ブラジルと欧米とアフリカの文化が混ざりあう世界遺産の街、サルヴァドール。
美しく広大な海岸を持つ魅力的な都市で、世界中から足を運ぶ人が後を絶ちません。
今回は、そんなサルヴァドールの旅行前に知っておきたい基本情報とおすすめ観光スポットを厳選してご紹介いたします。
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サルヴァドールってどんなところ?
まず始めにサルヴァドールについてご紹介いたします。
サルヴァドールは、ブラジル北東部の大西洋岸沿いにある大都市です。「バイーア」や「サルバドール」と呼ばれることもあります。 サンバが生まれた街としても知られています。
サルヴァドールの正式名称は「サン・サウヴァドール・ダ・バイーア・デ・トードス・オス・サントス」で、日本語で訳すと「諸聖人の湾の、聖なる救世主」となります。
この名前の理由は、諸聖人の日にポルトガル人にこの地域が発見されたからです。サルヴァドール自体はポルトガル語で「救世主、つまりキリストのこと」を意味します。
サルヴァドールはかつて、サトウキビ、タバコ、金やダイヤモンドを輸出するポルトガルの植民地の主要都市として栄え、1549年から1763年まではブラジルの首都でした。今でも植民地時代の美しい建築物が残り、1985年には街並みが「サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区」の名称で世界遺産に登録されました。
また、サルヴァドールという同名のブラジルの都市があるので、古くからバイ―アと呼ばれることが多いです。
2014年にはFIFAワールドカップの開催都市になりました。
日本からサルヴァドールへの行き方
飛行機を乗り継いで行くことになります。というのも、現在日本からブラジル・サルヴァドールへの直行便の運行はなく、アメリカなど第三国を経由する必要があります。日本からブラジリアまでの飛行時間は、乗り継ぎを含めるとおよそ26時間から33時間となります。長いフライトとなりますので、機内で快適に過ごせるようなグッズを持って行くことをオススメいたします。
サルヴァドール滞在の前に知っておきたいこと
(1)通貨はレアル
1レアルは約27円です。
(2)時差は12時間
サルヴァドールの時間は日本より12時間遅れ(サマータイム時は11時間遅れ)です。
(3)公用語はポルトガル語
英語ではないので、ご注意ください。
(4)ベストシーズンは5月から9月!!
1年が乾期(5月〜9月)と雨期(10月〜4月)に分かれています。乾期である5月から9月だとお天気に悩まされる可能性が少ないので、この時期に訪れることをオススメします。
(5)高価なものを身に着けない
強盗事件やスリ・ひったくりの防止になります。
(6)夜に出歩かない、人通りの少ないところに行かない
強盗事件や性犯罪に遭う可能性を減らせます。
サルヴァドールのおすすめ観光スポット
(1)サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区
まず最初に紹介するのは、「サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区」です。
こちらは、カラフルで可愛らしい古い街並みを楽しめる世界遺産に登録された地域です。17世紀・18世紀の建物が当時の姿のまま残っているので、ブラジルの歴史を感じることができます。街並みが美しいことから、以前マイケルジャクソンがミュージックビデオをここで撮影したことがあります。
飲食店やお土産屋さんもたくさんあるので、1日中飽きずに過ごすことができますよ!!
しかし、くれぐれも治安には気をつけてください。警察官も巡回していますが、人気のない道に入ったり、夜間に歩くことは絶対に避けてください。また、誰かに話しかけられても無視しましょう。
また、道が不安定なことが多いので、履きなれた靴が必須です。
(2)ボンフィン教会
続いて紹介するのは、「ボンフィン教会」です。
こちらは、サッカーのミサンガのもとにもなった願いがかなうリボンで有名です。そのリボンに自分の叶えたいことを祈って教会の柱や柵に結びつけると、お願い事が叶うみたいです!自分の手首や足首に結びつけるのも効果が出るようです。リボンは教会のそばのお店でたくさん売られています。
定休日は月曜日で、営業時間は火曜日から土曜日は6:30~11:30と13:30~18:00で、日曜日は5:30~12:00と14:30~18:00です。
なんと入場料はかかりません!!
旧市街地からは離れているので、多めに時間を見ておくことをオススメします。
(3)サンフランシスコ教会
次に紹介するのは、「サンフランシスコ教会」です。
こちらは、18世紀始めに建造された黄金に輝く教会です。外見は他のブラジルの教会と比較してもそれほど変わりませんが、中へ入るとキラキラ!ピッカピカ!金がふんだんに使われていて目を惹きます。金箔の使用量はなんと1トン以上!!!ゾウ1匹を軽く超えてくる重さです!!!
フラッシュをたかなければ写真撮影が許可されていますので、ぜひ良いカメラを持って訪れてみてください。
定休日は無く、営業時間は月曜日から土曜日は9:00〜17:30で、日曜日は10:00〜15:00です。
入場料は5レアル(約150円)です。
(4)バーハ要塞
続いて紹介するのは、「バーハ要塞」です。
こちらは、サルバドール最古の建築物の中の1つです。1598年に軍事施設として造られました。400年以上も前の建築物です!!ですが現在も現役の灯台としてバリバリ稼働中です!!
要塞の中は海洋博物館として公開されており、航海日誌や船の器具など大航海時代の展示物が展示されています。 博物館入口にはお土産屋さんもあります。
要塞の隣には綺麗なビーチと芝生があります。大西洋の自然を楽しむにはピッタリです!芝生や砂浜に座ってのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか?
定休日は月曜日で、営業時間は8:30〜17:30です。
入場料は、15レアル(およそ400円)です。
(5)ホザーリオ ドス プレートス教会
最後に紹介するのは、「ホザーリオ ドス プレートス教会」です。
こちらは、鮮やかな水色が映える建物の教会です。18世紀に黒人主導で建てられ、現在も黒人の修道会が運営し、日曜日と火曜日の夜にはアフリカ文化の影響を受けたミサが行われます。ミサの歌の伴奏に、バイーア伝統楽器が使われているので、ぜひお聞きになってください。ミサは誰でも見ることができます。
定休日はなく、営業時間は8:00~17:00です。
入場料は3レアル(約90円)です。
サルヴァドールで素敵な思い出を!
いかがでしたか?
ぜひこの記事を参考にブラジル・サルヴァドールでの滞在を満喫してください!
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