中米に位置する「メキシコ」
メキシコは日本の約5倍の面積を誇り、色鮮やかな街並みが美しい古都やカンクンといったビーチリゾートなど様々な魅力で溢れ、見どころ満載です!多様な楽しみ方ができるメキシコへ一度はいってみたいと思いませんか?
メキシコでの滞在を快適なものにするためには、事前の準備が非常に大切です。
そこで、今回は「【季節別】メキシコ旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣まとめ」と題して、メキシコでの滞在が有意義なものになるように細かくご紹介します!
気候
メキシコの気候は、日本のおよそ5倍もの国土を誇っているため、地域によって異なり、乾季と雨季に分かれています。荒涼とした砂漠地帯から緑の生い茂るジャングル、高級ホテルが立ち並ぶカリブ海ビーチリゾート地域など実に多くの表情を見ることができます。北部から首都メキシコシティにかけては乾燥帯、太平洋側は温帯、南部は熱帯気候というように地域によって様々な気候の特性をもっています。主に北部と南部で気候が分かれているといった感じになります。
気候の特徴のなかでも年間・地域すべてに共通している特性としては、朝晩の気温差が激しいことです。昼間は気温が高く、日差しが非常に強い気候でも夜になると20℃を下回り、急に寒くなるということも意外に多いです。そのため、季節関係なく服装には気をつける必要があります。夜の急激な寒さ対策として、カーディガンやパーカー、セーターなど上に羽織れるものをもっておくと安心です。
ここからは、季節別に気候と服装を詳しくご紹介します。
乾季(11月~4月)
メキシコでは、11月から4月が乾季にあたります。乾季の気候の特徴としては、カラッと湿度が低く過ごしやすいですが、1日の気温の差が激しいので体温調整には注意が必要です。また、メキシコは北半球に位置しているため、12月から2月頃までは日本で言う冬の時期になります。この時期は特に朝晩の冷え込みが厳しく、最低気温が5℃ぐらいまでさがることがありますので、防寒着の用意をしていくようにしましょう。また、メキシコは日差しが強いので、サングラスや帽子などの日差し対策のできる小物があると便利です。そして、メキシコは非常に乾燥していますので、肌が敏感な人だけでなく、いつでも保湿できるハンドクリームやボディークリーム、リップクリームなども用意していくと良いでしょう。
雨季(5月~10月)
メキシコでは、5月から10月が雨季にあたります。雨季の気候の特徴としては、日本の梅雨のように一日中雨がシトシトと降り続くわけではなく、午後から夜の短時間の間にスコールが降るといった感じになります。降る時は結構激しいスコールになりますので、小さな折り畳み傘ではなく、レインコートのような全身を覆えて両手があいているような雨具が活躍すると思います。スコールは短時間でやむものなので、カフェやレストランなどどこかお店で雨宿りしてから観光を再開するのも良い判断だと思います。チワワという場所では、雨季でも最高気温が30℃を超え、雨天の日も雨量が国内で最も少ないです。
このように、同じ雨季でも地域によって気候の特徴が変化しますので、訪れる場所の気候も要チェックです!
観光旅行に際しての必要な持ち物
必需品
*パスポート
パスポートはメキシコに行くために必ず必要な持ち物です。これを忘れたらメキシコへ行くことはできません。
メキシコへの入国において、日本国籍の方は観光・業務・外交・公用・通過目的で滞在期間が180日以内である場合は、ビザの取得は必要ありません。その時、パスポートの有効期限が帰国時まで有効で未使用査証欄が1ページ以上必要になります。また、入国時にFMM(FORMA MIGRATORIA MULTIPLE)の提出が必要になります。事前に確認しておくようにしましょう。
*クレジットカード・現金
メキシコではクレジットカードもパスポートとならんで大事な必需品です。クレジットカードをもっておくと、両替するよりも手数料をかなり低く抑えることができたり、常に大金を持ち歩く必要がないので、盗難の被害を抑えることができるなど、防犯対策にもなります。
ただし、小さな個人商店や市場、タクシーなどでは、カードの使用ができず、現金が必要になることもあると思いますので、少額でも持っておいた方が良いでしょう。カードと現金の併用をおすすめします。
メキシコの通貨はメキシコペソになります。両替の際には、日本ではなく、現地でドルからメキシコペソへ両替するようにしましょう。日本国内でペソを調達しようとすると非常にレートが悪くなってしまいますので、メキシコ現地でも流通量の多いドルを持参してから現地の空港や銀行、両替所などで両替するようにしましょう。両替にはパスポートと入国証明書の提示が必要になりますので、忘れずに持参してください。そして、注意点として両替の際、一度にまとめて両替してしまいたいところですが、帰国の際に現地通貨が思いのほか余ってしまった際に、日本円への再両替はレートがかなり悪くなってしまいます。どのぐらい必要なのか計算しながら少しずつの両替をおすすめします。
*航空券
絶対に忘れてはいけない航空券。紙タイプのものではなく印刷不要なもので、行きと帰りのチケットがメール等で確認できる状態のものであれば問題ないかもしれませんが、紙タイプのものは他の持ち物に気をとられて忘れがちという人もなかにはいるのではないでしょか?持ち物の最終確認の時に、必ずチェックするようにしてください。
*ポケットWiFi
海外では日本にいるとき以上にスマートフォンを利用する場面が多くなると思います。そんな時ポケットWiFiがあると気にせずスマートフォンを利用することができます。どんな時に、使うかというと、スマートフォンで地図を見ながら移動する時やレストランや電車の時刻表等の調べもの、SNSを使用する時など色んな場面でスマートフォンが必要になります。ポケットWiFiはレンタルもできますので、利用してみてください。
