ペルーの絶対に食べたい王道グルメ10選

日本の裏側に位置する南米ペルーといったら、何を思い浮かべますか?マチュピチュなど多くの観光地を抱えるペルーは、世界屈指のグルメ大国としても知られます。なかなか行く機会のないペルーで、アンデス産の新鮮野菜を使った絶品グルメを試してみてはどうですか?
今回は、ペルーに旅行した際にぜひ食べておきたいペルー王道グルメ10選をご紹介します。

 

最新の新型コロナウィルスによるペルーへの渡航制限状況

 

ペルーといったらこれ!代表料理『アヒ・デ・ガジーナ』

アヒ・デ・ガジーナ

ペルーの代表料理で、黄色い唐辛子を使ったカレーに似たような料理が『アヒ・デ・ガジーナ』です。「アヒ」とはペルーで言われる唐辛子を意味していて、「ガジーナ」とはひな鳥を指します。唐辛子といってもスパイシーすぎず、日本人でも食べやすい味付けになっていておすすめです。丁寧に煮こまれたクリームがチキンによく絡み、食が進むこと間違いなし。家庭によってはセロリを入れて出汁を取るところもあるようです。地元のご飯屋さんなら、300円前後という破格の値段でお腹を満たせます!

 

ペルーのお酒のお供には『セビーチェ』

セビーチェ

唐辛子が効いたスパイシーなマリネです。魚介がたっぷり使われたこの料理は、スペインの新聞社が「世界で最も有名な郷土料理」として選んだペルーの代表料理でもあります!軽く茹でた魚介にタマネギやトマトなどの野菜を和えたものと、ライムや香辛料の味つけはベストマッチ!ペルーの海岸地方で馴染みのあるこの料理は、市場では約150円、ローカルのご飯屋さんでは約370円、レストランでは約900円と、幅広い価格で提供されています。現地のお酒と共にぜひ味わってみたい料理です。

 

日本人の口に合う?醤油で味付けされた『ロモ・サルタード』

ロモ・サルタード

牛肉、タマネギ、トマト、ポテトフライを使った炒め料理。味つけには、日本人にはおなじみの醤油やバルサミコ酢などが使われているので、日本人向けかもしれません。ペルーの現地レストランでは、お肉の種類を選べるところもあるので、お値段は少し張りますが、ロモフィノという柔らかいヒレ肉を注文してみるのも贅沢ですね!現地の市場では約130円という衝撃の価格で食べられます。

 

茹でたジャガイモがシンプルで美味しい、ペルーの家庭料理『カウサ・レジェーナ』

カウサ・レジェーナ

ペルーの家庭料理として人気なのが、味つけされたマッシュポテトにツナやチキンなどの具材を挟んだ料理。ひとくちサイズのケーキのような可愛らしい見た目とは裏腹に、唐辛子の辛さがピリッと効いて美味しい一品。アクセントのある後味から、大人のポテトサラダとも言われます。ペルー版マッシュポテトとして食卓に並ぶ機会も多く、地元の人々に親しまれている料理です。

 

食べ歩きに最適!串焼き『アンティクーチョ』

アンティクーチョ

日本の焼き鳥のように牛ハツを串に刺して、特製ダレをかけて炭火で焼いた料理。16世紀、ペルーに牛肉を持ち込んだスペイン人たちは内臓部分を破棄していました。しかし、どうにかして内臓部分を美味しくして食べられないかと生まれたのが、アンティクーチョです。クスコの路上では1本160円ほどで手に入るので、ペルーの美味しい屋台グルメをこの機会にお試しあれ。基本的にはどのお店でも注文することはできますが、レストランによって焼き加減や味付けに特徴があります。中でも、リマのミラフローレス区にある「Grimanesa Vargas Anticushos(グリマネサ・バルガス・アンティクーチョス)」という専門店のアンティクーチョは定評があります。お店を営むのは、「グリマおばさん」で親しまれるグリマネサさん。彼女のフォロワーは多く、期待に応えるためにお店を開いたとのこと。人気が高く、お店は常に混雑気味。

