米国との国交正常化を経てまた距離を置きつつあり、ポストカストロの時代を迎えた社会主義国家キューバ。
1990年代のソビエト連邦崩壊後の経済危機により農薬や化学肥料が供給されなくなったことで、有機栽培がはじまりました。これにより良質で健康的な料理が多いのが特徴です。またなかなか行ける場所ではないのでお土産にもこだわりたいですよね。
今回はキューバへ旅行した際のおすすめグルメ、お土産を紹介します。
キューバってどんな国?
これからキューバに関する基本的な情報をご紹介していきます。
キューバはどこにあるの?
カリブ海に位置していて、アメリカ合衆国の下にあります。
キューバの歴史は?
1959年の革命戦争ののち、アメリカの経済制裁により一時はどん底ともいえる状態になりました。しかし現在はカナダやヨーロッパ諸国から訪れる観光客で活気を取り戻しています。
どんな特徴があるの?
物価が安く、治安が比較的良い点です。社会主義国ならではの、のんびりとした雰囲気が流れ、70年代のクラシックカーが街を走っています。まだまだ手つかずの美しい海や自然、スペイン・コロニアル時代そのままの町、アメリカングラフィティを彷彿とさせる風景などがキューバの魅力です。
キューバの通貨は?
キューバペソ(CUP)です。日本円からキューバペソに両替するのは難しいので、アメリカドルを事前に用意しておいてキューバペソに両替することを1番オススメいたします。
キューバの天候は?
キューバには日本のような四季はなく、大きく分けると乾季と雨季に分かれています。一年を通して気温が高めであり、常夏の国でもあります。
キューバのベストシーズンは?
降水量が少なく気温も穏やかな11月から4月です。
また避けた方が良い時期は特に1月と2月です。1月と2月は年間で一番気温が低い時期です。シュノーケリングやダイビングを楽しみたい方は1〜2月は水温が低いので避けたほうが良いかもしれません。
雨季にあたる5~10月は、気温も湿度も高くなるオフシーズン。28度を超える日が続き、気温だけでなく湿度が高くなるので蒸し暑く感じます。スコールが発生しやすい時期なので、雨具は必須です。ですが雨季といっても、雨が一日中降り続くわけではないので、スコール対策をすれば十分楽しめると思います。
ただ、9~10月はハリケーンシーズンで飛行機が飛ばなくなってしまうこともあるので注意しましょう。
キューバのおすすめグルメ
キューバの料理は、先住民が食べていたもの、スペインをはじめとしたヨーロッパからの移民や、アフリカから連れて来られた奴隷が持ち込んだ食材と調理法が、ミックスされて出来上がったと言われています。
ここからは、キューバを訪れた際に食べてほしいおすすめのグルメを紹介します。
(1)アヒアコ
最初に紹介するのは「アヒアコ」です。
こちらはコーンとじゃがいもにスパイシーチキンを併せたスープです。コロンビアの代表的な料理でもありますが、キューバでも人気の料理で、現地観光の際などに多くの人が食べられるおすすめ料理です。
すりおろしたユカイモを薄い皮状にしたものがベースとなっており、深い味わいを楽しめます。
(2)アロス・コングリ
続いて紹介するのは「アロス・コングリ」です。
こちらは日本のお赤飯に似た、米と黒豆を香辛料とともに炒めた料理です。豚バラ肉やピーマンなどの具材も入れたりと、アレンジも楽しめます。
(3)ポヨフリット
次に紹介するのは「ポヨフリット」です。
こちらは、美味しい鶏を骨ごと揚げた料理で、香辛料を衣に効かせスパイスを楽しませる名物料理。肉が引き締まっているため味もしっかりと感じられ、アメリカのフライドチキンとはまた違った味わいを楽しめます。
(4)ワカモレ・クバーノ
続いて紹介するのは「ワカモレ・クバーノ」です。
こちらは、アボカドとパイナップルを角切りにしてオリーブ油とライムのドレッシングで和えたサラダです。チップスなどの中に作って出されている店も多いので、飽きる事なく楽しめます。
(5)プエルコ・アサード
次に紹介するのは「プエルコ・アサード」です。
アサードとはロースト料理のことを指していて、プエルコは豚肉なので豚肉のローストという意味です。祭りやお祝い事には、豚をそのまま炭火で丸焼きにするそう。見た目もボリューミーで、食欲をそそること間違いなしです。
(6)ランゴスタ
続いて紹介するのは「ランゴスタ」です。
キューバでは、ランゴスタ(ロブスター)が沢山獲れる事で有名な地でもあります。海外に輸出も多く行なっているほど獲れるため、高級食材であるロブスター料理もキューバ現地では安い価格でいただけます。シンプルに丸焼きにして食べても美味しいですし、蒸し焼きもプリプリの食感を楽しめます。
(7)ボカティート
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次に紹介するのは「ボカティート」です。
