中東に位置し、その多様な自然と歴史的遺産で訪れる人々を魅了させるヨルダン。歴史と現代が融合するこの国は、探求心旺盛な旅行者にピッタリな目的地になること間違いありません!今回は、そんなヨルダンでの海外旅行にオススメの観光スポットとアクティビティを紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください!
ヨルダンのおすすめ観光スポット
ペトラ遺跡
中東三大遺跡と呼ばれ、その壮大さと美しさから世界遺産にも登録されているペトラ遺跡は、ギリシャ語で『崖』を意味します。ペトラはかつて、商業や交通の要地として栄え、古代東方文化とヘレニズム文化との融合が見られる建造物や彫刻が多くあり、岩山をくり抜いて作られた建築物は訪れる多くの人々を魅了します。
・シーク(峡谷)
まずペトラに入ると出てくるのがシークと呼ばれる場所です。シークとは、ペトラ中心部に繋がる全長1km以上ある峡谷で、自然につくられたとは信じられないほどの高さがあります。岩肌は日の当たる角度によって色が変わり、行きと帰りでは全く異なった雰囲気を見せてくれます。壁には祈祷用の碑や彫刻、霊石などが見られ、「シークには訪れる人を魂の内部に導く」という宗教的な意味もあったと考えられています。
・エル・ハズネ(宝物殿)
シークを進むと出てくるのが、アラビア語で「宝物殿」を意味し、ペトラで最も有名な建造物であるエル・ハズネです。映画「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」の撮影が行われた場所としても有名です。この建物には、コリント様式やヘレニズム文化の影響など様々な建築様式が使われていて、当時、この地域はギリシャ、エジプト、アッシリアなど、様々な地域の文化の影響を受けていたことが分かります。また、紀元前につくられた歴史的な建造物であるものの、未だに当時の使用用途が判明しておらず、謎が多く残っています。
20:00〜10:30の間には「 ペトラ・バイ・ナイト 」というツアーがあります。
暗闇の中、数千のキャンドルによって灯された幻想的なエル・ハズネを見ることができ、現地人ベドウィンによるショーも行われます。現地ならではの幻想的な雰囲気を是非体験しましょう!
・エド・ディル(修道院)
ペトラ遺跡の最終地点かつ最大の建造物であるエド・ディルは彫刻はなくシンプルな見た目ですがその大きさは威厳を感じられるほど立派です。標高1000mの山頂にあり、ここへたどり着くには900段以上の階段を登りきる必要があるので、覚悟して向かいましょう。
~ペトラ遺跡への行き方~
・ジェットバス
ヨルダンの首都アンマンや南の港町アカバから、 ペトラ遺跡の目の前にあるバス停まで片道3時間前後で行くことができます。オンラインまたはチケット窓口でチケットを買うことができます。
・ローカルバス
こちらは South Station(南駅)から出発し、ペトラまではいかず近くの村 「ワディ・ムーサ」に到着 します。ジェットバスよりも安く乗ることができますが、バスに人数が集まらないと出発しない、途中で休憩が多いなど時間が読めないことが多いため、時間に余裕がある方におすすめです。
ワディ・ラム保護区
ヨルダン南部、サウジアラビア国境付近に位置する74,000haの保護地域、ワディ・ラム保護区は、その壮大な自然と文化遺産で知られています。自然の力と時間の経過によって生まれた砂漠に見られる多様な景観は訪れる人々を圧倒します。また、壁画や碑文をはじめとする考古学的遺産群としても注目されています。1万2000年にわたる人類の生活と自然環境の相互作用がどのようなものであったかを示しています。岩壁には、約2万5000の彫刻と約2万の碑文が組み合わされて描かれており、人間の思考の発展と文字の発生初期を知ることができます。
映画『アラビアのロレンス』・『トランスフォーマー/リベンジ』・『プロメテウス 』などの撮影場所としても知られています。ワディ・ラム保護区を訪れ、自然の壮大さと人類の歴史を同時に感じてみるのはいかがでしょうか。
