北アフリカに位置し、大西洋と地中海に面する国、モロッコ。
国土の中央にアトラス山脈が連なり、最高峰4,000mを超えるツブカル山は、北アフリカ最高峰でもあります。その他にも、サハラ砂漠やトドラ渓谷など雄大な自然を有するモロッコは、それらの絶景を目的に世界中の観光客からの注目を集めています。
また、青と白の街並みで異国情緒感が漂うシャウエンやイスラム建築の街並みの旧市街とフランス統治時代に再開発された新市街が隣接し、歴史が感じられる首都ラバトのように、モロッコには自然以外にもたくさんの魅力があります。
今回は、モロッコ旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地を厳選してご紹介します。ぜひこの記事を参考にモロッコ滞在を楽しんでくださいね!!
1.モロッコ旅行で訪れたい博物館&美術館
(1)イヴ・サンローラン美術館(Yves Saint Laurent Museum)
まず最初にご紹介するのは「イヴ・サンローラン美術館」です。
こちらは、アーティスト・デザイナーのイヴ・サンローランを称するために建設された美術館です。マラケシュ中心部のイヴ・サンローランの別荘がある、マジョレル庭園から徒歩5分程の場所にあります。
美術館ではイヴ・サンローランのデザイン画や製作した洋服などの作品が展示されているだけでなく、イヴ・サンローランの生涯や私生活を紹介する展示もあります。また、美術館はイヴ・サンローランのファッションとモロッコの伝統建築が融合した設計が特徴です。特に、メインエントランスのテラコッタのブロックで網状にしたテキスタイルは、繊細かつ大胆なイヴ・サンローランのデザインに敬意が表されています。
その他にも、色合いや素材、光など、細部までこだわられた美術館は、イヴ・サンローランの魅力をより感じられる空間となっています。
〈詳細情報〉
住所:Rue Yves St Laurent, Marrakech 40000 Morocco
電話番号:+212524298686
営業時間:水曜日以外の10時〜18時30分
HP:http://www.museeyslmarrakech.com/fr/
(2)マラケシュ博物館(Musée de Marrakech)
次にご紹介するのは「マラケシュ博物館」です。
こちらは、モロッコの伝統工芸品や宝飾品、武器、衣装、現代美術品など、様々なモロッコの芸術品が展示されている博物館です。メディナのスークエリアにあり、ジャマエルフナ広場からは徒歩15分程で訪れることができます。
展示物からは、マラケシュの民族や生活などの歴史について知ることができます。展示物はたくさんありますが、博物館の規模は小さいため、一時間程で探索することができます。
こちらの博物館は、展示物だけでなく、建物自体が素晴らしいことで高い評判を集めています。19世紀に当時の防衛大臣の宮殿として建設された建物で、モロッコ独立後には女学校として利用されていた歴史もあります。古典的なイスラム様式が特徴的で、細かいモザイクの模様が施された内装、広々とした中庭やパティオの巨大シャンデリアは見応えがあります。
入り口にはカフェテリアがあるため、メディナ散策で疲れた時に一休みするのもオススメです!!
