みなさまはパンタナールをご存知ですか?ブラジル中央西部に位置する大自然溢れる地域です。パンタナールはポルトガル語で「湿地」を意味します。
今回は、そんなパンタナールの基本情報とおすすめ観光スポットをまとめてご紹介いたします。ぜひ旅の参考にしてみてくださいね!
この記事を読み終われば、パンタナールに行きたくなること間違いなし!
最新の新型コロナウィルスによるブラジルへの渡航制限状況
パンタナールってどんなところ?
まずパンタナールについて簡単にご紹介します。
南米大陸のほぼ中央部に位置し、その大部分がマットグロッソ州とマットグロッソ・ド・スル州に、一部がボリビアとパラグアイにまたがる世界最大級の熱帯湿原です。総面積は約19万㎢。一部が国立公園になっており、その生態系の多様さからユネスコ世界遺産に登録されています。
パンタナールでは、乾季と雨季がはっきりしており、雨季には面積の80%が水に沈みます。乾季が始まると、川や池の水が引き始めあちこちに水たまりがたくさんできます。水たまりの中に閉じ込められた魚たちを食べようと、シロサギ、コウノトリ、ヘラサギなどの鳥の群れが集まってきます。鳥類だけでなくパンタナールを代表する捕食動物、ジャガー、ワニ、巨大アリクイ、ピラニア、世界最大級の蛇アナコンダや、アホエザル、オマキザルなどのサル類も見ることができます。
パンタナールの観光方法は様々で、ボート、マウンテンバイク、乗馬などがあり、北はクイアバ(マットグロッソ州)、南はカンポ・グランデ(マットグロッソ・ド・スル州)を拠点に観光することができます。パンタナール北部のクイアバは大豆と綿を主要産業とする人口70万の大都市で、古い町並みを残しながら、近代都市としても発展しており、観光地としても人気の街となっています。南部のカンポ・グランデは人口87万人で、畜産物が有名の比較的新しい街です。北と南で趣が全く異なるのもパンタナールの特徴です。
日本からパンタナールへの行き方
現在日本からブラジルへの直行便の運行はなく、アメリカなど第三国を経由する必要があります。日本からブラジルまでの飛行時間は、乗り継ぎを含めるとおよそ26時間から33時間となります。
パンタナール滞在の前に知っておきたいこと
(1)通貨はレアル
1レアルは約27円です。
(2)時差は12時間
ブラジルの時間は日本より12時間遅れ(サマータイム時は11時間遅れ)です。
(3)公用語はポルトガル語
(4)乾季のパンタナールは絶好の観光シーズン
パンタナールでは、夏は暖かく、蒸し暑く、冬は長く、涼しく、風が強く、年間を通じて湿度が高く、一部曇りです。 1 年を通して、気温は 13°Cから 29°Cに変化しますが、8°C 未満または 32°C を超えることは滅多にありません。
観光に適しているのは、乾季の4月から10月だと言われています。
(5)高価なものを身に着けない
パンタナールはあまり安全な場所とは言えないため、強盗事件やスリ・ひったくりが発生しているので気をつけてください。
(6)夜に出歩かない、人通りの少ないところに行かない
パンタナールでは強盗事件などが多数発生しているので気をつけてください。
おすすめ観光スポット
続いてパンタナールのおすすめの観光の仕方をご紹介いたします。
(1)カヌーツアー
パンタナール観光でポピュラーな観光手段が、大湿原をモーターカヌーを利用してピラニア釣りやバードウォッチングなどを楽しむカヌーツアーです。またトラックやジープに乗って、パンタナールを巡りながら動植物を観察するサファリツアー、夜行性動物の観察をするナイト・サファリなどのプログラムもあって、好きな楽しみ方ができます。
(2)乗馬トレッキング
パンタナールでは乗馬トレッキングもお楽しみいただけます。乗馬のコツや馬の世話など、ガイドさんに丁寧に教えてもらいながら乗馬で大湿原のスポットを巡ります。車では行きにくい湿原でも乗馬だと行けますし、馬の背の上から見るパンタナールの景色は、きっとさらに雄大に見えることでしょう。
(3)珍しい動物との遭遇
♦ジャカレー・ド・パンタナール
パンタナールの湿地で最も見かけられるジャカレー・ド・パンタナール(和名メガネカイマン)です。生長すると2m以上になりますが、見かけによらずおとなしいです。乾季になると湖畔に群れでいるのを見ることができます。ナイトサファリでもたくさんのメガネカイマンに遭遇できます。
♦ジャガー
アメリカ大陸に棲息するネコ科の動物類の中で最も大きいのがジャガーです。ジャガーの生態を見るためにパンタナールへ出かけていく人も多いようです。9月から10月にかけて北パンタナールのポルト・ジョフレの辺りで遭遇する確率が高いようです。
♦カピバラ
パンタナールではカピバラの家族に遭遇する確率がとても高いです。カピバラの風貌は日本の動物園などでも人気になっていますが、普段ののんびりとした様子と違って危険に遭遇すると秒速で走りますし、水中でも驚きの速さで泳ぎます。水辺でワニと遭遇しても悠然としている、などという面もあります。
♦オニオオハシ
日本ではなかなかお目にかかれないオニオオハシは、意外にもパンタナールではお馴染みの鳥だそうです。くちばしの大きさが体長に比して異常に大きく感じられます。くちばしだけで20cmにもなるとか。飛翔しているときでもくちばしの色が印象的で地元ではFlying Bananaと呼ばれているようです。
その他、珍しい魚もたくさん見ることができます。
パンタナールで楽しい思い出を!
いかがだったでしょうか?
今回は「ブラジル、パンタナールの基本情報とおすすめ観光」と題し、オウロ・プレットの基本情報とオススメ観光スポットをご紹介しました。ぜひこの記事を参考に、オウロ・プレットへの旅を楽しんでくださいね!!
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