ブラジル、アルゼンチン、ボリビアに囲まれた内陸国であるパラグアイ。
南米の中心部に位置することから首都アスンシオンは南米旅行の中継地点として多くの観光客で賑わっています。しかし、日本人観光客はあまりいません。
そんなパラグアイですが、実は美味しいグルメが堪能できるとして近年注目を集めているんです。そこで今回はパラグアイで食べたいおすすめのグルメをご紹介します。この記事を参考にパラグアイを楽しんでくださいね!!良い思い出がたくさんできますように!!
パラグアイってどんな国?
まず初めにパラグアイについて基本的な情報をご紹介します。
パラグアイってどこにあるの?
南米大陸のほぼ真ん中にあります。ボリビア・ブラジル・アルゼンチンと国境を接しています。日本からすると、地球の反対側にあるといっても差し支えないと言ってもいいかもしれません。
パラグアイの通貨は?
グアラニーです。語源は、パラグアイの先住民族の「グアラニー族」です。日本円からグアラニーに両替するのは難しいので、米ドルからグアラニーに両替するのが一般的です。
パラグアイと日本の時差は?
パラグアイは日本より13時間遅れです。サマーターム(年によって異なるが大体10月上旬~3月下旬)の間は、12時間遅れになります。
パラグアイの言語は?
スペイン語とグアラニー語です。
パラグアイの宗教は?
基本的にキリスト教を信仰していて、カトリックが人口の90%、プロテスタントが人口の6%を占めています。
パラグアイの気候は?
亜熱帯性気候で、年間の平均気温は17〜24.5℃です。また、内陸にあるため、1日のなかに四季があるといわれるほど昼と夜の寒暖差が大きいことが特徴です。また、パラグアイは南半球に位置するため、日本とは季節が逆です。9〜10月が春、11〜3月が夏、4〜5月が秋、6〜8月が冬となっています。
パラグアイ観光のベストシーズンは?
6〜8月の冬の期間です。暑さが和らぎ過ごしやすく、また降水量も少ないため快適な旅を楽しむことができます。
(1)アルボンディガス(Albondigas)
「アルボンディガス」は、スペイン語で“肉団子”を意味しており、パラグアイだけでなく南米各国で見かける料理のひとつです。
イタリア移民の多いパラグアイでは、イタリアの影響を受け、トマトソースがかけられた「アルボンディガス」がよく食べられています。トマトの甘みや酸味、旨みがしみ込んだお肉は絶品で、小さな子どもからお年寄りまでみんなに愛されている料理です。日本人の口にも合うと思うのでぜひ食べてみてくださいね。
(2)アサード(Asado)
パラグアイで一番有名な料理といっても過言ではないのが、パラグアイの国民食である「アサード」。
スペイン語で“焼いた肉”を意味する「アサード」は日本でいうBBQや焼肉のようなもので、ソーセージや牛肉のあばら肉などをシンプルに塩で味付けし、炭火焼きにしたものです。
パラグアイではバスのターミナルや街のメインストリートなど人通りの多いところには必ずといっていいほど「アサード」のお店があり、家庭でも非常によく食べられています。パラグアイの人々は皆「アサード」が大好きなので、お肉を焼く香ばしいにおいに釣られて近所の人がやって来て、いつの間にか皆が大集合しているなんてことも…!
一般的な「アサード」は牛肉がポピュラーですが、パラグアイでは「ポジョ・アサード」というチキンの「アサード」も見かけることがあります。こちらもとてもジューシーでおすすめです!
