東アフリカに位置するケニアは、豊かな自然が魅力の国です。特にケニアの首都ナイロビの名がマサイ族の言葉の「冷たい水」に由来するといわれるほど、水がきれいで豊富な場所です。旅を意味する「サファリ」という言葉はこの国で生まれ、意外にもケニアは魅力的な旅先なんです。コーヒーや登山でも有名なキリマンジャロは、ケニアにあります。また、たくさんの野生動物に出会えるアンボセリ国立公園、サイやフラミンゴの生息するナクル湖など動物と触れ合えるスポットが多く、野生動物を間近で見ることができるサファリ体験は、ケニアへの旅行者に大変人気なアクティビティです。
今回は、旅人を惹きつけてやまない自然の国ケニアについて治安やビザなどの情報をシェアします!
日本からケニアへの行き方
日本からケニアへ空路で行く場合、直行便は運行していません。日本からアブダビまたはドバイまで行き、飛行機を乗り換えてケニアまで行きましょう。
日本から乗換地点までは約13時間、乗換地点からケニアまでは約5時間かかります。合計18時間と非常に長い移動になりますが、余裕を持ったスケジュールを組めば、乗換時間を有意義に使ってリフレッシュできるでしょう。
ケニアから日本へ帰る方法は行きと変わりませんが、帰りの方が移動時間が少なく済みます。ケニアから乗換地点まで約5時間、そこから日本までは約10時間と、合計15時間で帰国することができるのは嬉しいですね。
飛行機を予約する際は、乗り換えで焦ることのないように、時間に余裕を持ったスケジュールングを心掛けましょう。
ケニアのベストシーズンはいつ?
ケニアはアフリカ大陸東部、赤道の直下にあります。ケニア国内を赤道が横断しているということで非常に暑そうですが、首都のナイロビは標高が高いため、一年を通して過ごしやすい気候です。乾燥して暑いイメージのあるアフリカ諸国の中でも、ケニアは過ごしやすい場所のひとつだと言われています。
一年を通して過ごしやすい気候だと言われても、やはり旅行では、その国の魅力が最も光り、かつ快適な時期に行きたいですよね。ケニア旅行のベストシーズンを決めるなら、4〜10月の乾季だと言われています。3〜5月の大雨季と10〜12月の小雨季も、足場が悪くなる心配はありながら、雨季ならではの良さがあります。雨季の時期でも、雨は1日中降り続くわけではなく、スコールが来ます。スコールの後には綺麗なな虹がでることも。
タンザニアから川を渡ってやってくるヌーの群れを見るには7月。そこから9月ぐらいまで、ヌーの群れはケニアに留まるそうです。また、動物の親子を見たい場合は2月がピークとのこと。
ケニアに旅行をする際は、ご自身のスケジュールとの兼ね合いも見ながら、ケニアを存分に楽しめるような時期を選んでくださいね。
ケニアの気になる治安は?
ケニアの治安は、はっきり言って悪いです。海外安全ホームページを参照するとケニアの現在の治安を知ることができますが、ケニアは全域が治安の悪さを示す色がついています。
ケニアは全体的に治安が悪いと前述しましたが、現地で多い出来事と被害に遭わないための注意点を簡単にご紹介します。
(1)スリやひったくり
ケニアでは、混み合ったバスでのスリやひったくりなどが横行しています。日本人がスリやひったくりに遭わないためには、まずバスには乗らないことです。電話は歩きながら話さず、常に周囲に注意を払うことです。バッグの口は必ず閉めて、カバンを持つ時はしっかりと抱えるようにして下さい。
(2)置き引き
ケニアでは置き引きの被害も多発しています。具体的には、レストランで食事をしていたら、気付いたら荷物がなかったとか、無意識に足元に置いた荷物を持って行かれてしまったなどがあります。ケニアで置き引きの被害に遭わないための注意点は、レストランなどで食事をする時は荷物から絶えず目を離さないようにするか、荷物を手から離さないようにして下さい。上着をイスにかける際は、その上着に貴重品などを入れておかないようにして下さい。置き引き犯は、盗むタイミングを常に狙っていることを肝に命じて、油断しないようにしましょう。
(3)路上強盗
ケニアでは路上強盗が頻繁に起こっているスポットがあります。夜道で突然囲まれてしまい、荷物を奪われてしまったとか、銀行などでお金をおろしたところを目撃されてしまい、跡をつけられて、お金を奪われてしまったなどがあります。被害に遭わないための注意点は、夜間は絶対に外に出ないことが鉄則です。銀行でお金をおろした場合は、周りに常に注意を払っておくのと、複数で動くということも大事です。人が少ないスポットには足を踏み入れないようにして、常に周りに目を配っておきましょう。
(4)万が一被害に遭ったらどうする?
