7つの国と隣接し、東ヨーロッパ北部に位置する国、ポーランド。
ポーランドとは「平原の国」という意味で、その名の通り、国土の大半が平原となっています。また、ショパンの故郷や伝統的な陶器、ジュエリーなどをイメージする方も多いかもしれません。一方で、第二次世界大戦ではナチス・ドイツの司令部が置かれていたことや、隣接国の分割による国の消滅など、苦難の歴史を持つ国です。現在のポーランドは、人々の努力の甲斐あって、美しく優雅な街並みが取り戻されています。
ポーランドには美しい世界遺産が多く存在し、中世の雰囲気が感じられる古都や負の遺産であるアウシュヴィッツ・ビルケナウなど、見どころがたくさんあります。また、温かみのあるデザインが特徴のボレスワヴィエツ陶器をはじめとする、伝統工芸品は思わず買い求めたくなるほど素敵で、眺めているだけでもワクワクします!
このようにポーランドは、激動の歴史と素晴らしい伝統を持つ、魅力的な国です。
今回は、ポーランド旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地を厳選してご紹介します。ぜひこの記事を参考にポーランド滞在を楽しんでくださいね!!
ポーランド旅行で訪れたい博物館&美術館
(1)ワルシャワ国立美術館(Muzeum Narodowe w Warszawie)
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まず最初にご紹介するのは「ワルシャワ国立美術館」です。
こちらは、1916年に設立された国立美術館で、ポーランドの首都ワルシャワに位置します。国内最大級の美術館と言われており、古代エジプトや古代ギリシャ時代から現代までの幅広い作品が展示されています。
こちらの美術館では、16世紀のイタリア、フランス、オランダ、ドイツ、ロシアの絵画やギリシャ、エジプト、ローマの古代芸術作品、約1,1000点が収容されています。展示の種類ごとに部屋が分かれているため見やすく、内容が充実していると評判が高いです。特に、クレーフェやクラナッハなど北方ルネサンスの作品が多いことで知られており、迫力ある作品を鑑賞することができます。
また、火曜日は特別展のエリアを除く無料開放日となっていますが、入場料はリーズナブルな価格のため、ぜひ行っていただきたい美術館です!
〈詳細情報〉
住所:al. Jerozolimskie 3, 00-495 Warszawa, Poland
電話番号:+48226211031
営業時間:火、水、木、土、日曜日10時00分〜18時00分、金曜日10時00分〜20時00分
(2)ポーランド・ウォッカ博物館(Muzeum Polskiej Wódki)
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次にご紹介するのは「ポーランド・ウォッカ博物館」です。
こちらは、ワルシャワ旧市街に位置する、ウォッカに関わる歴史的なコレクションが展示されている博物館です。2018年にワルシャワ国立劇場の近くにオープンした新しい博物館で、「M」と「W」でウォッカボトルをデザインした可愛らしいロゴが目印です!!
ウォッカはポーランドの国酒であり、ナポレオン一世が「ウォッカを飲むならポーランド人のように飲め」と言ったとされているほど、ポーランド人には欠かせないものです。
こちらの博物館は個人が収集した、戦前に製造されたお酒やボトル、本、広告、ラベル、写真など、貴重なアイテムが多数展示されています。展示と共に600年にわたるウォッカの歴史や生産工程を見学することができます。また、こちらではウォッカのテイスティングが最も人気で、15種類の中から6種類を選んで試飲することができます。ポーランドで代表的な銘柄はもちろん、原材料によって異なる、香りや味わいを楽しむことができます。
ウォッカに馴染みのない方も本場の味わいを味わいながら楽しむことができる博物館です!
〈詳細情報〉
住所:Plac Konesera 1, 03-736 Warszawa, Poland
電話番号:+48224193150
営業時間:火、水、木、日曜日12時00分〜20時00分、金曜日12時00分〜21時00分
ポーランド旅行で訪れたい世界遺産
(1)ワルシャワ歴史地区(Historyczne centrum Warszawy)
最初にご紹介するのは「ワルシャワ歴史地区」です。
ワルシャワ歴史地区は、ポーランドの首都ワルシャワの旧市街で1980年に世界遺産に登録されています。こちらは、第二次世界大戦後に17〜18世紀の街並みを忠実に復元した市民の努力が評価されて登録された世界遺産であり、再建された市街で世界遺産に登録されたのは世界でワルシャワ歴史地区だけです。
こちらの最大の見どころは、「旧市街市場広場」です。こちらの広場に立つ美しい建物は、復元の際にレンガなど使用できるものはなるべく元の位置に戻して使用されており、市民の自国への思いが詰まっています。広場にはお土産店やレストラン、カフェが多くあり、雰囲気があって素敵な空間が広がっています。他にも、ワルシャワ王宮を前に広がる王宮広場は、カラフルな建物が広場を囲い、ヨーロッパらしい美しい景色を楽しむことができます!
