ベネズエラは多様な自然環境に恵まれた南米北部の国です。多様な自然環境に恵まれ、カリブ海の沖合には、マルガリータ島やロスロケス諸島などの熱帯のリゾートアイランドが浮かんでいます。北西部にはアンデス山脈がそびえ、植民地時代に作られた町メリダは、シエラネバダ国立公園を訪れる際の拠点にもなっています。しかし、ベネズエラ料理と聞いても頭に浮かぶ人は少ないかもしれません。またなかなか行ける場所ではないのでお土産にもこだわりたいもの。
そこで今回は、ドミニカ共和国へ旅行した際のおすすめグルメとお土産を紹介します。
ベネズエラのベストシーズン
ベネズエラは二つの季節に分けることができ、4月~10月までが雨季、11月~3月までが乾季です。また高度により気候はさまざまです。。気温は、海岸線の低地やオリノコ川流域で年平均28℃近くまで上がる灼熱の地ですが、カラカスなどの標高1000mほどになると平均21℃ほどとなり過ごしやすくなります。
エンジェルフォールが目的ならば雨期(5-11月)、ギアナ高地のテーブルマウンテン(ロライマ山など)のトレッキングが目的ならば乾季(12月-4月)がベストシーズンです。
年間を通じて湿度が高いので、汗が逃げやすい服装の方が良いでしょう。1日の温度差は少ないのですが、地域ごとの温度の差は激しいので各地を回る場合は重ね着のできる服があると便利です。
ベネズエラのおすすめグルメ
ベネズエラ料理は非常に多彩で、先住民族をはじめヨーロッパ人、アフリカ人などベネズエラに住むようになった異なる民族の食文化が混ざり合って成り立っています。現地を訪れたら食べたい、おすすめのベネズエラ料理を紹介します。
(1)アレパ
アレパは、ベネズエラ料理の中で最も有名なグルメだと思います。白いトウモロコシの粉でできたパンに、色々な具材を挟んで食べる料理です。直径や厚み、調理法は地域によって異なり、柔らかくなるまで茹でた乾燥トウモロコシを挽いて作った生地を薄く円形に伸ばし、両面を焼くか油で挙げて作られます。基本的に、ほとんどのレストランではアレパにスープやその他の様々な料理が添えられて出てきます。アレパに挟む具材は、チーズや裂いた牛肉のトマト煮、チキン、ローストポーク、ツナ、タコ、スクランブルエッグ、ポテトサラダ、アボカドなどが具材となります。沢山具材があって、何を挟もうか迷ってしまいますよね。自分好みのアレパができるように色々試してみてください!アレパは美味しいだけでなく、あらゆる具材を挟んで新しい味に出会える楽しさもあります。是非、堪能してみてください!
(2)カチャパ
カチャパは、アレパと同じくトウモロコシの粉で作られた伝統料理です。少し粒が残るくらいに荒めに砕いたトウモロコシの粉を練って焼かれたものです。または、トウモロコシの葉に包んで茹でて作ります。主に、モッツァレラのようなチーズをかけたり、ミルククリームやジャムを添えて食べます。マーガリンを添えて、前菜や手作りのチーズ、チチャロンを添えてフルブレックファーストとして食べます。また、カチャパはアレパと同様に屋台料理として人気があります。ベネズエラを訪れた際には是非、食べてみてください!
(3)グワサカカ
グワサカカは、ベネズエラのマヨネーズと言えるアボカドを使ったソースになります。ハーブやオニオンの風味が効いており、ベネズエラの食卓では欠かせない万能調味料となっています。グワサカカはどんな料理でも美味しくしてしまいます。メキシコで定番のワカモレのようなアボカドディップを指すこともあるそうですが、ベネズエラの食堂や食卓ではこの緑色のマヨネーズが大切な調味料となっています。是非、お試しください!日本でもアボカドを潰し、その他の調味料と混ぜ合わせるだけで簡単に作れてしまうので、現地で気に入ったら自分でも作ってみてください!
(4)パベジョン・クリオージョ
パベジョン・クリオ―ジョは、「カルネメチャーダ」と呼ばれる牛肉の煮込みと白米、黒豆が盛り合わせになっているワンプレート料理のことです。パベジョンは「国旗」、クリオ―ジョは「中南米とスペインの融合を表す言葉」です。この料理こそがベネズエラの国民食なんです!揚げバナナが添えられるのが定番で、チーズが上にのっていることもあります。ワンプレートになっているので食べやすく、ボリュームもあってお腹いっぱいになること間違いありません。是非、食べてみてください!
