今回ご紹介するウガンダは、ケニア、コンゴ、タンザニアなどに囲まれたアフリカの国で、ちょうど赤道がウガンダを通っていきます。だいたい日本の本州と同じくらいの広さに、約4,300万人の人々が暮らしています。温暖な気候と豊富な雨量に恵まれ、盛んに農業が行われています。ヴィクトリア湖や、古代より「月の山」といわれるルウェンゾリ山のある美しい自然は「アフリカの真珠」として有名です。英国からの独立後長く続いた内戦とエイズに苦しめられましたが、勤勉な国民性によって現在は発展の道を歩んでいます。高い経済成長を遂げ、教育の無償化、安全な水へのアクセス拡大など国民の生活環境も改善されつつあります。
今回は旅行の際に気になる治安から観光スポットまで、ウガンダの基本的な情報をまとめてご紹介します。
旅行上級者の憧れウガンダの魅力とは?
「アフリカの真珠」と言われ豊かな自然が印象的なウガンダの魅力を観光スポットと共にご紹介します。
(1)マーチソンフォールズ国立公園
ウガンダと言えばサファリ。野生動物が見られるスポットは、マーチソンフォールズ国立公園北バンク・南バンクがおすすめです。早起きして早朝に訪れれば、百獣の王ライオンの遭遇率が一気に高まります。南バンクには迫力満点の巨大が滝があり、運が良ければ綺麗な虹が拝めます。
(2)ナカセロ・マーケット
大自然を十分満喫した!という方には、首都カンパラ市内の散策もおすすめですよ。ナカセロ・マーケットはウガンダ最大のローカルマーケットです。広い道に小店が所狭しと並び、日中は地元の人々で賑わいます。お店にはアフリカらしいカラフルな洋服や小物、青果が売っています。高品質でレアな食材が安く手に入る有数のマーケットとして有名なので、ウガンダを訪れた際には(スリに気を付けつつ)立ち寄ってみてくださいね。
(3)カダフィ・モスク
カンパラの中心にある最大級のモスクです。入場料に15,000ウガンダシリング(約500円)かかりますが、モスク内部のタワーを登るとカンパラ市内を一望できる360°パノラマが広がっています。
(4)クラフト・マーケット
外国人観光客に人気のマーケットです。服、小物などのお土産店が軒を連ねているのでウガンダ旅行の思い出にここでお土産を買うのも良いですね。普段から観光客が多い場所ですが、ぼったくられないよう値段交渉にトライしてみましょう。
日本からウガンダへの行き方
「アフリカの真珠」と言われ豊かな自然が印象的なウガンダの魅力を少しだけご紹介します。日本からウガンダへの直行便は運航されていませんので、エチオピアやケニアなどを経由して行きましょう。総フライト時間は短くて17時間程度です。
経由地ルワンダからウガンダのエンテベ国際空港までは約45分、ケニアだと1時間5分、エチオピアだと2時間5分、カタールとアラブ首長国連邦はどちらも5時間3分かかります。
飛行時間だけではなく、日本から経由地、そして経由地からウガンダへの便の運行数も確認しながら経由地で次の便を待ちぼうけ…なんてことがないようにしましょう。とはいえ焦らないように時間に余裕を持ったスケジュールも大切です。
ウガンダの気になる治安は…
ウガンダの治安は、隣国のケニアよりは治安が良くルワンダよりは悪いと言われます。毎年多くの日本人が旅行するフィリピンの首都マニラとだいたい同じレベルです。一つ注意したいのは、首都カンパラと田舎の地域では治安の状況が全く違うということです。田舎になればなるほど貧富の差もなくなり治安が良くなっていきますが、一方でマラリアなどの病気に感染する確率も高くなりますので注意しましょう。
隣国ケニアの首都に比べれば比較的治安は良いウガンダですが、夜間の移動はできるだけ控えるか、タクシーで移動でするようにしましょう。バイクタクシーは強盗や事故に遭う可能性があるので、避けるのが吉です。
ウガンダ旅行のベストシーズンはいつ?
