アフリカ大陸から1300㎞ほど離れたインド洋に浮かぶセーシェル共和国。
115の島々から構成される熱帯の島嶼国で、その美しさから“インド洋の真珠”とも称されています。世界第二位の規模を誇る「アルダブラ環礁」や世界遺産「ヴァレ・ド・メ自然保護区」などとても豊かな自然に囲まれながら、ゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめの国です。今回はそんなセーシェルへの旅を思う存分楽しんでいただくため、セーシェルに訪れる前に知っておきたい基本情報をまとめてご紹介致します。少しでも皆さまのお役に立てたら幸いです。
1.セーシェルってどんな国?
まずはじめに、最も基本的なセーシェルという国に関する情報を紹介します。
【国名】セーシェル共和国(Republic of Seychelles)
【首都】ビクトリア(マヘ島)
【人口】約96,762人(2018年)
【面積】460㎢(日本の種子島くらい、115の島々から成る)
【通貨】セーシェル・ルピー(ただし旅行中は通常米ドルを使用)
【民族構成】クレオール(ヨーロッパ人とアフリカ人の混血)が多数
【宗教】キリスト教(90%)
【時差】日本より5時間遅れ、サマータイムの採用なし
【言語】英語、フランス語、クレオール語
【出入国手続き】1ヵ月までの滞在であれば空港で滞在許可がもらえる。ただし日本帰国日まで有効なパスポート、帰路の航空券、滞在に必要なお金、宿泊を証明できるものが必要。1ヵ月以上の滞在の場合は入国管理局に申請する。
2.セーシェルの気候と服装について
次にセーシェルの気候と、快適に過ごせる服装、ベストシーズンについて紹介します。
【気候】
セーシェルは赤道より少し南に位置することから、熱帯性気候となっています。気候の特色としては一年を通して気温が高く、最高気温が28~31℃、最低気温が24~25℃です。季節は雨季と乾季に分かれており、11~4月上旬が北西風の影響を受けて湿度や気温が上がりやすい雨季、4月下旬~10月が南東の貿易風が吹く穏やかな乾季となっています。雨季にはしばしば激しいスコールに見舞われますが、一日中雨が降り続くようなことはありません。
【服装】
高温多湿のセーシェルを快適に観光するなら、風通しの良い半袖Tシャツにショートパンツといった服装がおすすめ。ただし高級リゾートなどではドレスコードがある場合もあるので気を付けましょう。またホテルなどの冷房対策としてカーディガンなど羽織ものを持っていくと便利です。
【ベストシーズン】
セーシェル観光のベストシーズンは乾季。ダイビングやシュノーケリングを楽しむなら海の透明度が高い5~9月、ジンベイザメを狙うなら9~11月がおすすめです。
3.セーシェルの習慣・生活について
セーシェルは日本と遠く離れたところに位置する国というだけあって、その生活・文化に関しても様々な違いがあります。いざ現地に降り立ってから、その違いに戸惑うことがないように事前の情報収集が大切です。以下ではセーシェルでの一般的な生活について、知っておきたい知識をまとめました。
①チップ
セーシェルではほとんどの支払いにサービス料が含まれているので、基本的にはチップは不要。しかし特別なサービス、気持ちの良いサービスを受けた場合には渡した方がスマートです。
②水・食べ物
飲用には水道水ではなく、市販のミネラルウォーターを利用しましょう。
また青果類を口にする場合は、事前によく洗うようにしてください。
③電圧とプラグ
セーシェルの電圧は200~240V、周波数は50Hz。プラグはおもにBFタイプが使用されています。100-240V対応ではない電化製品を持ち込んで利用する場合は変圧器が必要です。
④年齢制限
セーシェルでは18歳以下のたばこ、アルコール類の購入が禁止されています。レンタカーは会社によって年齢制限が異なるので注意しましょう。
⑤両替
日本からなるべく小額の米ドル紙幣を持っていくとよいでしょう。
⑥防蚊対策
セーシェルではデング熱、チクングニア熱、フィラリアなどの感染症が確認されています、現在は比較的落ちついていますが、十分な防蚊対策を行ってください。
⑦宗教
セーシェル国民のおよそ90%がキリスト教を信仰していますが、国内には教会のほかにもモスク、ヒンドゥー教寺院も存在するなど、互いの宗教観を尊重し合って平和的に共存しています。その和を乱すような発言は絶対にしないようにしてください。
4.セーシェルの治安について
海外に出向くとなると、その国の治安は誰もが気になるところ。
セーシェルは観光業が主産業ということもあり、治安が良好なリゾートとして知られています。しかし油断は禁物。以下ではセーシェルで観光客が気を付けるべき点についてまとめてお伝えします。
①無防備になりすぎない
上述したようにセーシェルは比較的治安が良好といわれる国。リゾートということもあり、ゆったりとした時間の流れに身を置く中で、ついつい通常の危機管理をおろそかにしてしまいがちです。貴重品から目を離さない、派手すぎる服装は避けるなど基本的な防犯対策はきちんと行いましょう。
②夜の一人歩きに注意
セーシェルは街灯が少なく、夜になるとかなり暗くなるため、夜の一人歩きには注意が必要です。近年は麻薬に関する犯罪も増加しており、夜には野良犬も多いので不要不急の夜間外出は控えましょう。
セーシェルに行こう!
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