〈詳細情報〉
住所:Place Ben Youssef, Marrakesh 40000 Morocco
電話番号:+212524441893
営業時間:9時30分〜18時
HP:https://marrakechmuseum.com/
2.モロッコ旅行で訪れたい世界遺産
(1)フェズ旧市街(Medina of Fez)
最初にご紹介するのは「フェズ旧市街」です。
フェズ旧市街は、モロッコ中北部の丘陵地帯にある街で、周囲の城壁と内部の複雑な構造から「世界一の迷宮都市」と呼ばれています。8世紀末にイギリス朝の創始者が町を建設してから、都市として発展したエリア「フェズ・エル・パリ」と首都がマラケシュに遷都した後の13世紀に再び首都に定められてから発展したエリア「フェズ・エル・ジュディド」を合わて「フェズ旧市街」として世界遺産に登録されています。
こちらの複雑な街並みは、外敵の侵入を防ぐためにされたものであり、車が入ることができない狭い道で坂や階段、路地が入り組んでいます。その複雑さから迷子になった時に目印となるのがメインストリートの「タラア・カビーラ」、「タラア・セギーラ」、そして八つの城門です。メインストリートは道幅は狭いですが、観光スポットが点在しており、歩いているだけでも楽しめます。城門は交易で重要となる場所や防衛を目的に建設されてたものです。伝統的な幾何学模様とアーチの形、色合いの美しさには圧倒さfれます。
また、街では伝統工芸産業が盛んで、中でも有名な「タンネリ」という植物の樹皮から抽出した渋革をなめして染める技術は何百年にも渡り、現在も受け継がれています。旧市街の中にある「スーク」と呼ばれる市場でそれらの工芸品を購入することができますが、何ヶ所かある工場では、工場見学をすることができるのでそちらを訪れることもオススメです。
(2)エッサウィラのメディナ(Medina of Essaouira)
次にご紹介するのは「エッサウィラのメディナ」です。
こちらは大西洋沿岸に突き出た沿岸都市、エッサウィラの旧市街です。2001年に世界遺産に登録されており、モロッコの人々からも「一度は訪れてみたい港町」と言われる程の美しい街です。
こちらは、紀元前800年頃からフェニキア人の港町として栄えていたと言われている歴史ある場所です。現在は漁業、商業の中心地に留まらず、リゾート地や芸術の町として発展しています。
エッサウィラの魅力は、青い海と白壁の建物のコントラストの美しさです。空を飛ぶカモメを眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができます。また、モロッコの他の都市と比べて複雑な街並みではなく、アーティスティックな建物が並んでいるため、異国情緒な雰囲気を存分に楽しむことができます。街中にギャラリーがあるため、そちらに立ち寄るのもオススメです!!
3.モロッコ旅行で訪れたい映画ロケ地
(1)アイト・ベン・ハドゥの集落(Ait Ben Haddou)
最初にご紹介するのは「アイト・ベン・ハドゥの集落」です。
こちらはカスパ街道沿いに広がるドラア川岸の小さな村です。赤土色の荒涼とした大地の中にある日干しレンガの城壁が特徴的で、映画「アラビアのロレンス」や「グラディエーター」のロケ地として使用されていました。
こちらは、当時の有力部族、ハドゥ氏が部族抗争や盗賊からの略奪から身を守るために建設した集落です。そのため、集落は厚い城壁に囲まれており、入り口は一つで、道が入り組んだ街となっており、外敵の侵入を防ぐ構造となっています。現在も数世帯のベルベル人が暮らしていますが、観光地化が進んでおり、ホテルやお土産屋さんもあるため、散策を楽しむことができます。また、村の頂上からはアイト・ベン・ハドゥの集落全体を見渡すことができます。異世界のような景観を楽しむことができ、写真撮影にも最適なスポットなのでぜひ訪れてみてください!
(2)アトラス・コーポレーション・スタジオ(Atlas Corporation Studio)
次にご紹介するのは「アトラス・コーポレーション・スタジオ」です。
こちらはワルザザート市街地から西へ5km程の場所にある映画スタジオです。赤土の山や砂漠などの敷地を含めた世界最大級の映画スタジオです。
スタジオ内部では映画「ハムナプトラ」や「グラディエーター」など、映画撮影で使用された衣装やセットが公開されており、これらを見学することができるガイドツアーは人気を集めています。
こちらの近くには、映画博物館もあるため、映画好きな人はそちらも合わせて訪れてみてください!
〈詳細情報〉
住所:Km 5, BP 28 Route de Marrakech, 45000 Morocco
電話番号:+212524882212
営業時間:8時45分〜18時45分
HP:https://ouarzazatestudios.com/
4.モロッコで素敵な思い出を!
いかかでしたでしょうか?
今回は、モロッコ旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地についてご紹介しました。モロッコでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。ぜひ、この記事を参考にモロッコ旅行の計画を立ててみてください。
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