北はチベットと接するヒマラヤ山脈、南はインドのタライ平野に接するネパール。街の人々はとてもエネルギッシュで、たくましさを感じます。また、思いやりを忘れない心を持ち、その優しさは人々の熱い信仰心が生み出しているのではないでしょうか。様々な宗教や民族が入り混じるネパールでは、人々との交流を楽しむのも魅力のひとつ。
そこで今回は、時間や日にちに融通の利きやすい一人旅の方に特におすすめの観光スポットをまとめてご紹介します。
ネパールってどんなところ?
・国名:ネパール (Nepal)
・首都:カトマンズ (Katmandu)
・人口:約2914万人
・面積:約15㎢
・通貨:ネパール・ルピー(NPR)
・時差:ネパールと日本の時差は3時間15分で、日本のほうが進んでいます。サマータイムはあ りません。
・言語:ネパール語
【気候】
ネパールの気候は大きく6月〜9月の雨期と10月〜5月の乾期に分けられます。 雨期のポカラやタライ平原は蒸し暑く感じますが、首都カトマンズはからっとした暑さです。 日本の梅雨のように一日中雨が降り続くことはありません。 服装は半袖でOKですが、折りたたみ傘、長袖シャツや薄手のジャケットがあるといいでしょう。
【行き方】
・マレーシアのクアラルンプール経由でカトマンズへ
・シンガポール経由でカトマンズへ
・タイのバンコク経由でカトマンズへ
・中国の広州経由でカトマンズへ
いろんな行き方がありますが、おすすめはタイのバンコク経由です。
他のルートに比べても安価で、乗り継ぎ時間も短めです。また、便数も多く利用しやすいのもメリットの一つです。
ネパールの一人旅におすすめな観光スポット
(1)ヒマラヤ遊覧飛行
ヒマラヤに抱かれたネパールでは、世界最高峰のエベレストをはじめ、8,000m級の山々が雪に覆われた頂を連ねます。ネパールに行くからにはヒマラヤを見るべきでしょう。しかしトレッキングとなると、持ち物も準備も本格的な用意が必要で大変です。気軽にさくっとヒマラヤを楽しみたい、そんな方のために催行されるアクティビティが「エベレスト・ヒマラヤ遊覧飛行」です。ヘリコプターや飛行機に乗り込んでヒマラヤの全景を眺めることができます。
(2)エレファントサファリ
チトワン国立公園にある代表的なサファリです。インド象の背に乗ってジャングルに分け入るサファリです。通常1〜2時間程度のサファリで、象の背に2〜4人座ります。そして、象使いが象の頭部にまたがり、象の耳元で掛け声を上げ、太ももで象の後頭部に圧力をかけて、象を思い通りに操ります。ゾウの歩みにあわせて籠が揺れますのでしっかり掴まり、そして木の枝などにぶつからないよう前を向いて乗るようにしましょう。サファリは一頭だけのときもありますし、何頭か一列に並んでジャングルに入っていくこともあります。象に乗っているうちは、サイやタイガーが現れても襲われることがないので、迫力のある動物たちを目の前で見ることが出来ます。
(3)サランコットの丘でミニトレッキング
「体力に自信はないけど、目的はヒマラヤの鑑賞!」というお客様にもぴったりなのが、このミニトレッキングです。ダイナミックなヒマラヤの山々を眺める気持ちのいいハイキングです。登山やトレッキングの経験がなくても、普段から歩き慣れている方でしたらどなたでもお楽しみいただけます。1泊のロッジ滞在で気軽に楽しめるハイキングコースもあります。
(4)国際山岳博物館
2004年にオープンした国際山岳博物館は、登山や地質、民族、環境などの資料が集められた施設です。入場料はは500ルピー(500円)と、とてもお手頃です。博物館の建物に入るときにチケットを見せる必要がありますので、チケットの購入は忘れずに!入場券を見せて館内に入ると、そこは体育館のような簡素な広い空間になっています。ここではヒマラヤ山脈を中心とした文化や自然、登山の歴史などのコーナーに分かれて展示されています。博物館自体は、公園のような広い敷地の中にたたずんでいます。晴れていれば、建物越しにアンナプルナ連峰などを見ることができ、博物館の外にいてもリフレッシュできる空間です。