赤道直下で暑そうなウガンダですが、高原で標高が高いため温暖で、首都カンパラの年間平均気温は21度と過ごしやすい気候です。降雨量は年平均1000mmと東アフリカ最大ですがこの雨がウガンダの豊かな自然を育んでいるのですね。3~5月の大雨季、9~11月の小雨季があり、一年に2回雨季がきます。
観光で訪れる際には、足場の悪さや川、湖の水量などの関係で雨季は避け12~2月、6~8月の乾季を選ぶことをおすすめします。
ウガンダは基本的に温暖で過ごしやすい気候ですが、朝晩は冷えることが多いのでとりあえず脱ぎ着できる服を持っていると安心です。
ウガンダの通貨は?
通貨はウガンダシリングです。1シリング=0.03円(2020年6月現在)。ミネラルウォーターが1000ウガンダシリングつまりだいたい30円、ローカルフードは800ウガンダシリングくらいで買えます。
ウガンダには日本円ではなく、必ず米ドルを持っていきましょう。ウガンダの首都カンパラの大きな両替所であれば日本円も対応してくれますが、それ以外の小さな両替所では日本円を扱っていなかったり、扱っていてもレートがかなり悪い場合があります。ウガンダに現金を持っていく場合は、日本を出発する前に日本円から米ドルに両替しておくようにしましょう。
ただ、両替した現金を日本から持っていくやり方よりももっと楽で安心な方法があります。それはキャッシングでウガンダシリングを引き出す方法です。首都カンパラであれば街のあちらこちらにATMがありますし、何よりもレートが良いのが嬉しい。キャッシングだと両替よりも高レートなことが多いです。
海外キャッシング機能のほかに、期限付きで海外旅行傷害保険が自動付帯されます。海外旅行先での怪我や病気は高額な治療費を請求されることが多いですから、不安な方はキャッシングカードを持っていくと一石二鳥です。
ウガンダ旅行にビザは必要?
ウガンダに入国するためには他のアフリカ諸国と同じようにビザが必要です。ビザの取得するには、大きく分けて
①在日本ウガンダ大使館で取得する
②自宅からオンラインで取得する
のうち、どちらかの方法になります。
ウガンダ大使館は渋谷区にありますが実際に足を運ぶとなると時間も交通費もかかるので、遠方にお住いの方には圧倒的に②のオンライン取得をおすすめします。オンラインでの申請は、イミグレのサイトから申請できます。全て英語ではあるものの、それ以外難しいことはありません。なお、申請を開始する前に
⑴パスポートのコピー
⑵パスポートサイズの顔写真
⑶イエローカード(黄熱病)
の3点だけPDFもしくはJPGであらかじめ用意しておきましょう。
詳しくはこちらをご参照ください。
ウガンダの観光ビザは事前取得が原則ではありますが、もし事前申請をしないままウガンダまで来てしまっても一応は現地でアライバルビザを取得することは一応可能です。この場合、事前の手続きがなくても、空港に到着して現地で50ドル支払い観光ビザを取得することができます。
ただ、このアライバルビザの場合、本来であれば有効期間が3ヶ月の観光ビザであるにもかかわらず審査官の気分によって1ヶ月や2ヶ月にされる場合があります。また、原則事前にオンライン申請しておく必要がありますから、時間に余裕のある方は必ずオンライン申請しておくようにしましょう。
突然ビザ関連の法律や体制が変わり、アライバルビザが取得できなくなる場合もありますので、最新の情報を手に入れるよう努めてください。 ウガンダ大使館のHP
ウガンダに行こう!
いかがでしたか?旅行上級者にとって人生で一度は行ってみたい国としてよく候補に挙がるウガンダをご紹介しましたが、大自然や野生動物はもちろん首都カンパラ市内散策も楽しめます!ビザの申請など慣れない旅行準備も必要ですが、ウガンダにはなかなか行かないマニアックな国だからこそのレアな魅力がいっぱいです。
旅行前にはしっかりと情報収集などをし、安全にリフレッシュできる旅をご満喫ください!
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