こちらの歴史地域にはポーランド料理店が多くあるため、街の美しさと歴史を感じながら、本場のポーランド料理を楽しむことをオススメします!
(2)ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑(Wieliczka and Bochnia Royal Salt Mines)
次にご紹介するのは「ヴィエリチカ・ボフニア王立岩塩坑」です。
こちらは、古都クラクフの南島15kmに位置する、マウォポルスカ県にある岩塩の採掘坑です。こちらは世界遺産第一号としても有名で、1978年に世界遺産に登録されています。
2000万年前、海であったこちらの場所は、地殻変動により陸に囲まれ、塩の湖と変わり、その後は湖の水分が蒸発したことで蓄積した塩の結晶が地下に沈み、巨大な岩塩層を作り上げました。採掘坑の深さは地下327m、全長300km以上に及び、地下135mまでは一般公開されています。
こちらの見どころは、地下101mにある「聖キンガ礼拝堂」です。こちらは坑夫たちが信仰のために彫ったものであり、天井、壁、床、祭壇など、全てが塩で作られています。他にも、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を模した塩彫も必見です。広々とした空間は塩でできているとは思えないほど美しく、ぜひ訪れていただきたい世界遺産です!
ポーランド旅行で訪れたい映画ロケ地
(1)カジミエシュ地区(Kazimiez)
最初にご紹介するのは「カジミエシュ地区」です。
こちらは、クラクフ市街、ヴァルヴェル城の南東にある地区です。こちらは映画『シンドラーのリスト』のロケ地に使われたエリアです。
こちらは、15世紀から第二次世界大戦前までは多くのユダヤ人が住んでいた、ユダヤ人居住区でした。1939年にナチスドイツがクラクフに侵攻した後、1941年にカジミエシュ地区にユダヤ人を壁で隔離し、1箇所に集めるゲットーが作られました。こちらのゲットーは映画の舞台となりました。
現在もユダヤ人の礼拝所であるシナゴーグが残っていますが、再開発が進み、おしゃれなカフェやレストラン、ショップが増えたことで観光客が多く訪れています。
第二次世界大戦の歴史が残りつつも、新しい文化も感じられる場所ですので、ぜひ訪れてみてください。
(2)ツェントルム(Centrum)
次にご紹介するのは「ツェントルム」です。
こちらは、ワルシャワ中央駅に隣接する地下鉄一号の主要駅の一つです。押井守監督作品『アヴァロン』はポーランドで撮影され、ツェントルムも登場しています。
こちらは、バッハゆかりの地であることで有名で「聖トーマス教会」や「バッハ博物館」、850年の歴史を誇るライプティヒ最古の教会「セント・ニコラス教会」など観光スポットがたくさんあります。
聖トーマス教会には、バッハがトーマスカントルを務め、自ら演奏したオルガンが現在も設置されており、週末にはオルガンコンサートが開催されています。こちらの教会は観光客だけでなく、地元の人々も多く訪れている場所で、バッハが演奏したオルガンでバッハの楽曲を聞くことができるという贅沢な時間を過ごすことができます。また、教会内部はステンドグラスが美しく、リラックスできる空間になっています。
ツェントルム駅の外観と内観はどちらも作品内で登場しており、列車が来るシーンを再現して撮影することもできます。
観光スポットがたくさんあるため、美しい教会音楽やオペラでの観劇、ショッピングを楽しむこともできます!!
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供したポーランドのおすすめのプライベートプランをご紹介します。
ポーランドで素敵な思い出を!
いかがでしたでしょうか。
今回は、ポーランド旅行で訪れたい博物館、美術館、世界遺産、映画ロケ地についてご紹介しました。ポーランドでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。ぜひ、この記事を参考にポーランド旅行の計画を立ててみてください。
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