(3)ミラネッサ(Milanesa)
“ミラノ風”という意味を持つ「ミラネッサ」は、薄くつくられた牛や鶏のカツのこと。
南米で広く食べられており、パラグアイでもたいていの食堂やレストランではオーダーすることができます。
作り方は、薄く切ったお肉をパセリの入った溶き卵にサッとくぐらせ、パン粉をつけて揚げるだけ。出来立ては衣がサクサクで、味付けも塩などシンプルなものが多いので日本人にも食べやすい料理です。
街中にはパンに「ミラネッサ」を挟んだサンドイッチのようなものを売るスタンドもあるので、そちらもぜひ食べてみてくださいね。
(4)マンジョーカ(Mandioca)とチパ(Chipa)
パラグアイでよく食べられている「マンジョーカ」は、じっくりとゆでることで毒素を抜いたキャッサバ。
「アサード」などの肉料理と一緒に、主食として食べることが多いです。口当たりは少しねっとりしていて、かつホクホクもしているという、じゃがいもと長芋の間のような印象。味も食感もとても美味しいのでおすすめです。
また「マンジョーカ」の粉から作られた「チパ」というパンもパラグアイで親しまれているソウルフードとして有名。街中やバスのなかなど、パラグアイでは至る所で独特の掛け声で「チパ」を売る「チパ売り」にお目にかかることができます。「チパ」は、「マンジョーカ」のもっちりとした歯ごたえと舌触り、さらにチーズの香りが食欲をそそる一品。皆に愛される食べ物ですが、芋とチーズのコンビということでカロリーが高いので食べすぎには注意です。
(5)ソパ・パラグアージャ(Sopa Paraguaya)
“パラグアイのスープ”を意味するのが、こちらの「ソパ・パラグアージャ」。
しかしながら写真を見ておわかりの通り、「ソパ・パラグアージャ」はスープではなくパンケーキのような見た目をしています。
昔、パラグアイの料理人がコーンスープを作ろうと、鍋で材料を煮込んでいたのですが、気づいたら水分がなくなっていました。そこでそのまま食べてみたところ、美味しかったのでそれをそのまま料理としたというエピソードがきっかけで「ソパ・パラグアージャ」は誕生したといわれています。
今ではトウモロコシの粉に刻んだたまねぎ、卵、牛乳、チーズ、そしてオイルを加えてオーブンで焼くという作り方が一般的で、コーンスープのような味がします。誕生日などのお祝い事のときにアサードとともに振舞われることが多いようです。
(6)エンパナーダ(Empanada)
続いてご紹介するのは、食べ歩きにぴったり!南米の定番グルメである「エンパナーダ」。
「エンパナーダ」はひき肉や玉ねぎをとろとろに炒めたものや、チーズとハムという黄金の組み合わせ、さらにマッシュポテトを加えたものなど、様々な具材を小麦粉でつくられた皮の中に入れ込み、焼いたり揚げたりした一品。餃子のようなかわいらしい形が特徴です。
道端で100円くらいの金額で売られているので食べ歩きにちょうどよく、小腹が空いたときにぴったり!一つでも意外と食べ応えがあり、コスパも最強です。
(7)アルファフォレス(Alfajores)
南米全土で食べられるお菓子「アルファフォレス」。
中近東で生まれ、スペインに広がり、大航海時代を経て南米に入ってきたという非常に長い歴史を持つお菓子で、その名には“挟む”という意味があるようです。
ほろほろの食感のクッキーに、「ドルセレチェ」と呼ばれる甘い練乳のようなキャラメルクリームを挟み、全体にチョコレートやココナッツをまぶしたボリューム満点の「アルファフォレス」は、パラグアイでは100円くらいで買うことができ、コスパも最強!パン屋さんやケーキ屋さんなど至るところで売られていますので、ぜひ食べてみてくださいね。
(8)マテ(Mate)とテレレ(Terere)
最後にご紹介するのは、パラグアイでは欠かすことのできない飲み物である「マテ」と「テレレ」。
もともとはグアラニーが嗜んでいた飲み物でしたが、今では南米全土で親しまれています。なおジェルバという茶葉にお湯を加えれば「マテ」、水を加えれば「テレレ」という呼び名になります。
「マテ」や「テレレ」は“飲むサラダ”ともいわれるほど豊富な栄養素とビタミンを含んでおり、肉食文化圏で野菜を摂取することが少ない南米の人たちの健康を支えています。皆さん本当に「マテ」や「テレレ」が大好きで、街行く人はたいてい大きな水筒にお茶を入れてどこでも飲めるように持ち運んでいます。近年日本でも注目されている「マテ」や「テレレ」、ぜひ本場で味わってみてくださいね。
パラグアイで名物グルメを味わおう!
いかがだったでしょうか?今回はパラグアイのおすすめ名物グルメをご紹介しました。実際にパラグアイに足を運ぶ機会があれば、ぜひ味わってみてください。
Ooohでは、皆様一人ひとりのご要望に合わせた旅のプラン作りのお手伝いをさせていただいております。些細なことでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。
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