アンマン城
ヨルダンの首都アンマンのダウンタウン周辺に位置する、青銅器時代からローマ・ビザンティン・イスラムまでの遺構が集まった歴史的な城塞です。アンマン城塞は、西側の開発地区とも近接しており、近代的な街並みと古代の遺跡が混在する独特の風景を楽しむことができます。
また、城塞周辺には外資系のチェーンホテルや高級ホテル、ショッピングモールなどが点在しており、観光だけでなくショッピングやグルメを楽しむことも可能です。アンマンの街並みを一望でき、特に夕暮れ時には絶景を楽しむことができます。
アンマン城塞への訪問は、ヨルダンの歴史と文化を深く理解するための絶好の機会となります。その壮大な景観と深い歴史を感じながら、ヨルダンの魅力を存分に堪能してみませんか。
ぜひ体験したいアクティビティ
マイン温泉
自然豊かな環境の中でリラックスできる温泉地として人気なマイン温泉。源泉から湧き出る温泉水は、肌に優しく、心身の疲れを癒す効果があります。また、風景を楽しみながら、ゆったりとした時間が流れ、心地よい時間を過ごすことができる場所となっています。マイン温泉には、様々なタイプの宿泊施設があり、一部の施設では、温泉を楽しんだ後に、地元の食材を使った料理を堪能することができます。また、施設によっては、マッサージやエステなどのリラクゼーションサービスを提供しているところもあるので、是非訪れてみてください!ホテル利用のみならず、もちろん公共浴場として入ることもできます。
マイン温泉を利用している多くの現地女性は、シャバーブ(アラブ人の若者集団)やブルキニ(ブルカ風の全身覆う肌を出さない水着)を着用し、肌の露出を控えています。そのため露出の多い水着を着た外国人女性は好奇の目で見られてしまう可能性もありますので、女性は念の為に入浴用の服を用意していくと安心です!
ダナ自然保護区
アンマンから車で砂漠の道を南下して2時間半ほどに位置するダナ自然保護区は、その壮大な自然環境と豊かな生物多様性で知られています。驚異的な美しさ、歴史、生物多様性を誇り、ヨルダンの4つの異なる生物地理学区(地中海、イラン・トゥラニア、サハロ・アラビア、スーダン)を包括する国内唯一の保護区です。また多くの希少動植物がダナ自然保護区に生息しており、保護区内には合計800種の植物と449種の動物が記録されています。また、保護区内には古代の遺跡も点在しており、自然と歴史の両方を楽しむことができるそうです。ここで体験するハイキングやキャンプ、野生動物観察などのアクティビティは楽しいこと間違いなしです!
ヨルダンワイン
人口のほとんどがイスラム教徒であるヨルダンでワインが造られているなんて想像できない!という人が多いかもしれません..
ですが、ヨルダンにもワイナリーがあり、生産量はごくわずかですが、国内消費向けに希少なワインを造っているそうです!そして実はヨルダンのワインづくりには長い歴史があり、その始まりはナバテア人のペトラ帝国時代にまでさかのぼるそうです。
現在、ヨルダンには2つのワイナリーがあり、「セント・ジョージ」と「ヨルダン・リバー」のブランドで、年間に約100万本のワインが出荷されています。両ワイナリーで造られるワインのほとんどが国内消費向けに造られており、海外への輸出はほとんどないため、日本ではヨルダンワインを購入することはまだできませんが、両ワイナリーのワインは、多くの受賞歴を持つ高品質なワインが造られています。
是非ヨルダンを訪れた際には、ワインを味わってみてください!
まとめ
いかがでしたか?
今回は『ヨルダンへの海外旅行でのおすすめ観光&体験 選』について紹介しました。ヨルダンでしか体験できないアクティビティーや観光スポットが沢山あるので、ぜひ訪れた際はこの記事を参考にしていただけたら嬉しいです。
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