学生生活最後の楽しみといえば、卒業旅行ではないでしょうか。異国情緒溢れる中央アジアは、日本では味わえない体験をすることができます。友達との最後の思い出作りにぴったりなのではないでしょうか。そこで、今回は卒業旅行で訪れたい中央アジアの都市についてご紹介します。
1,ヌルスルタン(Nur-Sultan)/カザフスタン
1997年にアルマトイから遷都されたばかりの新首都です。1998年の国際コンペティションで選ばれた日本の建築家、黒川紀章氏の都市計画案に基づいてデザインされました。まるで近代都市を見ているような街並みが魅力的です。
【ヌルスルタンのおすすめ観光スポット】
●バイテレク・タワー
バイテレク・タワーは首都アスタナのシンボル。”命の木”という意味を持ち、この地域に伝えられる伝説をもとに建てられた不思議なタワーです。展望台からは近未来都市のようなアスタナの街並みを一望できます。内部にはカフェやギャラリー、水族館が併設されており観光の合間の休憩にもぴったり!アスタナ観光では外せないスポットの一つです。
●平和のピラミッド
2003年、アスタナで開催された世界伝統宗教指導者会議で構想が発表され話題となりました。2006年にオープンし、現在はアスタナ人気の観光スポットです。平和のピラミッド1階には、世界伝統宗教指導者会議の様子やピラミッドの完成に至るまでの歴史を説明したパネルがずらり。ガイドさんの説明を受けながらパネルを見ていくと、カザフスタンの平和に対する強い思いが伝わってきます。多民族国家カザフスタンの歴史を学べる文化的な観光スポットです。さらに、コンサートホールなども併設されていて見どころ満載!小さなお子様も飽きずに楽しむことのできるイチオシ観光スポットです。
●ハズラット・スルタン・モスク
2012年にオープンしたばかりの新しいモスクです。中央アジアのモスクというと青いドーム型の屋根のイメージが強いですが、このハズラット・スルタン・モスクは、白を基調としています。部分的に施された金色の装飾が上品です。
2,オシュ(Osh)/キルギス
キルギス第2の都市です。オシュは、かつてシルクロードの時代には東西の国と人々の交易路であり、主要な貿易都市の役割をはたしていました。商人たちにとってこの地は、商売をするだけでなく食料を蓄え長期滞在をして旅の疲れを癒やオアシスだったと言われています。昔から主な貿易都市だったオシュ市はそのバザールやキャラバンサライでも有名です。
【オシュのおすすめ観光スポット】
●スライマン・トー
2009年に世界文化遺産登録された山です。預言者のスライマン(ソロモン)逗留したとされる伝説によりこの名前がつけられました。この山はイスラム伝搬以前から巡礼地となっており、現在は地元イスラム教徒の崇拝の対象となっています。都市近郊で発見された数多くの古代人工品を展示する小さな考古学的文化的博物館もあります。
3,タシケント(Toshkent)/ウズベキスタン
ウズベキスタン随一の都市タシケントは数多くの航空会社が乗り入れる国の玄関口です。タシケントには、シルクロード時代のイスラム教建築物の他、中央アジア色が強く漂う異国情緒たっぷりの場所やソ連時代に作られた建物、冷戦後の近代的な建造物など、様々な時代や文化を感じられるスポットがたくさんあります。
【タシケントのおすすめ観光スポット】
●ナヴォイ・オペラ劇場
第二次世界大戦後、シベリア抑留捕虜となった日本兵が建設した劇場です。劣悪な環境の中でも手を抜かず懸命に建設に従事し、タシケント大地震が発生した際も、ナヴォイ・オペラ劇場は倒壊することなく、市民の避難所としても利用されました。この背景によりウズベキスタンと日本は国を超え、友好関係が深まることにも繋がった重要な役割を果たした建築物として知られます。
●ティムール広場
タシケント新市街の中心地にある緑豊かな広場。地元の人が散歩や休憩に来る場所になっています。広場の中心には、ティムール朝の建国者でウズベキスタンの英雄ティムールの騎馬姿の像が立っています。近くには、ティムールの功績を紹介する博物館もあります。
4,ホジェンド(Khujand)/タジキスタン
ホジェンドはウズベキスタンとキルギスに国境に近いソグド州の州都であり、タジキスタン第二の都市。歴史は古く、幾多の支配者によって様々な国へ編入された歴史を持ちます。紀元前329年にアレキサンダー大王率いるマケドニア軍が侵攻し、アレクサンドリア・エスハテ(最果てのアレクサンドリア)と呼ばれ、シルクロードの重要な拠点となりました。8世紀にはイスラムの王朝、13世紀にはモンゴル軍に制圧され、19世紀にロシア帝国の支配下にあるトルキスタンの総督府の一部となりました。1991年までソビエト連邦の一部としてレニナバードとよばれますががソ連解体、タジキスタン共和国独立に伴いホジェンドに改称し現在に至ります。
【ホジェンドのおすすめ観光スポット】
●パンシャンペ・バザール
ここはホジェンドの野菜・乾物・肉・野菜・服飾・パン・スパイス・スイーツ・スナックなどありとあらゆるものが購入できるマーケットです。もともと「パンシャンペ」とは木曜日を指す意味で、週に一度木曜日のみ開かれる青空市場が語源ですが、現在毎日マーケットが開かれており、ホジェンド一の賑わいを見せています。
●シェイフ・ムスリヒディン・モスク
美しい青のドームが印象的なこのモスクはホジェンドで最もフォトジェニックなスポットです。旅行者だけでなく、ホジェンド市民にとっても憩いの場になっています。
●ソグド歴史博物館
歴史深いホジェンドの街を出土品や書物、写真などの資料を参考に紐解いていくためには非常に重要な施設です。入口にはモンゴル帝国に抵抗した英雄、ティムール・マリックの銅像が鎮座しています。中でも地下のアレクサンドリア大王の生涯をモザイク画で表現した地下のギャラリーは圧巻。博物館は入場料の他に撮影料が必要です。なおソグド歴史博物館の裏にはアレクサンドリア・エスハテ時代の城塞跡があります。
5, ブハラ(Bukhara)/ウズベキスタン
サンスクリット語で“僧院”を意味する名前を持ち、古くからイスラーム世界全体の文化的中心地として繁栄を誇った町、ブハラ。ウズベキスタンの都市のなかでもひときわシルクロードの面影を強く感じられる旧市街が特徴的で、土壁が続く迷路のような路地を歩けばまるで中世にタイムスリップしたかのような気持ちになります。町の起点である「ラビハウズ」という池を中心に、ミナレットやモスク、メドレセなどさまざまなイスラム建築が建ち並んでおり、多くのみどころを持つ町です。
【ブハラのおすすめ観光スポット】
●イスマイル・サマニ廟
ブハラ市街地から東に離れた場所にあります。9世紀終わりから10世紀半ばにかけて建設された古いお墓で、宝石箱にも例えられる可憐な建物です。エキゾチックな雰囲気を漂わせるデザインですが、イスラム教がブハラに伝わるより前に作られたというから驚きです。日干しレンガを組み立てた幾何学的模様は、古代ソグド人文化やゾロアスター教の特徴を色濃く受け継いでいます。レンガの凹凸だけで幾何学模様と陰影を表現しており、シンプルな構造ながら複雑なデザインを演出しています。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供した中央アジアのおすすめのプライベートツアーの一部をご紹介します。
卒業旅行は中央アジアに旅行へいこう!
いかかでしたか?今回は卒業旅行で訪れたい中央アジアの都市についてご紹介しました。ぜひこの記事を参考に友達との思い出作りに海外旅行の計画を立ててみてください。
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