 

アレキパの郷土料理『ロコト・レジェーノ』

ロコトレジェーノ

トマトのような丸くて大きな唐辛子にひき肉やニンニクを詰め、卵とミルクのソースをかけて焼き上げたペルー南部にあるアレキパというペルーの郷土料理。ロコトという唐辛子は、場所や熟成度によって辛さが変わります。どれくらい辛いかというのを測る「スコヴィル値」に当てはめると、控えめなものは5程度、辛いものは30万という数値までいくそうです。タバスコが1800程度、鷹の爪が4万だというのでその辛さは相当なもの!しかし、ものによって辛さは控えめで食べやすいでしょう。

 

栄養満点!エビの出汁が広がる『チュぺ・デ・カマローネス』

チュぺ・デ・カマローネス

川エビのミルクスープ仕立て。「チュペ」は具だくさんで栄養価の高い料理です、「カマローネス」はエビの複数形。名前の通り、魚介の出汁が贅沢に使われ、思わず頰が緩んでしまうほどの美味しさ。ペルーのスープ類は具だくさんのものが多く、この料理はミルクスープのコクと隠し味の辛さがよく合っています。パスタではなくお米とケソ・フレスコというチーズを使っているので、スープを吸って膨らんだお米が非常にボリューミーなので、誰かとシェアするのもオススメです!

 

濃厚なチーズに唐辛子がアクセントの『パパ・ア・ラ・ワンカイーナ』

パパ・ア・ラ・ワンカイーナ

ペルーの伝統的なジャガイモ料理。茹でたジャガイモに白っぽいソースをたっぷりとかけ、その上にゆで卵やオリーブをのせたもの。白いソースにはチーズやアヒ・アマリージョという黄色い唐辛子がふんだんに使われ、クリーミーでまろやかな味わいがジャガイモの旨みを引き出します。アヒ・アマリージョ特有の香りがクセになる、ペルーの庶民料理です。

 

アンデスのソウルフード!モルモットの丸焼き『クイ・チャクタード』

クイ・チャクタード

クイという南米に生息する、モルモットのようなネズミを丸焼きにした料理。獣臭さを消すため中にハーブなどを詰めているものもありますが、やはり日本人は食べるのをためらってしまうかもしれません。最初はゲテモノのような見た目に衝撃を受けますが、一度口にしてしまえば鶏肉のようなジューシーなお肉の美味しさに舌鼓を打つでしょう。日本では目にしない珍しい料理の一つなので、挑戦してみるのも一つです。

 

紫色の国民的ジュース『チチャ・モラーダ』

チチャ・モラーダ

最後に、グルメによく合うペルーの名物ドリンクをご紹介します。チチャモラーダとは、濃い紫色のトウモロコシを使ったペルーを代表するジュース。紫色のトウモロコシには、アンチエイジングに効く「アントシアニン」が豊富に含まれ、濃厚な甘さが特徴でありながら、健康にも気を使った飲み物です。トウモロコシを煮出し、砂糖とレモン汁で味を整え、さっぱりした口当たりなので暑い夏にもぴったりです。
アンデスのトウモロコシを使った飲み物といえば、『チチャ』というトウモロコシのどぶろくも有名です。チチャ専門店では、チチャが巨大なグラスに入って出てきます。アルコール度数は高くなく、強めの酸味が特徴です。

 

ペルー料理を楽しもう!

いかがでしょうか?日本では見かけることのない珍しい食材や、カラフルな見た目が目を引きますよね。ペルーの料理と言われてすぐに思いつくものはなかなかなかったかもしれませんが、日本人にもおすすめできるグルメがたくさんあります。
旅の楽しみの醍醐味といえばグルメという方もいらっしゃると思いますので、ペルー旅行の参考にしてもらえたら嬉しいです。
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