか。スラム街ではそのような危険と隣り合わせであるということを常に心に留めておくようにしましょう。
②偽ツアーガイドに注意
「キベラスラム」といった場所を訪れるのにも絶対に必要になってくるのが、現地のことを熟知したガイド。しかしガイドの装いをしているからといって即座に信用し、心をゆるしていまうのは非常に危険な行為です。ケニアでは、過去にガイドを装った犯行グループが観光客を人気のない場所に誘導し、射殺したあとに金品を強奪するという恐ろしい事件が起きています。
現地ツアーに申し込む際には特に情報収集を徹底し、信頼できるところに頼むようにしてください。
③象牙のお土産に注意
近年ケニアではゾウの密猟が大きな社会問題となっています。観光客が象牙であることを知らずに民芸品を購入していしまい、空港で逮捕されるといった事案も報告されているとか。お土産などを購入する際には、必ず売人に材質を確認するようにしましょう。
④写真撮影に注意
ケニアには空港内部や軍事施設など写真の撮影が禁止されているところがあります。このような場所で撮影を行っていると、連行されることもあるので注意してください。
また人物を撮るときはしっかりと相手に許可をとる、サファリなどでは動物に対してフラッシュをたかないなど最低限のマナーは守りましょう。
ケニア観光で使える用語集
ケニアではスワヒリ語が国語、公用語が英語と定められています。小学校から学び始めるこの2言語に、両親の部族の言葉を加えると、成人のケニア人は2~3の言語を話せるのが普通といわれています。
今回はほかのアフリカ諸国でも使われているスワヒリ語について、知っておくと便利なフレーズをまとめてご紹介します。
(1)挨拶編
①こんにちは…ジャンボ!(Jambo!)
朝から夜まで使える非常に便利な言葉です。
②ご機嫌いかが?…ハバリ ガニ?/ハバリ ヤコ?(Habari gani?/Habari yako?)
こちらも朝から夜まで使えます。返事は「ヌーズリ サーナ(Nzuri (sana).)=とても良い感じです」とこたえるのが一般的です。
③おはよう…ハバリ ザ アスブヒ?(Habari za asubuhi?)
朝の挨拶。こちらも返事は「ヌーズリ サーナ(Nzuri (sana).)=とても良い感じです」とこたえるのが一般的です。
④こんにちは…ハバリ ザ ムチャーナ?(Habari za mchana?)
昼の挨拶。返事は「ヌーズリ サーナ(Nzuri (sana).)=とても良い感じです」とこたえるのが一般的です。
⑤こんばんは(夕方)…ハバリ ザ ジオニ?(Habari za jioni?)
夕方の挨拶。夕食のときもこのフレーズを使います。返事は「ヌーズリ サーナ(Nzuri (sana).)=とても良い感じです」とこたえるのが一般的です。
⑥こんばんは(夜)…ハバリ ザ ウシク?(Habari za usiku?)
夜の挨拶。返事は「ヌーズリ サーナ(Nzuri (sana).)=とても良い感じです」とこたえるのが一般的です。
⑦また明日…ハヤケショ!(Haya kesho!)
⑧またあとで…バーダイェ!(Badaaye!)
⑨おやすみなさい…ララ サラーマ(Lala salama.)
返事は「アサンテ、ララ サラーマ(Asante, lala salama.)=ありがとう、おやすみなさい」とこたえるのがよいでしょう。
⑩さようなら…クワヘリ(サーナ)(Kwaheri (sana).)
⑪また会いましょう!…トゥタオナナテナ!(Tutaonana tena!)
最後のお別れのときに、「またいつか」というニュアンスで使います。
(2)感謝・謝罪編
①ありがとう(ございます)…アサンテ(サーナ)(Asante (sana).)
②どういたしまして…カリブ(Karibu.)
“Karibu.”は「ようこそ」の意味でも使われる言葉です。
③ごめんなさい…ポレ(サーナ)(Pole (sana).)
(3)返事編
①はい…ンディヨ(Ndiyo.)
②いいえ…ハパナ(Hapana.)
③いいよ…サワサワ(Sawasawa.)
英語のOKにあたる言葉。たとえばサファリでドライバーが動物を見つけて停まってくれたとき、動物を見終わったら「サワサワ!アサンテ!(Sawasawa!Asante!)=OK!ありがとう!」と声をかけましょう。
Ooohおすすめのプライベートツアー
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ケニアに行こう!!
今回は「【用語集】ケニア旅行に行くなら覚えておきたい挨拶やお礼など」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも覚えておいていただきたいフレーズを紹介致しました。皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。
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