アフリカ最北端に位置する国、チュニジア。国土面積は日本の約5分の2ですが、地形が南北に長く、地中海に面しているため、山や海、サハラ砂漠といった色んな楽しみ方ができる国です。
また、8つの世界遺産があるチュニジアは、古代カルタゴからローマ時代のものやアラブ、イスラム関連の街まで、長い歴史が感じられる遺跡が多くあります。チュニジアには保存状態が良い世界遺産も多く、壮大な景色は迫力満点です。このようにチュニジアは、自然と文化の両方が楽しめる観光スポットが多くある、魅力的な国です。今回は、チュニジア旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地を厳選してご紹介します。ぜひこの記事を参考にチュニジア滞在を楽しんでくださいね!!
1.チュニジア旅行で訪れたい博物館&美術館
(1)バルド国立博物館(The National Bardo Museum)
まず最初にご紹介するのは「バルド国立博物館」です。
こちらは、1886年に開館した、全国の古代遺跡から発掘された作品や古代ギリシャの芸術作品を鑑賞できる博物館です。首都チュニスにあり、バルドーの郊外にあります。
チュニジアでは数多くの出土品や美術品が発掘されており、こちらの博物館では、古代ローマ時代からの遺品が5つの時代別、テーマ別に展示されています。モザイクのコレクションが多く展示されていますが、彫刻品やイスラム装飾も鑑賞することができます。
一番の見どころは、2000年の歴史を持つモザイク壁画です。古代カルタゴ時代の幾何学模様やローマ神話やギリシャ神話の農耕や漁業の風景など、丁寧に作り上げられたモザイク壁画はぜひ見ていただきたい美しさです。作品を撮影する場合は別料金がかかるため注意してください。
また、こちらの博物館は過去の王朝の宮殿を改造した建物が使われているため、アラビアの雰囲気が感じられます。作品をより楽しみたい方はガイド付きツアーもオススメです!
〈詳細情報〉
住所:RN 7, Tunis, Tunisia
電話番号:+21671513650
営業時間:火〜日曜日9時30分〜16時30分
(2)ゲララ民族博物館(Musee de Guellala)
次にご紹介するのは「ゲララ民族博物館」です。
こちらは、チュニジアの各地方の伝統衣装や慣例行事など、ジェルバの生活文化について知ることができる博物館です。ジェルバ島の中心地から離れた場所にあります。
こちらの博物館では、チュニジア各地の衣装の展示や島の住民の儀式、生活場面を再現して紹介されています。展示は資料だけではなく、等身大の伝統衣装を着たマネキンが日常や儀式の様子を再現しており、ユニークなものばかりです。時に結婚式の再現シーンが多く、独自の風習について知ることができます。
ユニークなシーンを立体的に見ることができるため、大人も子供も見ていて飽きることはなく楽しむことができます。また、庭にはオリーブの木などが植えられており、標高が高い場所にあるため景色が美しく、落ち着いた空間となっています。
また、こちらの博物館は中心地から離れており、帰りにタクシーを呼ぶことが難しいため、乗車したタクシーに待っていてもらうことをオススメします。
〈詳細情報〉
住所:PVM8+26Q, Guellala 4155, Tunisia
電話番号:+21675761114
営業時間:8時00分〜20時00分
2.チュニジア旅行で訪れたい世界遺産
(1)チュニスの旧市街(Medina of Tunis)
最初にご紹介するのは「チュニスの旧市街」です。
首都チュニスはイスラム統治時代に発展した旧市街とフランス植民地時代に成長した新市街があり、チュニス旧市街は、1979年に世界遺産に登録されています。
こちらは、7世紀にアラブ・イスラム都市として始まり、12〜16世紀にはアラブで最も偉大で裕福な都市のひとつとなりました。その後、1881年にフランスに侵攻され、フランス保護領となり、1956年に独立しました。
旧市街には、宮殿やモスク、霊廟、宗教学校、噴水など貴重なイスラム様式の建築物が700ほど残っており、チュニジアで2番目に古いモスクである「グランド・モスク」は街のランドマークとなっています。グランド・モスクは、モスクが建設される前にオリーブの木が多くあったことから「オリーブの木のモスク」とも呼ばれています。こちらは中に入ることはできませんが、有料でテラスから見学することができるため、大規模のモスクをぜひ訪れてみてください。
(2)ドゥッガ遺跡(Dougga/Thugga)
次にご紹介するのは「ドゥッガ遺跡」です。
こちらは、チュニスから南西へ100kmほど離れた、標高600mの丘の上にある古代ローマ遺跡です。1997年に世界遺産に登録されています。
ドゥッガは、紀元前ヌミディア王国の重要都市として建設され、その後カルタゴ、ローマに征服され、紀元前2〜4世紀には人口一万人以上に繁栄していたと言われています。ローマ時代が衰退した後にヴァンダル人に破壊され、ビザンチン帝国時代は要塞化されました。
遺跡には見どころがいくつかあり、「テアトル」という半円形の劇場があり、丘の傾斜を利用した観覧席が設けられています。保存状態が良いため、現在はこちらで音楽コンサートが開催されています。劇場の上から裏に回ると、遺跡全体を見渡すことができ、アフリカ最大規模のローマ都市遺跡は迫力満点です。また、都市の中心部にある、絵葉書や紙幣、切手にもなった「大神殿」は近づくと巨大さを実感します。
遺跡内に残る建造物はどれも保存状態が良いですが、2000年以上の歴史が感じられ、見応えがあります。ぜひ訪れてみてください。
〈詳細情報〉
住所:C6F9+5PH, Dougga, Délégation de, Teboursouk, Tunisia
電話番号:+33145684378
営業時間:8時00分〜18時30分
3.チュニジア旅行で訪れたい映画ロケ地
(1)オング・エル・ジュメル(Ong El Jemel)
最初にご紹介するのは「オング・エル・ジュメル」です。
こちらは、サハラ砂漠にある、映画『スターウォーズ』のロケ地として有名な場所です。
エピソード1で登場した、砂漠の惑星タトゥイーンの宇宙港都市、モス・エスパで登場した場所で、撮影で使われたセットがそのまま残っています。こちらでは、サハラ砂漠から昇る日の出を見たり、ラクダの形に見える「キャメルロック」と記念撮影をするのが定番です。キャメルロックは登ることもでき、上からの眺めは絶景です。
惑星のような異空間を楽しむことができる場所です!!
(2)クサール・ウレド・スルタン史跡(Ksar Ouled Soltane)
次にご紹介するのは「クサール・ウレド・スルタン史跡」です。
こちらは、1600年頃に建てられたクサールで、映画『スターウォーズ』のエピソード1のロケ地として使われています。ルークの父、アナキン・スカイウォーカーが幼少期に過ごした奴隷地区です。
「クサール」とはアラビア語で「城」や「砦」を意味しており、チュニジアでは倉庫として使われてきました。一つのクサールには最大400の小部屋があるため膨大な量を貯蔵することができ、食料の確保が難しい砂漠地帯では重要な役割を果たしていました。
こちらのクサールは北アフリカで一番保存状態が良く、唯一5階層に積み重なっています。ぜひ映画の世界観を感じてきてください!!
4.チュニジアで素敵な思い出を!
いかかでしたでしょうか?
今回は、チュニジア旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地についてご紹介しました。チュニジアでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。ぜひ、この記事を参考にチュニジア旅行の計画を立ててみてください。
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