(5)バラヒ寺院
フェワ湖に浮かぶ小さな島にあるバラヒ寺院(Barahi Mandir)は、地元の観光客にも人気のスポットです。小さなお寺ですが、参拝するにはボートで行くしか方法がありません。渡し舟で気分を高め、到着すると、そこには列になった参拝客たち。ヒンドゥー教のお寺の人にお賽銭を渡すと、幸運の印とされるオレンジ色の花を渡してくれます。ボート乗り場から寺院までは、1時間もあれば十分往復できます。
(6)マヤ・デヴィ寺院
マヤ・デヴィ寺院はネパールのルンビニにある世界遺産に登録されている仏教寺院です。紀元前563年頃にマヤ・デヴィ女王がシッダールタ・ゴータマを出産した場所として知られており、その地に建てられました。
寺院の中には1996年に発掘されたブッダがここで誕生したと記されたマーカーストーンや、マヤ夫人の像などを見ることができます。また、この寺院の南にあるプスカリニ池は夫人が出産前に沐浴し、さらには産湯としても使われたとして、神聖な場所として見なされています。
また、寺院の前には紀元前249年にマウリヤ王朝のアショーカ王がこの地を訪れた時に建てたといわれる石柱があります。
(7)九段仏塔遺跡
九段仏塔遺跡は、ネパールのルンビニ郊外にある古代遺跡で、以前はニイグラダラマの古代史跡として知られていました。ルンビニの街から西に約20キロ、車では約30分でタウリハワというこの遺跡がある街に行くことができます。遺跡はタウリハワの街の南3キロの場所にあり、お釈迦様が出家後に初めてスッダナー王と会った場所として知られています。
この遺跡では3つのストゥーパ、ニイグロダラマ池、古代の井戸などを見ることができます。
他にも、お釈迦様の息子が修道士として受け入れられたという記念に建てられたストゥーパの場所には、のちにヒンドゥー教徒が建てたと言われる八角形のシヴァ神殿もあります。
(8)記念碑「永遠の炎」
記念碑「永遠の炎」は、ネパールのルンビニにある各国の寺院地区と、マヤ・デヴィ寺院などがある聖園地区とのちょうど間にあり、広大なルンビニ園の中心にあります。
この炎は24時間絶え間なく燃え続けており、世界の平和と友情を表す炎として、アメリカ合衆国からもたらされたものです。
ルンビニのブッダ生誕のマークストーンがあるマヤ・デヴィ寺院に行く際、運河を利用する場合はこの炎がある場所が終点の場所となり、この先は車両乗り入れが不可能なため徒歩で行く必要があります。ルンビニ観光の中心でもあるため常に大勢の観光客でにぎわう場所です。
(9)日本山妙法寺(世界平和塔)
サランコット丘の反対側、湖の南のダムサイドにあるおすすめのハイキングスポットが日本山妙法寺です。麓から30分から45分くらい歩いて登ります。標高1,113mの丘の上に立つこの仏塔、英語名はWorld Peace Pagoda(世界平和の塔)と言われる、日本人が建てたお寺です。青空を背景に真っ白な仏塔(パゴダ)が輝いて見えて、仏教のことをよく知らなくても神聖なものに見えてくるかもしれません。塔から見おろすフェワ湖と、天気が良ければ見えるアンナプルナの山並みのコントラストは最高なのだとか。天気に恵まれた際には、ぜひその絶景も堪能してください。
ネパールで素敵な思い出を!
いかがでしたか?ネパールは魅力溢れる観光スポットが多い場所です。ぜひこの記事を参考にネパールの旅を満喫してください。
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