海外旅行の楽しみの1つと言えば、その国の文化・環境・歴史から生まれた現地ならではの料理を食べること。フィリピンには肉や魚介を使った料理が豊富にありますが、日本にはフィリピン料理のお店が少なく馴染みが薄いですよね。実はフィリピンには日本人にとっても食べやすい料理がたくさんあります。またフィリピンには特産の果物を使ったお菓子や雑貨、独特な銘菓、安価に買える真珠などさまざまなお土産があります。今回はフィリピンへ旅行した際にぜひ食べてほしいグルメとおすすめのお土産を紹介します。
1.フィリピンってどんな国?
フィリピンは東南アジアに属する7,109の島々からなる立憲共和国で、インドネシアに次ぐ世界第2位の多島国です。面積は日本の約8割ほどの大きさで、日本からは約4時間ほどのフライトで行くことができます。長い歴史の中でスペインの統治下にあった影響もあり、建造物や宗教、言語はスペインの影響を受けています。そしてアメリカの今アジアで最も勢いのある国のひとつで「アジアの優等生」と呼ばれています。
2.フィリピンのおすすめグルメ10選
いきなりフィリピン料理といわれてもピンとこないかもしれませんが、特徴は多彩な食材を使った、素材の味をストレートに感じられる調理法です。日本人好みの煮物やスープなどもあるので好みの味に出合えるはず。
(1)シシグ(Sisig)
細かく刻んだ豚肉をしょう油、ビネガー、にんにく、唐辛子で炒めた鉄板料理。ルソン島中部のパンパンガ州発祥の料理といわれ、今ではフィリピン全土で食べられる定番メニューです。豚肉の上には生たまごと輪切りの青ネギが乗っていて、見た目も食欲をそそります。濃い味付けがご飯と相性抜群。
(2)カレカレ(Kare-kare)
肉や野菜の煮込んだフィリピンで定番の家庭料理です。ピーナッツバターで味付けしており、香りがよくまろやかなスープといった味わい。エビを発行させて塩漬けにした「アミ」が添えられていることが多く、こちらもおいしいです。
(3)アドボ(Adobo)
豚肉や鶏肉を醤油、ビネガー、胡椒、にんにくなどで煮込んだ料理。じっくりと煮込んで柔らかくなった肉に様々な調味料で味付けをしているので、深みのある味です。アドボの調理法は元々スペインから伝わったビネガーに漬けるものでしたが、あとから伝わった醤油を使う日本食文化の影響が組み合わさり、現在の味になりました。
(4)ビコール・エクスプレス(Bicol Express)
ルソン島南部にあるビコール地方の名物料理。料理名はかつてマニラとビコール地方のレガスピを結んでいた長距離列車の名前からつけられました。辛いものがほとんどないフィリピン料理の中で珍しく辛味のある料理です。ココナッツの優しい味と唐辛子の辛さが組み合わさった独特の味わい。
(5)トルタン・タロン(Tortang Talong)
フィリピン風ナスのオムレツ。ナスを焼いて熱いうちに皮をむき、平らにつぶして溶き卵と一緒に焼きます。これで外はカリっとした卵焼き、中はトロけるナスという2度楽しめる料理です。
(6)ルンピア(Lumpia)
スティック状の形をしたフィリピンの揚げ春巻きです。屋台で売っていることが多く、食べ歩きしやすいように日本の春巻きよりも一回り細くてサイズが小さくなっています。甘いタレやチリソースで食べるので日本の春巻きとは違った味を体験できます。
(7)レチョン(Lechon)
フィリピンのお祭りやイベント事には欠かせない料理。内臓を取り除き香草を詰めた子豚を炭火で1日かけてじっくりと焼き上げたものです。脂がたっぷりと乗った肉は柔らかくてとってもジューシー、外側の皮はパリパリで香ばしくお酒のおつまみにぴったりです。
(8)トロン(Turon)
春巻きの皮でバナナを包み、油で揚げたデザート。カリカリに揚がった春巻きの皮を噛むと、柔らかくなったバナナが中からとろっと出てきて、甘いもの好きな人にはたまらない一品。
(9)ハロハロ(Halo-halo)
タガログ語で「混ぜこぜ」という意味どおり、アイスクリームやフルーツ、ゼリー、煮豆、プリンなどが盛り付けられたスイーツ。街のレストランやファーストフードで食べることができ、お店によって乗っているスイーツが違うので色々なお店を食べ比べてみるのも楽しいです。
(10)タホ
