太平洋に位置し、大小7000以上もの島から成る国フィリピン。
近年女子旅の目的地として人気を集めており、透き通る海と美しいビーチ、手つかずの自然、そしてアジアならではの混沌を感じられるマニラなどたくさんの見どころに溢れる国として知られています。そんなフィリピンの公用語は英語とフィリピン語。英語がよく通じることで有名なフィリピンですが、ローカルな会話ではフィリピン語が多く使われています。そこで今回は知っていると現地の方ともっと仲良くなれるフィリピン語のフレーズをご紹介致します。
フィリピンの基本情報
まずはじめに、フィリピンという国に関する基本的な情報をご紹介します。
【国名】フィリピン共和国(Republic of Philippines)
【国旗】青は平和・真実・正義、赤は愛国心と勇気、白は平等に対する希望を象徴し、太陽は自由を意味する。3つの星はおもな島であるルソン島、ミンダナオ島、ビサヤ諸島を表しており、太陽から放たれている8つの光は、戦争時にスペインに対して最初に武器をとった8州を表している。
【面積】29万9404㎢(日本の約8割)、7109もの島から構成
【人口】約1億98万人(2015年)
【首都】メトロ・マニラ(Metro Manila)
【民族構成】マレー系95%、中国系1.5%、ほか3.5%
※言語的にみると100以上の民族グループに分けられる
【宗教】カトリック82.9%、その他のキリスト教9.6%、イスラーム教5%、ほか2.5%
フィリピン旅行で注意すべき5つのこと
観光客を虜にする多彩な魅力を持つフィリピンですが、安全面等に関して心配が残るという方も少なくないはず。そこで以下ではフィリピン旅行に行く際、観光客が気を付けるべきポイントをまとめてご紹介します。
①危険な地域には立ち入らない
フィリピンの治安は、20年ほど前と比較すると格段に良くなっているといわれています。しかし日本と比較すると、まだまだ危険な地域が多いのが現状。スリ、詐欺、ぼったくり、美人局、置き引き、賄賂、睡眠薬、ドラッグなど、犯罪の種類はさまざまです。
また外務省の情報によると、フィリピンは地域によって危険度レベルが1~3と異なっています。危険度レベルが3のミンダナオ地域の中部以西やパラワン州南部などではイスラーム過激派組織によるテロや誘拐事件が多く報告されており、予断を許さない状況です。このような地域には絶対に立ち入らないようにしてください。
また危険レベルの低い地域でも、繁華街やストリートチルドレンや物乞いが多い場所では思わぬトラブルに巻き込まれる恐れが高まります。マニラではマラテやエドサ、キアボといった地域がそれにあたりますので訪れる際には十分注意しましょう。
②熱帯性の病気に注意
フィリピンでは、他の東南アジアの国と同様に熱帯性の病気に感染する恐れがあります。その多くはマラリアやデング熱など蚊に刺されることによって感染する病気なので、蚊に刺されないように注意が必要です。虫よけスプレー、クリームは必ず持参するようにしてください。
またフィリピンには野良犬が多くいますが、狂犬病の恐れがありますのでむやみに近寄らないようにしましょう。
③生ものや水に注意
日本人の口によく合うといわれているフィリピン料理。本場の料理に舌鼓を打つというのも旅行の醍醐味ですよね。
しかしフィリピンのお店のなかには、不衛生な環境で飲食物を販売しているところもあります。食中毒の恐れがあるのでお店選びはしっかりと行いましょう。また、サラダやお刺身などの生ものはお腹を壊しやすいので、出来るだけ火の通った食事を選んだ方が賢明です。また水を飲むときには、必ず水道水ではなくペットボトル入りのミネラルウォーターを利用してください。
④交通マナーはないようなもの
歩行者優先の日本とは違い、フィリピンは車優先社会。
多くのドライバーには「歩行者に譲る」という考えはなく、信号無視は日常茶飯事です。特に通勤時間帯は渋滞が激しいため、少しでも早く目的地に着こうと車・バイクはみだりに車線変更を行い、少しの隙間にも割り込みます。
歩行者として道路を横断するタイミングは「車が切れたとき」。しかし途切れたと思っても、いつ突然車が飛び出してくるかわからないので注意が必要です。
⑤フィリピンタイム
「フィリピンタイム」とは、約束の時間から数分から数時間遅れることを意味しており、一般的にいう「遅刻」のこと。フィリピンではこの「フィリピンタイム」が良しとされている風潮があります。
“5分前行動”などと囁かれる日本では、約束の時間に遅れていくなど考えられないという方も多いかもしれません。しかしフィリピンでは早く行くことによってかえって主催者にプレッシャーを与えることになる、「食べ物がなくなっても会に参加する意味がある」という意思表示であるといった理由から「フィリピンタイム」が正当化されています。
フィリピン観光で使える用語集
フィリピンには7000以上もの島があり、島の数だけ言語があるとも言われています。
そのためフィリピン人は共通言語として英語が得意で、英語が広く通用します。しかしフィリピンの公用語には英語のほかに、首都マニラを含むルソン島南部を中心に使用されているタガログ語を基本とした言語(フィリピン語)が定められています。そこで今回はローカルな場面で使われるフィリピン語のフレーズをご紹介します。
(1)挨拶編
どこの国においても挨拶はコミュニケーションの基本。
代表的なフレーズを覚えておくと、現地の方にも喜ばれます。Mangandang~は「美しい~」という意味です。
①おはよう…マガンダン ウマーガ(Magandang umaga.)
②こんにちは(朝~夕方)…マガンダン アラウ(Magandang araw.)
arawは「太陽」の意味。太陽が出ている間使うことができる便利な挨拶です。
③こんにちは(正午)…マガンダン タンハーリ(Magandang tanghali.)
④こんにちは(夕方)…マガンダン ハーポン(Magandang hapon.)
⑤こんばんは…マガンダン ガビ(Magandang gabi.)
⑥元気ですか?…クムスタ カ?(Kumusta ka?)
⑦大丈夫?…オーケイ ラン?(Okay lang?)
(2)返事・感謝・謝罪編
よりスムーズなコミュニケーションに必要なのが以下のフレーズ。
特に感謝の気持ちを表すSalamat Po.は覚えておきましょう。
①うん…オーオ(Oo.)
②はい…オーホ(Oho.)
③(丁寧な)はい…オーポ(Opo.)
④いいえ…ヒンディ(Hindi.)
⑤本当?…タラガ?(Talaga?)
⑥もちろん…シェンプレ(Syempre.)
⑦ありがとう…サラマッポ(Salatmat Po.)
Poは「相手を尊敬している、慕っている」の意味合いがあります。
⑧ごめんなさい…パセンシャ カナ(Pasensya ka na.)
フィリピンに行こう!!
今回は「【用語集】フィリピン旅行に行くなら覚えておきたい挨拶やお礼など」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも覚えておいていただきたいフレーズを紹介致しました。皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。
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