こちらは、ハムとチーズを挟んだキューバの定番サンドイッチです。具材はその他、ローストポークやベーコンなどを使ったものも多いそう。生野菜は使わないのが特徴です。
(8)エンパディーニャ
続いて紹介するのは「エンパディーニャ」です。
こちらは、いわゆるキューバ版の揚げ餃子のようなグルメです。ビーフまたはチキンのピリ辛に味付けられた煮込みひき肉が入っています。キューバでは一般的にランチやおやつとして食べられることが多い定番メニューです。
(9)トストーネ
次に紹介するのは「トストーネ」です。
こちらは、調理用の青バナナを輪切りにし、棒状の道具を使ってつぶしてから油で揚げたものです。二度揚げされているためカリッとしていて、ポテトチップスなどと同じような感覚で楽しめます。ディップみたいに他の食材を載せて食べたり、ペースト系のものにつけて食べてもおすすめです。
(10)アロス・コン・レチェ
最後に紹介するのは「アロス・コン・レチェ」です。
こちらは、スペイン風のいわゆるカスタード・プディングのことです。日本のプリンと比べるとまったりとしていて、甘い味わいが特徴。牛乳や生クリームをベースに、ココナッツやレモンの皮、シナモン、バニラなどで香りをつけたものなど様々な種類があります。
キューバのおすすめお土産
キューバには日本ではあまり見かけない珍しい物がたくさんあります。ここからは、旅の思い出にぜひ手に入れたいお土産を紹介します。
(1)葉巻
最初に紹介するのは「葉巻」です。
キューバと聞くと葉巻を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。キューバは世界有数の葉巻大国で、原料となるタバコの葉も輸入には一切頼らず、すべて自国で生産されています。上質な葉巻でもかなりリーズナブルな値段で購入することができます。
(2)ゲバラグッズ
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続いて紹介するのは「ゲバラグッズ」です。
キューバ革命の英雄であるチェ・ゲバラは、キューバを観光しているといたるところで見かけると思います。Tシャツやマグネットなどアイドルグッズのように品ぞろえが豊富です。
(3)刺繍製品
次に紹介するのは「刺繍製品」です。
キューバの観光名所であるトリニダという場所で、刺繍が代々受け継がれています。子供服から大人の洋服にまで刺繍が使われている製品があり、ぜひユニークな柄のものをお土産に選んでみてください。
(4)アート作品
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続いて紹介するのは「アート作品」です。
キューバの街を歩いていると、南米特有のカラフルでユニークな絵画が目を引きます。オールドカーや街並みが描かれたものが多いです。サイズもはがきサイズのものからポスターのような大きいものまで幅広く取りそろえられています。
(5)コーヒー
次に紹介するのは「コーヒー」です。
キューバのコーヒー豆は苦味が少なく、まろやかな甘みを感じられるところが最大の特徴です。スッキリとしていて飲みやすいため、軽めのコーヒーが好きな方に特におすすめです。ブルーマウンテンの風味に似ていると言われることも多く、クセのない日本人好みの味わいなので、プレゼント用に購入するのも良いですね。
(6)ハバナクラブ
続いて紹介するのは「ハバナクラブ」です。
サトウキビから作られるラム酒は、お酒を飲む人へのキューバのお土産としてはとても最適です。ハバナクラブはキューバを代表するラム酒のブランドで、カクテルを作るときに使用するシルバードライのほか、3年・5年・7年と熟成期間別のラインナップがあります。
(7)ハチミツ
次に紹介するのは「ハチミツ」です。
有機農業が盛んなキューバで獲れるハチミツは濃厚で甘くてとても美味しいと評判です。プロポリス入りハチミツなどさまざまな種類があり、値段もお手ごろです。
(8)チョコレート
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最後に紹介するのは「チョコレート」です。
ハバナで人気のチョコレート店「Museo del Chocolate(チョコレート博物館)」では、キューバ産カカオで作られたチョコレート商品が味わえます。海外旅行のお土産としては定番感のあるチョコレートですが、キューバではお酒を使ったボンボンの人気が高いです。
キューバを堪能しよう!
いかがでしたか?
キューバは日本から遠く離れた南米の国なので、日本ではなかなか食べられない美味しい料理がたくさんあります。ぜひ訪れた際は紹介したグルメを食べてみてください。またキューバでしか手に入らない珍しく喜ばれるお土産を集めてみました。もしお土産選びに迷ってしまったら参考にしてみてくださいね。
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