(5)トストン
トストンは、甘みのない料理用のバナナを揚げて作ったもので、お芋のような食感が特徴的です。お芋好きな方は沢山いますよね。お芋好きな方は試すしかないでしょう!メインの付け合わせの料理としてベネズエラでは人気な料理となっています。現地の方によると、一度油で揚げてから潰して、もう一度揚げて油を切って作ったもののようです。トストンは、コロンビアやエクアドルではパタコンとも呼ばれているようです。他の国でも親しまれている料理のようですね。
(6)ソパエサンコーチョ
ソパエサンコーチョは、沢山の肉や野菜をじっくりと煮込んだスープの事です。具材には牛肉や鶏肉、魚などバリエーションも様々で非常に満足感があります。ベネズエラでは具材のバリエーションが豊富ですが、パナマでは鶏と決まっているようです。味は異なりますが、日本で言うポトフのような料理ですね。彩りが豊かで見た目も良く、沢山野菜やお肉が摂れるので、栄養満点です。是非、ベネズエラを訪れたら食べてみてください!
ベネズエラのおすすめお土産
南米ならではの特産品が多いベネズエラでは、お土産選びも楽しみの一つです。伝統的な工芸品からおしゃれ雑貨まで、様々なお土産があります。ベネズエラ産の物は日本で手に入らない物も多く、お土産の価値も高いので喜ばれるものばかりです。ベネズエラ旅行にぴったりのお土産を紹介します。
(1)チョコレート
ベネズエラといえば、チョコレートが定番のお土産とされています。ベネズエラが誇る特産品の1つがカカオで、スーパーマーケットで気軽に買えるものから専門店の高級チョコまで、様々な種類のチョコレートが売られています。お土産としても大人気です。お土産用に、カカオの割合が異なるチョコレートの詰め合わせもあるので、味の違いを比較しながら楽しんでみてください!さらに、空港にある売店でも人気のチョコレートが販売されていますので、お土産を買いそびれたり、買う時間が十分に取れなかったという方も安心です。是非、お土産にチョコレートを選んでみてください!
(2)ラム酒
実は、ベネズエラは世界的にも有名なラム酒の産地なんです。日本でもよく見るラム酒の中には、ベネズエラ産のものが意外と多いんです。お酒好きな人にはもちろんのこと、お菓子作りなどにもラム酒は使用できるので喜ばれること間違いないお土産です。ベネズエラで特に有名なメーカーは、サンタ・テレサとパンペロ、カシケの3つです。日本で購入するよりも割安感があるので、いくつか購入して飲み比べてみるのも楽しそうですね。重さもあり、割れる可能性もあるので、持ち帰る際には気を付けて持ち運ぶようにしましょう。
(3)Wayuu族のカバン
Wayuu族のカバンは、ベネズエラで人気のお土産です。Wayuu族は、ベネズエラとコロンビアの国境地域に住む民族で、伝統的な手編みのバッグは色鮮やかで色彩が特徴的です。手編みですが、非常に丈夫で長持ちするので、デザイン性だけでなく、機能性の面でも安心です。1つ1つ手作りなので、細かいところまでデザインも異なります。そのため、どれにしようか非常に迷ってしまいそうです。南米らしいカラフルな色合いなので、持ってるだけで気分が上がってきそうです。ベネズエラのお土産として、最もベネズエラ感を感じさせてくれる物だと思います。是非、お土産に購入してみてください!
(4)独特なデザインの民芸品
ベネズエラの首都カラカスにあるショッピングセンター「エル・アティージョ」や「セントロ・ザンビル」ではベネズエラならではのお土産を買うことができます。お洒落なブティックや民芸品、高級ブランドなどが販売されており、お土産を購入するのに最適です。中でも、先住民族による独特なデザインが施されたお面や木彫りの置物、小物、雑貨などが大人気で多くの旅行者が購入しています。珍しいデザインのものに必ず出会えること間違いありません!さらに、お土産を購入するだけでなく、ショッピングセンターの中を散策しながらお土産を見て回るだけでも楽しめますよ。
(5)コーヒー
最後にご紹介するのはコーヒー!コーヒーはチョコレートと並んでベネズエラで代表的なお土産として人気です。コーヒーも街のスーパーやお土産屋さん、さらには空港などで気軽に手に入れる事ができます。また、専門店などでより質の良いものを手に入れることもできますので、コーヒー好きの方にはぴったりのお土産だと思います。さらに、コーヒー豆だけでなくコーヒーカップなども様々な種類やデザインで販売されていますので、そちらも見てみてください。是非、本場のコーヒーを現地でも楽しんできてください!
ベネズエラへ行こう!
いかがでしたか? ベネズエラには日本人の口にも合う美味しい料理がたくさんあります。ぜひ訪れた際は紹介したグルメを食べてみてください。またベネズエラを感じられる、実用的かつベネズエラらしいお土産を集めてみました。もしお土産選びに迷ってしまったら参考にしてみてくださいね。
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