衣服やアメニティ類
*洋服や下着
これは忘れることはないと思いますが、滞在日数に応じて必要な枚数を用意するようにしましょう。メキシコの気候は1日の温度差が大きく、日中の気温と比べて朝晩は冷え込むことが多いため、服装には注意が必要です。体温調節が簡単にできる着脱しやすい衣服を準備することをおすすめします。
*常備薬
海外旅行では、慣れない環境でかなりの時間を過ごすことになり、暑さや長時間の移動などで体調を崩しやすいかと思います。自分自身にあった常備薬を準備してもっていくようにしましょう。
*シャンプーやトリートメント、洗顔料
海外では、ホテルに用意されていないところがあったり、自分の髪や肌に合わないといったこともありますので、ご自身にあったものを準備していくと良いと思います。普段と異なるものだとダメージも大きいと思いますので、忘れずに持っていくことをおすすめします。旅先だからこそ普段使っているものをもっていくと安心できますよ。
*化粧品・化粧水・乳液などのスキンケア用品
女性の方は必需品なので忘れることはないと思いますが、海外旅行では普段とは環境が違いますので、使い慣れたものを使うのが一番です。旅先で購入したスキンケア用品も気になりますが、なるべく旅先ではお肌も敏感になっていると思いますので、普段通りのスキンケアが安全です。
*日焼け対策グッズ
メキシコは太陽の国と言われるほど日差しの強い国になります。特に昼間は気温が上昇し、晴れていることが多いので、日焼け止めやサングラス、帽子などの日焼け対策グッズは必須になります。日焼け対策だけでなく、暑さも少しは凌げると思いますので熱中症対策も一緒にできると思います。
習慣
*コミュニケーションにオープンなメキシコの人々
メキシコの人々は、誰とでも気軽に挨拶をする習慣があります。人と会った時だけでなく、メールなどの文面でも必ず「Hola」(オラ、やぁ)から始まるのがメキシコ流のようです。また、挨拶の際には頬同士を触れ合わせるキスやハグをするのも一般的です。その時、キスの回数としては1回のみがメキシコでは当たり前です。欧米圏では、挨拶のキスを2回すると思いますが、メキシコでは1回のみなので、そこの違いは注意するようにしましょう。
*路上での飲酒は禁止
メキシコでは、公共の場や路上での飲酒が禁止されており、違法としてみなされます。テキーラの産地であるメキシコはお酒が好きな国民が多いため、トラブル防止のためにこのような禁止事項があるのかもしれません。実際に外でお酒を飲んでいなくても、お酒の瓶や缶などを持ち歩く行為も控えるのが無難です。また、喫煙においても屋内では禁止されており、必ず屋外に設けられた喫煙スペースで吸うようにしてください。
*チップ文化
メキシコにはチップの文化があります。レストランやホテルだけでなく、ガソリンスタンドの店員やスーパーマーケットの袋詰め係、駐車場の誘導係などのほとんどのサービスにチップを支払うのが一般的になります。レストランでは、支払額の10~15%程度の金額を払うのが一般的なようです。
メキシコの治安
メキシコの治安は、日本と比較すると危険ですが、観光客が命を狙われたり、誘拐されるほど深刻な国ではないので安心してください。広大な国土のなかでも首都であるメキシコシティは危険度が低いと言えます。しかし、スリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪は多くの場所で起こっているのが現実です。これらの被害は自分の荷物から目を離さず、しっかりと身に付けておくことで防ぐことができますので、気をつければなんの問題もありません。また、犯罪が起こりやすくなる時間帯としては、夜の人通りの少なくなる時間帯です。さらに、毎年年末のクリスマスシーズンになると窃盗や強盗などの犯罪が増える傾向にありますので、その時期は特に注意が必要です。
以下にあげることに気を付けて、メキシコでの旅行を快適なものにしましょう。
*スリに気をつける
特に電車の乗り降りや観光客の集まる人混みでは観光客を狙ったスリが非常に多くなっています。バッグはなるべくファスナーなどで口が閉まるもの、財布など大事な貴重品は奥に入れて簡単に取り出せないように対策しておくことが大切です。また、メイン財布はバッグの奥底に入れて人前では取り出さないようにするもの良いでしょう。現金やクレジットカード、身分証明書などの貴重品は頑丈なカバンや洋服の内ポケットなどに分散して携行するように心掛けましょう。その日使う分の現金とクレジットカード1枚を小さな小銭入れなどに入れて普段使いにするのがおすすめです。
*夜間の一人歩きは避ける
昼間に比べて夜間は人通りも少なくなり、犯罪の件数が増える時間帯になります。夜間に1人で歩くということは犯罪のターゲットになりかねないということを頭に入れておいた方が良いです。夜間はなるべく出歩かず、宿泊先のホテルでゆっくりと過ごすことをおすすめします。
*多額の現金を持ち歩かない
旅行先では、観光客は常に犯罪のターゲットとしてみられているということを忘れてはいけません。そのため、多額の現金を持ち歩くことは非常に危険な行為になりますので、避けるようにしましょう。メキシコではクレジットカードもほとんどの場所で使用することができますので、現金とクレジットカードを併用して上手に利用するようにしてください。
メキシコで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたでしょうか。
今回は、メキシコ旅行前に準備しておいた方が良いものについて細かくご紹介しました。メキシコでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。今回紹介したことを参考に、メキシコ旅行の計画を立ててみてください。
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