台湾への現地視察で注意したいポイントまとめ

台湾はアジアの中でも特に日本に親和性を持つ人が多い親日国です。また日本に関心が高く、日本語に堪能な人材も多いのも特徴です。その上、台湾人の多くは勤勉で物事に取り組みます。親日感情と勤勉な国民性は、台湾進出をお考えの方には大きなメリットといえるでしょう。実際に現地を視察することは大切ですよね。またスムーズな視察をするには事前の準備が必要です。今回は台湾へ視察にいく際の、押さえておきたいポイントをまとめました。

 



台湾ってどんな国?

台湾の国旗

まずはじめに、最も基本的な台湾に関する情報を紹介します。

【国名】中華民国(Republic of China、台湾、Taiwan)
【首都】台北(Taipei)
【人口】2357万6750人(2018年7月)
【面積】約3万6000㎢(日本の九州ほど)
【通貨】台湾元
【時差】日本との時差はマイナス1時間。サマータイムの適用はなし。
【言語】中国語。英語の通用度は日本と同じくらいで、観光地ではむしろ日本語の方が通じる。
【民族構成】漢民族系(約98%)、原住民と呼ばれる民族(約2%)
【宗教】仏教、道教、キリスト教など

 



台湾の産業

台湾 産業

台湾は親日的で日本との貿易も盛んです。台湾の輸入相手国として日本は2位、輸出相手国としては4位と極めて密接な貿易関係にあります。
2019年の対日輸入は440億344万ドル。最大品目の電子電気機器に加え光学部品、半導体、化学工業品、卑金属が主要な貿易品です。これ以外にも食品、サービスなど日系企業の台湾進出は多岐に渡っています。
台湾はスマートフォン利用やインターネットアクセスに関して、世界で最も精通したユーザーがいることに加え、オンライン取引のほぼ半分がモバイルで行われています。それもわずか2年後には61%に達すると予想されています。台湾はキーテクノロジーをいち早く採用する傾向にあり、破壊的イノベーションを生み出す勢いの新しいスタートアップ企業やアイデアが盛んに生まれています。
さらに、世界最速のブロードバンド速度85.02Mbpsを誇り、知的財産の数でも世界トップ20に入るなど、現地のスタートアップ企業は成長のためのリソースを豊富に持っているのが特徴です。
現在台湾では、「アジア・シリコンバレー計画」が動き始めています。シリコンバレーのように、持続的にイノベーションが生まれるエコシステムを作り、IoT分野で様々なイノベーションを起こしていこうというプロジェクトです。

 



台湾のビザについて

台湾のパスワード

日本国籍保有者で、観光・商用・親戚訪問などで滞在する場合、90日までビザは不要です。ただし、入国後の滞在期限の延長はできないので注意。台湾到着時のパスポートの残存有効期間は3ヵ月以上必要です。
90日を超えて滞在する場合や、観光・商用・親戚訪問が目的でない場合は、各種目的に応じたビザの申請が必要です。ノービザやランディングビザ、目的とは異なるビザで入国した場合は、現地ではビザの申請や切り替えが出来ません。一旦台湾を出国し、在外公館にて適切なビザを申請することになってしまうので、気を付けましょう。停留ビザには「シングルビザ(1度出国すると失効)」、「マルチビザ(何回でも出入国可)」の2種類があります。緊急で一時帰国する場合があるかもしれませんので、「マルチビザ」の方がお勧めです。しかし、初めてビザを取得する場合、シングルビザしか申請できない場合がありますので、確認するようにしましょう。

 



台湾での移動手段

台湾の鉄道

視察の際に移動の時間の短縮は重要なのではないでしょうか。ここでは台湾を移動する際の主な交通機関を紹介します。

【地下鉄メトロ(MRT)】
高架式と地下式があり、6路線が開通しています。沿線には台北の繁華街や名所も多く安心して利用できて便利です。6時〜24時まで5〜10分間隔で運行。またMRT内は飲食が禁止されています。ガムや飴を食べたり水を飲んだだけでも、見つかった場合罰金が発生するので注意しましょう。

【タクシー】
車体はほとんど黄色で、タクシー乗り場か流しを拾って乗車します。料金は大都市はメーター制、地方都市は乗る前に値段交渉をしましょう。

【新幹線】
日本の新幹線技術を採用した新幹線が開通しています。車両は700系をベースに改良された流線型で、台北〜高雄間は1時間40分ほど。

【バス】
200を越える路線があり、市民の重要な足となっています。台北で生活する人でさえも利用路線以外わからないから乗らないというほど複雑なので、利用する際は『公車路線導遊』などガイドブックを活用しましょう。

 



台湾のマナー

ビジネス

国が違えば、生活・文化に関して様々な違いがあります。現地で恥をかいたり、誤解を招いたりしないようにマナーを理解することは大切です。ここでは台湾と日本のマナーの違いをいくつかまとめました。

【挨拶】
台湾は友好的な人が多いです。台湾では両手を使って握手をするのが一般的。品物や名刺などを渡すときにはしっかり両手で差し出すようにしましょう。また台湾は親日国ということもあり、日本語を理解している方がとても多いです。言葉遣いには注意するようにしましょう。

【昼寝】
台湾では学生はもちろんのこと、社会人にも昼寝の時間が設けられています。2012年の調査では、全く昼寝をしない人はたったの8.5%と、日常生活に昼寝が当たり前のものとして組み込まれています。学校では昼寝の時間があらかじめ確保されており、職員室の鍵を締め、消灯して一斉に昼寝をします。社会人も同様に、消灯して昼寝をするといいます。

【喫煙】
台湾は禁煙先進国。レストラン内は完全禁煙で喫煙席はありません。同様にホテル内(客室を含む)、電車などの公共交通機関、駅、空港、公共施設、オフィスなども全て禁煙です。違反者には罰金が科せられます。喫煙室や灰皿が置いてあるスペースで必ず喫煙するようにしましょう。

【食事】
食事の場において、日本と大きく違う点としてまず挙げられるのは、レストランが円卓であるということです。おかずがのった大皿がたくさん置かれますが、大皿はなるべく動かさないほうがよいとされています。円卓を回し、自分の近くまで寄せてからおかずを取りましょう。また音を立ててスープや麺をすするのは、台湾に限らず多くの国でNGとされているので気を付けましょう。

【乾杯】
中国では「乾杯(干杯)=イッキ飲み」という風習が根強く、特に結婚式や宴会、仕事の会食などお酒をともなう席ではイッキ飲みが主流です。相手から「干杯(ガンペイ)!」と言われたら全て飲み干し、空になったグラスを相手に見せましょう。お酒の弱い人は無理せず、途中からお茶などに切り替えても大丈夫です。

【商習慣】
台湾人はビジネスの可否判断が非常に早く、即断即決がメインです。た、白黒ハッキリ進めていくので、良いことも悪いこともズバズバ伝えてきます。日本風のオブラートに包んだような表現はあまり好まれません。また、ビジネスにおいて「誰々の知り合い」というようなコネが重要視されています。そのため人脈を作りネットワークを広げることがビジネスを広げることに繋がります。

 



Ooohおすすめのプライベートツアー

Ooohがこれまでに提供した台湾のおすすめのプライベートツアーの一部をご紹介します。

 

台湾全島を巡る旅

<専用車>1日で巡る九份+十分+台北市內観光/8Hチャータープラン(下車案内あり)

麗しの島 台湾一周(環島)の4日間の旅

花蓮チャーター車+東海岸列車の旅 山月村宿泊2日間

 

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