ヨーロッパ・イベリア半島の先端に位置する国「ポルトガル」。実はポルトガルと日本の食文化には似たところがいくつもあるのをご存知だったでしょうか?今回はそんなポルトガル料理のおすすめと、ポルトガルならではのお土産について、11個に厳選してご紹介しています。
ぜひ最後までご覧になって、ポルトガル旅行の際の参考にしてくださいね!
ポルトガルの基本情報
気候
一年を通して穏やかな地域が多いです。
春(3~5月)は温暖な一方、4月頃までは雨が降りやすいため、折り畳み傘の用意は必須です。
夏(6~9月)はカラッとした暑い日が続き、日差しが強いのが特徴です。日中の暑さをしのぐ帽子やサングラスのほかに、朝晩の冷え込み対策の薄手のカーディガンなどがあると便利です。
秋(10~12月)は春と同様温暖ですが、11月頃になると雨が多くなります。
冬(12月~2月)は雨期真っただ中とはなるものの、比較的温暖なのが特徴です。北部は寒さが厳しいため、防寒対策をしっかり行うとよいでしょう。
時差
日本に比べて9時間遅れています。
毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までがサマータイムとなっており、期間中は-8時間となります。
アゾレス諸島は-10時間(サマータイム中は-9時間)です。
言語
ポルトガル語が用いられています。
しかし、ポルトガルの都心部ではほとんどの人が英語を話すことができるため、言語の心配はあまりしなくてもよいでしょう。
通貨・物価
EUに加盟しているポルトガルでは、通貨としてユーロが採用されています。
2024年9月9日現在のレートは以下のようになっています。
1ユーロ=158.27円
物価の目安として、ここではミネラルウォーター500mlの価格と、単品のビックマックの価格をご紹介します。
ミネラルウォーター500ml:1ユーロ(約158円)
ビックマック単品:5.39ユーロ(約868円)
ポルトガルのおすすめグルメ6選
パステス・デ・バカリャウ(Pasteis de Bacalhau)
バカリャウとは、塩漬けにしたタラを干した干しダラのことで、ポルトガルの国民食ともいわれるほど親しまれています。「バカリャウ料理は365日分ある」ともいわれるほど、バカリャウを使った料理は沢山あります。
そんなバカリャウ料理の中でも最もポピュラーなのが「パステス・デ・バカリャウ」です。
これは塩抜きしたバカリャウに茹でたジャガイモと香辛料などを加えて揚げた、いわゆるコロッケのようなものです。ビールのおつまみにもぴったりの一品です。
バカリャウ・ア・ブラス(Bacalhau a Bras)
続いてご紹介する料理も、バカリャウ料理の定番メニューの一つ。
「バカリャウ・ア・ブラス」は、ほぐしたバカリャウとフライドポテト、玉ねぎを炒め、卵でとじた料理です。料理名にある「ブラス」というのは、この料理を発案したのがブラスさんだったからなんだとか。
フライドポテトの代わりにポテトチップスや茹でたジャガイモを使う場合もあり、それぞれ違った味わいが楽しめます。
バカリャウ・コン・ナタス(Bacalhau com Natas)
こちらもバカリャウ料理の人気メニューの一つ、「バカリャウ・コン・ナタス」。
この料理は、ほぐしたバカリャウにタマネギ、ジャガイモを加え、生クリームとホワイトソースをかけてオーブンで焼き上げる、クリーミーなグラタンです。
こってりとした味わいに、レモンをかけて味わうのがポルトガル流の食べ方で、ポルトガル名産のワインが進む一品となっています。
サルディーニャス・アサーダス(Sardinhas Assadas)
ポルトガルでは日本と同様に、イワシを食べるという習慣があります。
サルディーニャス・アサーダスは、そんなイワシを使った料理です。
粗塩をまぶし炭火でこんがりと焼いたものを、皮をはがして食べるのが定番で、レモンとオリーブオイルをかけて食べるのがポルトガル流です。
日本ではイワシといえばご飯と一緒に食べるのが一般的ですが、ポルトガルではパンと一緒に食べられています。初夏にはイワシが旬を迎え、日本のものよりも大ぶりで脂ののったイワシを食べるのにはピッタリの一品です。
アローシュ・デ・パト(Arroz de Pato)
「アローシュ・デ・パト」は、ポルトガルの伝統的なアヒルのリゾットです。
