グアテマラのおすすめ観光&体験10選

アメリカ大陸、北米と南米に挟まれた中米に位置するグアテマラ。農業が盛んな国であり、日本でもグアテマラコーヒーは有名ではないでしょうか。また世界文化遺産に登録されているマヤ文明の遺跡が多く残っており、マヤ文明を深く知ることもできます。今回はグアテマラを訪れた際はぜひ観光したいスポットとアクティビティを紹介します。

 



1.グアテマラについて

グアテマラ 旗

グアテマラは中米7カ国のうちの1つで東にカリブ海、西には大西洋と海に囲まれた国家。国土は日本の全体の3分の1以下という小さな国です。日本と同じく地震のとても多い国で、火山や温泉があるのが特徴です。首都であるグアテマラシティは標高が高いため年中温暖で、とても住みやすい気候であることから「常春の郡」と呼ばれています。
中米の歴史は紀元前2000年頃まで遡り、その他の中米の国々も含めてグアテマラの地はマヤ文明と共に発展しました。その後もスペインの統治下で植民地として長い歴史を歩みましたが、1821年にグアテマラはスペインからの独立を果たしました。国土は多くの火山を有し豊富なミネラルを含む土壌を利用してコーヒー栽培が盛んに行われています。今では世界有数のコーヒー産地として知られています。
また国民全体の約4割がマヤ文明を起源とする先住民が占めており、その多くが独自の民族衣装を纏っています。その色や柄は地域によって異なり、マヤ特有の意味が込められた衣装は、彼女達のアイデンティティと誇りを表しています。特に、伝統的な手織りの手法で時間をかけて作られた色鮮やかなウィピルは現在もマヤの女性達の生活着として着用され、多くの観光客の目を楽しませてくれています。

 



2.グアテマラの観光スポット

(1)ティカル遺跡(Tikal)

ティカル遺跡

マヤ遺跡で最大規模を誇り、文化遺産と熱帯雨林の自然遺産の両方を兼ね揃えている「ティカル遺跡」。世界遺産の中でも数少ない世界複合遺産に登録されています。現在残っている遺跡の殆どは7世紀頃に建てられたものです。広大な面積の中に小さな住居からそびえたつ大きな神殿までおよそ3000ほどの建造物があるため、観光には最低半日は必要です。「ティカル遺跡」観光のハイライトは第四神殿からの雄大な景色。これは実はあの有名な映画、『スターウォーズ エピソード4』に使われました。「ティカル遺跡」では一番高く、頂上まで登ると、ジャングルに包まれた「ティカル遺跡」の全体を見渡すことができます。

住所:100 Selva Tropical, Tikal National Park

(2)カミナルフユ遺跡(Kaminaljuyú)

日本の企業が中心になって出資し1991年から発掘調査が行われたという、比較的近年に出土した古代マヤの遺跡、「カミナルフユ遺跡」。敷地はグアテマラシティの住宅街の中にあり、緑の多い公園のようになっています。「カミナルフユ遺跡」の発掘が進行するにつれて、マヤ文明における重要性が認識され始め、グアテマラ政府はこの遺跡の保存に力を入れています。

住所:Zone 7, Guatemala City, Guatemala

(3)メトロポリタン大聖堂(Metropolitan Cathedral)

メトロポリタン大聖堂

グアテマラの歴史的建造物が集まる旧市街、Zona1にある1871年に建造された「メトロポリタン大聖堂」。ぜひ内部に入って、歴史的建造物の荘厳さや構造的な美しさを感じてみてください。

住所:8 Calle | 7 Av., Guatemala City, Guatemala

(4)モンテリコ(Monterrico)

モンテリコ

グアテマラでは数少ない貴重なビーチリゾート、「モンテリコ」。海と運河に挟まれた島で、火山の影響で砂が黒砂なのが特徴。交通手段は有料の橋を渡るか、近くの町に幾つかある停泊所から渡し舟を使うしかないので注意しましょう。高級なホテルがあるわけではないですが、素朴感あふれる海を味わうにはもってこいの場所です。

住所:Monterrico, Guatemala

(5)ビオトポ・デル・ケツァール(Biotopo del Quetzal)

ケツァール

グアテマラの国鳥、ケツァールが生息する神秘の森「ビオトポ・デル・ケツァール」。ミニトレッキングと森林浴を楽しむことができます。見ごろの時間は早朝の5時から6時までなので、できればこの敷地内にあるホテルに泊まることをお勧めします。

住所:Hwy 14 Km 161 Salama, Baja Verapaz, Coban 015001, Guatemala

(6)アティトラン湖(Lago de Atitlán)

アティトラン湖

約8万4千年前に火山によってできた湖で、美しい景色が楽しめることでも有名な「アティトラン湖」。大きな湖であることから湖の周りにはたくさんの村があり、各村をボートで渡り観光するのがおすすめ。それぞれの村は言葉が違うだけではなく、民族衣装も様々です。民族衣装を見て異文化を楽しんでみてください。

住所:Lago de Atitlán, Sololá, Guatemala

(7)アルコ・デ・サンタ・カタリーナ(Arco de Santa Catalina)

アルコデサンタカタリーナ

アンティグアの中央公園からメルセー教会へと伸びている石畳の素敵な通りにある時計台「アルコ・デ・サンタ・カタリーナ」。名前の通りアーチ(アルコ)を描いた門の上に時計台があり、人気の写真スポットです。夜はライトアップされてコロニアルの古都がよりロマンチックに輝きます。

住所:Av. Norte and 2 Calle Poniente 5, Antigua 03001, Guatemala

(8)メルセー教会(La Merced Church)

メルセー教会

時計台を通り過ぎて石畳通りの突き当りに、素敵な黄色い外観が目を引く「メルセー教会」があります。正面入り口のバロック様式の装飾はメキシコからわざわざやってきた漆喰職人によって造られました。1773年のサンタ・マルタ大地震により、町の大部分が破壊され町は廃墟と化してしまいました。しかし「メルセー教会」は内部の一部が廃墟になっているのみで、地震の凄まじさと共に保存されています。

住所:Antigua, Guatemala

(9)レコレクシオン修道院(Convento de la Recoleccion)

レコレクシオン修道院

市場の北西に位置する教会と修道院の建物跡、「レコレクシオン修道院」。アンティグアとその周辺地域を含めた中に点在するカトリック教会施設の廃墟の中で最大規模を誇ります。敷地内には柱や梁などが巨大な石の塊と化し、地震後もそのままの姿で残されいます。

住所:Calle Poniente at Calle de Recolectos 1, Antigua 03001, Guatemala

(10)フィンカ・エル・パライソ(Finca El Paraiso)

フィンカ・エル・パライソ

国内最大のイサバル湖の北側に位置する滝「フィンカ・エル・パライソ」。滝はそれほど大きくはありませんが、流れている水はすべて温泉です。この滝つぼの水はもう一つの川との合流地点になっていて、熱すぎもせず冷たすぎもせず、泳ぐのにはちょうどいい温度になっています。乾季(11月~4月頃)は水も透明で、水かさも低く水温も高いため、この季節に行くのをおすすめします。

住所:Finca El Paraiso, Guatemala

 



グアテマラの旅を満喫しよう

いかかでしたか?グアテマラにはマヤ文明の文化が残る観光スポットが多く、中米の魅力を存分に楽しめる国なので、中米を冒険してみたいという方におすすめです。まだまだ日本では馴染みのない国ですが、この記事を参考にぜひ魅力溢れるグアテマラを観光してみてはいかがでしょうか?
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