【用語集】ルワンダ旅行に行くなら覚えておきたい挨拶やお礼など

火山群や平原、沼地といった変化に富む地形から「千の丘の国」と呼ばれるルワンダ。
世界的にも希少なマウンテンゴリラが多く生息するほか、チンパンジーやゴールデンモンキー、アフリカゾウといったさまざまな野生動物たちに出会うことができます。
そんなルワンダの公用語はルワンダ語、英語、フランス語、スワヒリ語の4つ。なかでもルワンダ語はルワンダ独自の言語で、地元民の会話によく使われます。今回はそんなルワンダ語の基本的なフレーズをまとめて紹介します。

 



ルワンダの基本情報

ルワンダの国旗

まずはじめに、ルワンダという国に関する基本的な情報をご紹介します。

【国名】ルワンダ共和国(Republic of Rwanda)
【国旗】2001年に現在の国旗に変更された。スカイブルーは幸福と平和を、黄色は経済発展と鉱物資源を、緑は繁栄への希望と自然資源を表している。24本の光を放つ太陽は結束と無知からの啓発、そして透明性を表している。
【面積】2.63万㎢
【人口】1230万人(2018、世銀)
【首都】キガリ(Kigali)
【民族構成】フツ、ツチ、トゥワ
※なおルワンダはこれらを示す身分証明書を廃止している)
【宗教】キリスト教(カトリック、プロテスタント)、イスラム教



ルワンダ旅行で注意すべき4つのこと

アフリカ地図

ルワンダ大虐殺という暗い過去を乗り越え、平和への道を歩み始めたルワンダ。今ではアフリカ諸国のなかで最も治安の良い国ともいわれており、“アフリカのシンガポール”と呼ばれるまでになっています。ここではルワンダ旅行で観光客が注意すべき点をまとめてご紹介します。

①周辺国の情勢にも注意
ルワンダはウガンダやブルンジ、コンゴ民主共和国、そしてタンザニアと多くの国に囲まれた内陸国。先にも述べたようにルワンダの治安は比較的安定していますが、周辺国の情勢に大きく左右される可能性がありますので油断は禁物です。滞在中はルワンダだけでなく周辺国の情報収集にも尽力するほか、ルワンダとコンゴ民主共和国、ルワンダとブルンジの国境を陸路で移動することは避けてください。このような国境地帯には武装勢力が潜伏している可能性があります。

②ルワンダ虐殺についての発言は控える
ルワンダは1994年に発生した大虐殺を乗り越えて発展してきた国。虐殺という出来事は今でもルワンダの人々の心の傷となっていますので、それに関する発言は控えるようにしてください。また現在ルワンダでは民族を示す身分証明書を廃止しています。ツチ、フツなどの部族に関する発言も差し控えるようにしましょう。

③マラリア、消化器感染症に注意
首都キガリをはじめ、ルワンダの多くの地域は年間を通じてマラリアの汚染地帯です。マラリアを媒介するハマダラ蚊は夜間に活動が活発になるため、夜間外出時は特に注意し、長袖長ズボンの着用や虫よけスプレーの使用を徹底してください。ルワンダ滞在期間中、もしくは帰国後に発熱・頭痛などの症状がある場合には速やかにマラリア検査を行ってください。
またルワンダでは赤痢やコレラなどの発生が報告されることもあるので、衛生管理には十分気をつけるようにしましょう。水道水からは大腸菌が検出されていますのでミネラルウォーターを飲用し、生ものを口に入れるのは避けてください。

④移動手段について
ルワンダなど東アフリカ地域で移動する際の手段は大きく3つ、車、バス(マタツ)、バイクタクシー(モト)があります。そのなかで最もメジャーなのがバスで、朝と夕の通勤ラッシュ時には満員+αの状態で運行しています。パンクは日常茶飯事で、パンクしてしまった際にはその場で下車を求められます。
バイクタクシーはバスと比べると少し値段が高めですが、目的地まで一番早く行くことができます。



ルワンダ観光で使える用語集

キガリの街並み

Image by Portraitor from Pixabay

ルワンダには4つの公用語―ルワンダ語(キニヤルワンダ)、フランス語、英語、スワヒリ語があります。そのなかでもルワンダ出身であれば必ず話せるのがルワンダ語!
英語やフランス語が通じる場合も多くありますが、ルワンダ語の簡単なフレーズがわかった方が現地の方との距離は縮まりやすくなります。そこでここでは知っておくと便利なルワンダ語のフレーズをご紹介します。

(1)挨拶編

①こんにちは:Muraho(ムラホ)
こちらは英語の“Hello”にあたる言葉です。

②元気?:Amakuru?(アマクル?)

③元気です:Ni meza(ニメーザ)

④おはよう:Mwaramutse(ムワラムツェ)

⑤こんにちは:Mwiriwe(ムウィリウェ)
こちらは英語の“Good afternoon”にあたる言葉です。

⑥おやすみ:Ijoro rwiza(イジョロ ルヴィーザ)

⑦さようなら:Murabeho(ムラベホ)

⑧あなたの名前は?:Witwa nde?(ウィトゥワ ンデ?)

⑨私の名前は〇〇です:Niwa 〇〇(ニトゥワ 〇〇)

(2)感謝・謝罪・返事編

①ありがとう:Murakoze(ムラコゼ)

②ごめんなさい:Mbabarira(ンババリラ)

③はい:Yego(イェゴ)

④いいえ:Oya(オヤ)

(3)数字編

1:Rimwe(リムウェ)

2:Kabiri(カビリ)

3:Gatatu(ガタトゥ)

4:Kane(カネ)

5:Gatanu(ガターヌ)

6:Gatandatu(ガタンダトゥ)

7:Karindwi(カリンドゥイ)

8:Umunani(ウムナーニ)

9:Cyenda(チェンダ)

10:Cumi(チュミ)

数字は一見簡単そうですが、ややこしいのがセットとなる名詞によって数え方が変わること。
1~7の場合は「数字の頭」が「名詞の頭」と同じ音になるという決まりがあります(8以上は変化あなし)。
例)水=Amaziの場合
私は水が1つ欲しい:Nshaka amazi amwe.
私は水が3つ欲しい:Nshaka amazi atatu.

20:makumyabiri(マクミャビリ)

30:mirongwitatu(ミロングゥイタトゥ)

40:mirongwine(ミロングウィネ)

50:mirongwitanu(ミロングウィターヌ)

60:mirongwitandadu(ミロングウィタンダトゥ)

70:mirongwirindwi(ミロングウィリンドウィ)

80:mirongo munani(ミロンゴムナーニ)

90:mirongo cyenda(ミロンゴチェンダ)

100:ijana(イジャナ)

1000:igihumbi(イギフンビ)

10000:ibihumbi cumi(イビフンビ チュミ)



ルワンダに行こう!!

今回は「【用語集】ルワンダ旅行に行くなら覚えておきたい挨拶やお礼など」と題して、せっかくの旅を楽しむためにぜひとも覚えておいていただきたいフレーズを紹介致しました。皆様の旅が、一生の宝物になるような素敵なものになることをお祈りしています。
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