赤ワインやチョリソー、ベーコンと一緒に煮込まれたアヒル肉から出る風味豊かな出汁で炊いたご飯が特徴で、米自体に旨味が凝縮されています。
癖も少なく、文字通り「ご飯」が進む一品です。
パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)
「パステル・デ・ナタ」は、エッグタルトの元祖ともいわれる、ポルトガルの伝統的なカスタードタルトです。
サクサクのパイ生地ととろっとしたカスタードクリームが特徴で、シナモンパウダーをかけて食べるのがポルトガル流です。エスプレッソと一緒におやつとして食べられるのが一般的で、甘いもの好きにはたまらない一品です。
ポルトガルのおすすめお土産5選
魚介の缶詰
おすすめグルメの章でもご紹介したように、ポルトガルはタラやイワシをはじめとして、海の幸が豊富です。ポルトガルでは、そうした新鮮な魚介類をオリーブオイルなどに付け込んだ、魚介の缶詰が人気です。
特に「イワシの缶詰」は、美味しさと栄養価の高さから人気のお土産となっています。パッケージも色とりどりで、まるで芸術品のようなものまで販売されています。価格は2-5ユーロ(約340-850円)程度で、手軽に本場の味を楽しめる、お土産にはぴったりの一品です。
アズレージョ
「アズレージョ」は、幾何学模様と青色が特徴的な、ポルトガルの伝統的なタイルです。
作られ始めた当初は富裕層の建築にのみ見られたアズレージョですが、現在では教会や宮殿ではもちろん、店の看板や、標識、住居や、広告など、街中のあらゆるところで目にすることができます。
お土産にはアズレージョのマグネットや、アズレージョの柄をあしらったトートバックや食器などが人気です。
「アズレージョ」について詳しく知りたい方は、リスボンのアズレージョ博物館でアズレージョの歴史や、生活の中でどのように用いられているのかを知ることができます。博物館のショップにはミニタイルも売っているため、観光の合間に訪れてみるのもおすすめです。
ガロ
「ガロ」は、幸運と真実を象徴する、ポルトガルでは昔から親しまれている雄鶏のマスコットです。
カラフルで多種多様なデザインは、一つ一つ手書きで描かれたものばかりです。
置物やマグネットなど種類も豊富ですが、実用的な爪楊枝入れや紙ナプキン入れなどのキッチン用品などに「ガロ」のデザインが用いられているものもあります。
お気に入りのガロを探してみるのも楽しいかもしれませんね。
ポートワイン
「ポルトガルの宝石」とも呼ばれるポートワインは、濃厚な甘さと深いコクが特徴の、ポルトガルを代表するワインです。アルコール度数は19~22度と高めで、食後酒やデザートワインとして世界中で愛されています。
ポートワインには「ルビー」「トウニー」「ヴィンテージ」などの様々な種類があり、最近ではこうした赤ワインだけではなく、白ワインやロゼなどの人気もでてきているようです。
ポルトガル第二の都市・ポルトの中心部を流れるドウロ川沿いには、たくさんのワイナリーが立ち並び、見学ツアーや試飲を楽しむこともできます。
また、飲み比べ用のミニボトルセットも販売されています。お土産にはぴったりの一品ですね。
コルク製品
コルクといえば、ワインの栓やコルクボードというイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、コルクの生産量と品質が世界一の国・ポルトガルでは、コルクは多種多様な使われ方をしています。
ポルトガルの街中にはコルク製のバッグや靴の販売店などもあり、シンプルで温かみのあるデザインが人気です。
お土産にコルク製のハガキや財布、 アクセサリー、インテリア小物などはいかがでしょうか。旅先での思い出をハガキに書いて、日本に向けて送ってみるのも良いかもしれませんね。
ポルトガルで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたでしょうか?
今回は「ポルトガルを訪れたら食べたいグルメ&お土産11選」をご紹介いたしました。
日本と似た食文化を持つポルトガル。日本との違いを探してみるのも楽しいかもしれませんね!
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