【ヨルダン】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ

古代の文明を感じられる国「ヨルダン」。中東に位置する国、ヨルダン。昨今の隣国の情勢を見ると、ヨルダンの治安も気になる方は多いのではないでしょうか。今回はヨルダンに滞在するにあたって気を付けて置くべき地域と犯罪の内容についてご紹介しています。ぜひこの記事を読んで安全に対する知識を付けてから、ヨルダン旅行へ臨んで欲しいと思います！

ヨルダンで注意したい地域

2024年7月3日現在、外務省から以下のような危険情報が出ています。

レベル1(十分注意)：国内全域

レベル2(不要不急の渡航中止)：シリア・イラク国境地帯

隣国のシリアは国内全域がレベル4(退避勧告)、イラクは国内全域がレベル2~4と非常に危険な地域となっています。国境付近には近づかないようにしましょう。

また国内全域にも十分注意の勧告が出ていますので、どの地域を観光するかにかかわらず、安全への注意は怠らないようにしてください。

以下、緊急時の連絡先を掲載しています。ぜひこの番号を覚えてからヨルダンへ渡航することをおすすめします。

警察・救急・消防：911（英語も可）

在ヨルダン日本国大使館：06-593-2005（国際電話：+962-6-5932005)

ヨルダンで注意したい犯罪など

窃盗

外務省によると、特にアンマン市内のスウェイフィーヤ地区、シュメイサーニ地区、アブドゥーン地区、ウンム・ウゼイナ地区などのビジネス街や高級住宅街で窃盗の被害が報告されています。

特に観光客が注意したいのがスリとひったくりです。貴重品は必ずファスナー付きのカバンに入れて肌身離さず持ち歩くようにし、街を歩く際カバンは車道側に持たないように心がけましょう。

性犯罪

性犯罪や性的嫌がらせは観光客に対して行われることもあり、国内全体で年間5,000~6,000件ほど被害が発生しているといわれています。少しでも身の危険を感じた際には911に電話をしてください。また、露出の多い服装を控えたり夜間は必ず複数人で行動したりするなど、自衛を行うことも大切です。

銃器犯罪

ヨルダンでは銃器の無許可保持も多く、2022年には銃器による発砲事件が1,998件発生しています。

強盗などの犯罪に巻き込まれた際、相手が銃器を持っている可能性もあります。必ず冷静な対処をするようにしてください。

テロ

現在まで、テロによる日本人の被害は確認されていません。しかし、これまでには外国人観光客が負傷するテロ事件も発生しているため、現地を訪れるにあたっては十分な警戒が必要です。

ぼったくり

メータータクシーを利用すると法外な料金を請求される恐れがあります。またぼったくり以外にもタクシー内でセクハラが行われたという報告もされています。タクシーを利用する際にはUberをはじめとした配車サービスを利用することをおすすめします。

（おまけ）ヨルダンのおすすめ観光スポット

ペトラ遺跡

 ペトラ遺跡は、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『インディ・ジョーンズ／最後の聖戦』のロケ地となったことでも有名な世界文化遺産です。

ペトラ遺跡の「ペトラ」はギリシャ語で「岩壁」を意味しており、この都市は岩石を削って作られました。20世紀から調査は進んでいるものの、未だに遺跡の数％ほどしか完了しておらず、まだまだ発掘されていない箇所がほとんどだといわれています。入場料は1日券で50JOD(ヨルダンディナール)(7月3日現在、日本円に換算すると11,387円)とお高めの設定で、「世界一入場料の高い遺跡」なんていわれることもあるそうです。

ワディ・ラム保護地域

ワディ・ラム保護地域は美しい谷や岩々がみられる他に、25,000にも及ぶ岩面彫刻や20,000を超える碑文、古代文字や王国時代の遺構なども発掘された、自然的にも文化的にも価値のある場として、世界遺産の中でも数少ない複合遺産に登録されています。

砂漠の中に現れる独特の岩々が織りなす絶景は映画のロケ地としても利用され、ワディ・ラム保護地域は『アラビアのロレンス』、『オデッセイ』、『スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け』などの撮影地としても知られています。こちらの入場料は無料です。

死海

誰もが一度は聞いたことがある「死海」。ヨルダンもその沿岸に位置しています。

死海は海よりもずっと塩分濃度が高いため、誰でも簡単に浮くことができます。また泥パックも有名で、多くの観光客が訪れる一大スポットになっています。

首都アンマンから直行のバスも出ているため、ぜひ気軽に足を運んでみてください！

アンマン城跡

ヨルダンの首都、アンマンの丘の上に位置するアンマン城跡からは、アンマン市内を見渡すことができるスポットとして非常に人気です。内部にある考古学博物館では古代動物の骨や石器などを見ることができます。また支配されてきた国の文化も色濃く残されており、一つの城跡内でありながらギリシア建築、イスラム建築、ローマ建築の3様式の建築を見ることができる稀有な場所です。

ローマ円形劇場

アンマン城塞からほど近い場所にあるこの遺跡は2世紀ごろに建築されたといわれており、その美しい階段は訪れる観光客を魅了しています。現在でも演奏会や演劇など、様々なイベントに利用されています。

アカバ湾

12世紀、十字軍はアラブ世界全体の外交拠点となっていたアカバにアカバ城を築いたものの、後にイスラム国家の権力者によって取り壊されてしまいました。しかし16世紀になると、当時のマムルーク朝の影響を受けながら再建され、それが今でも保存・公開されており、観光客も訪れるスポットになっています。

一方で今回ご紹介したいのがアカバ湾です。アカバ湾はダイビングのスポットとして有名で、1年中暖かい水温と透明度が高く、様々な海洋生物を見ることもできることから世界中のダイバーから愛される場所になっています。アカバ湾で美しいサンゴ礁を楽しんでみるのはいかがでしょうか？

ヨルダンで素敵な思い出を作ろう！

いかがでしたでしょうか？

今回は「【ヨルダン】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ」をご紹介いたしました。

ヨルダンには楽しい観光スポットも沢山ありますが、観光客を狙った犯罪も多いのが事実です。十分に気を付けながらヨルダンでの滞在を満喫してくださいね！

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