パスポートを盗まれてしまった場合は、近くの警察署に行って被害届を発行してもらったあと、日本大使館で再発行の手続きをしましょう。また、クレジットカードを盗まれてしまった場合は、すぐにカード会社に連絡してカードの無効化をしてもらいましょう。
暴行などの被害に遭ってしまったら、まずは病院で治療をして、近くの警察署で被害届を発行してもらいましょう。それで保険会社に保険金を請求することができます。ケニアでは私たち日本人は外国人ですから、旅行前に緊急事態が起こった場合に備えて、しっかりと情報収集をしておくことを忘れずに。
(5)ケニアでも治安対策はしている!
ケニアがいかに治安が悪いかという紹介で、ケニアへの旅行を不安に思ったあなた。ケニア政府は、首都ナイロビを中心に、犯罪撲滅のための治安対策を行っており、実際に減少した犯罪もあります。
旅行に行く際には、出国する前の十分な情報収集に加え、夜道を歩かないや荷物から目を離さないなど、基本的でありながら大事な心がけを忘れずに。
身を守るためにしっかりと気を引き締めつつ、ケニア旅行を楽しみましょう!
ケニアの物価は安い?
ケニアの通貨単位はシリング(ksh)です。1ksh=1.02円なので、日本円に直すときの計算が非常に楽です。
結論から言うと、ケニアの物価は日本よりずっと安いです。スーパーに並ぶ商品を例に見てみると、ミネラルウォーター1.5リットルが65ksh、マンゴーはなんと40kshという安さです!現地のレストランでは、チキンカレー(ライスなど主食付き)が320ksh、ピラウ(ケニア流ピラフのようなもの)が120ksh、。ケニアの庶民食として親しまれるガテリ(豆を茹でたもの)が100kshで食べられます。ワンコインでお腹いっぱいになるほどの安さで、旅の楽しみであるグルメをたくさん楽しめるのは嬉しいですね!他の食品が安すぎるので、ピザ(レギュラーサイズ)が400ksh、ケンタッキーのチキン2ピースとポテトのセットが400kshもするファストフードは、ケニアの人々にとって少し贅沢品のようです。
現地通貨の両替は、銀行や町の両替所、ホテルなどでできます。米ドルは最も流通していて便利です。ユーロ、ポンドも両替できますが、日本円を受け付けてくれるところは少なく、レートも悪いようです。
ケニア旅行にビザは必要?
ケニアを含め、アフリカ諸国を訪れる際にはビザの取得が必要です。以前はケニア大使館まで足を運ぶ必要がありましたが、現在はwebで申請・取得まで確認できます。このオンラインビザ申請、一見便利に見えますが、実は少し分かりづらいところがあります。
インターネット環境さえ整えば個人でも申請が可能ですが、人によっては申請完了まで30分以上もかかってしまうことも。個人で申請に不安があるなら、旅行代理店に代理申請を頼むのも手ですので、柔軟に対応していきましょう。
注意点としては、一次入国ビザと通過ビザのみオンラインで申請可能とのことです。それ以外のビザ申請は、駐日ケニア共和国大使館で申請が必要になります。ビザに関してはケニア共和国大使館のホームページに記載されています。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供したケニアのおすすめのプライベートプランをご紹介します。
ケニアに行こう!
日本にはない大自然が魅力のケニア。今回の記事では、治安やビザの申請で不安要素が残る方もいらっしゃったかと思いますが、旅行前にきちんと準備していけば大丈夫です!ケニアには、人の手が加えられていない美しい森や滝、そして何と言っても大人気のサファリ体験は、野生動物の聖域に踏み込むような気持ちになるでしょう。また、アフリカには意外な美しいビーチや珊瑚礁もケニアでは楽しめます。山から海まであるケニアで、大自然に囲まれながら羽を伸ばしませんか?
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