できたての温かい豆腐とタピオカに黒蜜がかかっているタホは、疲れている時でも食べやすいヘルシースイーツ。屋台でも売っているので、手軽に食べられる点も人気の理由。いちごの名産地であるバギオでは、黒蜜の代わりにいちごのソースがかかっているタイプのものが食べられます。
3.フィリピンのおすすめお土産10選
フィリピンには特産の果物を使ったお菓子や雑貨、独特な銘菓、安価に買える真珠などさまざまなお土産があります。おすすめのお土産を紹介します。
(1)バナナチップス(Banana Chips)
フィリピンと聞くとバナナを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。バナナチップスは表面がパリッとしていて食感が良く、優しい甘さ。ついつい手が止まらなくなってしまいます。
(2)ポルボロン(Polvoron)
もともとはスペインのお菓子でしたが、スペインの植民地であったフィリピンでも広まり、今も食べられているお菓子。甘さが控えめなものが多く、ホロホロした食感が特徴です。ちんすこうをイメージすると近いかもしれません。小分けになっているタイプはばらまきお土産にぴったりです。
(3)オタップ(Otap)
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セブ島発祥のパイ菓子です。源氏パイ、うなぎパイに近いお菓子で、日本人は非常に親しみやすいのではないでしょうか。スーパー等に行けばどこでも購入できます。
(4)シルバナス(Silvanas)
やわらかいメレンゲケーキでバタークリームを挟んだ、軽い食感で中毒性があるお菓子。冷やして食べるのがおすすめ。
(5)バナナケチャップ(Banana ketchup)
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ケチャップと言うと、日本ではトマトケチャップを指しますが、世界にはさまざまな種類のケチャップがあります。フィリピンで頻繁に使用されているのはバナナケチャップ。トマトが不足していた第二次大戦時に、豊富にあるバナナを代わりに使い始めたことから広がりました。バナナに砂糖やスパイスをくわえて作られており、甘みが強く感じられるのが特徴。フィリピンの味を日本で感じることができます。
(6)カピス雑貨(Capiz)
平たいカピス貝の殻でできた小物やアクセサリー類が人気です。シェル素材を散りばめた特徴的なデザインは、アクセントとなって旅を思い起こさせてくれる一品になるのではないでしょうか。
(7)ジプニートイ(Jeepney toy)
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ジープニーとはフィリピンで最も一般的な交通手段として知られる乗り合いバスです。特定の会社ではなく個人がやっている場合がほとんどで、その外装のド派手さを競い合う文化があります。フィリピン独自の交通手段として国を象徴するアイコンとしても捉えられており、お土産にピッタリです。
(8)パパイヤ石鹸(papaya soap)
パパイヤ石鹸には、抗酸化作用、美白効果などがあると言われています。日差しの強いフィリピンでは美白コスメが豊富で多くの種類が並んでいます。
(9)真珠(pearl)
フィリピンでは真珠を安く購入することができます。特にマニラの「グリーンヒルズ ショッピングセンター」は、手ごろな値段で豊富な真珠製品を取り扱っています。
(10)ココナッツオイル(coconut oil)
世界でもトップクラスのココナッツオイル生産国フィリピン。なんとココナッツ庁という官庁があり、製造業者に対して品質管理の指導などを行っています。そのため品質が高く、生産量も多いため比較的安価で手に入れることができます。
フィリピンの旅を楽しもう
いかがでしたか? フィリピンには日本人の口にも合う美味しい料理がたくさんあります。ぜひ訪れた際は紹介したグルメを食べてみてください。またフィリピンでしか手に入らない、実用的かつフィリピンらしいお土産を集めてみました。もしお土産選びに迷ってしまったら参考にしてみてくださいね。
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