「アフリカのシンガポール」といわれるくらい近年急速に発展を遂げたのが、アフリカ大陸中部に位置するルワンダです。
ルワンダは“千の丘の国”とも称されるほど、国土が起伏に富んでおり、至る所で見られる美しい景観が見どころです。今回はそんな豊かな自然資産に恵まれるルワンダのおすすめ観光スポットを厳選して紹介していきたいと思います。
ルワンダってどんな国?
まずはじめに、ルワンダという国についてご紹介します。
【国名】ルワンダ共和国(Republic of Rwanda)
【首都】キガリ(Kigali)
【人口】1230万人(2018年、世銀)
【面積】2.63万㎢
【通貨】ルワンダフラン
【民族構成】フツ、ツチ、トゥワ
※なおルワンダはこれらを示す身分証明書を廃止している
【宗教】キリスト教、イスラーム教
【時差】日本より7時間遅れている。
【言語】英語、ルワンダ語、フランス語、スワヒリ語(キガリや観光地では英語が通用)
【気候】
キガリは熱帯サバンナ気候と呼ばれる気候帯に属し、乾季と雨季がはっきりと分かれています。
気温は年間を通して一定で、平均最低気温が15℃、平均最高気温が28℃ほど。季節は4つに分かれており、3月中旬~5月中旬の大雨季、5月中旬~10月中旬の大乾季、10月中旬~12月中旬の小雨季、12月中旬~3月中旬の小乾季となっています。乾季の間は曇りになる時はあっても、雨は一切降りません。カラッとした気候で、さわやかな晴れの日が続きます。一方雨季の間は数十分~数時間のスコールが何度か降ります。時には雷が鳴ることや、停電することもありますが、日本の梅雨のように一日中雨が降ることはほぼありません。
首都キガリ
ルワンダの首都「キガリ」は、ルワンダジェノサイドという悲しい過去を背負いつつも、見事にその過去を克服した都市。
アフリカで最も人口密度の高い都市として知られ、近年では急速な経済発展と観光開発が進められています。そんな「キガリ」のみどころは、美しい街並みとアフリカ最古の原生林。以下ではより詳しく「キガリ」の観光スポットをご紹介します。
①オテル・デ・ミル・コリン
「オテル・デ・ミル・コリン」は、映画『ホテル・ルワンダ』の舞台となったホテル。
映画は実在のマネージャーが1994年に起こったルワンダジェノサイドから1000人もの人々を救ったという逸話に基づくもので、今では「キガリ」観光の必訪スポットとなっています。
訪れるだけではなく、今でも宿泊が可能なので興味のある方はぜひ泊まってみてくださいね。
②キガリ虐殺記念館
ルワンダジェノサイドに関わる施設としてもう一つ外してはいけないのが「キガリ虐殺記念館」。
決して訪れて楽しい気持ちになる場所ではありませんが、繰り返してはならない人類の記憶について学び、平和について考えるきっかけを与えてくれる施設です。
③コンベンションセンター
かわいらしいドーム型の「コンベンションセンター」は、「キガリ」で大きな会議やイベントが行われる際に使用されます。残念ながら中に入ることはできませんが、夜はルワンダの国旗をイメージして黄色、青、緑にライトアップされるのでぜひ見てみてくださいね。
キブ湖
ルワンダの西側に位置し、コンゴとの国境をまたぐ面積2700㎢にもおよぶ大きな湖、「キブ湖」。
「キブ湖」は入り江が多く、波が穏やかなところが特徴。緑豊かな丘に囲まれて、青く輝く風光明媚な湖を眺めるのは最高にリラックスできる時間です。
海のないルワンダでは「キブ湖」周辺はリゾート地として親しまれており、遊泳することもできます。ただ住血吸虫の危険があるため、日本人にはあまりおすすめしません。
そこでぜひ「キブ湖」で楽しんでいただきたいのが、多彩なアクティビティ。
数多くある小さな島までカヤッキングしたり、ボートで湖を周遊したり…緑が多いため、ハイキングやサイクリングも楽しめます!各アクティビティは宿泊先のホテルやロッジで手配してもらえることが多いので、相談してみてくださいね。
また「キブ湖」周辺では、晴れた日の夜には満天の星空を眺めることもできます。民家などがなく、明かりがないので数多の星々がとても綺麗に見えますよ。
ぜひ「キブ湖」で自然に囲まれながら、ゆったりとした贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
ニュングェ森林国立公園
アフリカで最も古い熱帯雨林のひとつである「ニュングェ森林国立公園」は、多くの固有種が生息する生物学的に非常に重要なエリア。
なかでもサルの仲間がとても多く暮らしていて、オナガザル科のアンゴラコロブスはアフリカ最多の400を超える数が生息しているとか。運が良ければチンパンジーに出会うこともできます。その他にも約140種ものラン、1000種を超える植物、多くのチョウや鳥類を見ることができ、自然好きにはたまらないスポットです。
「ニュングェ森林国立公園」はトレイルコースが整備されており、敷地内にキャンプ場やゲストハウス、ショップなどがあることから観光のしやすさもその魅力のひとつとして挙げられます。
ぜひガイドさんと一緒に、豊かな自然のなかを探検してみませんか。
ヴォルカノ国立公園
「ヴォルカノ国立公園」は、ウガンダとコンゴとの国境にまたがる国立公園。
公園の見どころはなんといっても絶滅危惧種のマウンテンゴリラで、公園内のビルンガ山地にはなんと世界中で700頭ほどしかいないといわれているマウンテンゴリラの約半数が生息しているんです。「ヴォルカノ国立公園」ではルワンダの伝統的なダンスやパフォーマンスを鑑賞したあと、ゴリラの棲む山地へ向かうツアーが人気を集めています。
ビルンガ山地への入山料は1人あたり1500USDとかなり高額ですが、GPSを持ったポーターがいるので100%の確率でマウンテンゴリラに出会うことができます。かなり間近で観察することができ、シルバーバックと呼ばれる群れのボスゴリラの迫力は圧巻。
マウンテンゴリラの他にも希少なサルたちの姿も見ることが出来るおすすめスポットです。
アカゲラ国立公園
ルワンダ東部、タンザニアとの国境に隣接するのが「アカゲラ国立公園」。
東アフリカでも有数の美しいサバンナが広がる公園で、公園内には大小の湖や滝、山地や沼地があり、雄大な自然が広がっています。
「アカゲラ国立公園」のみどころは、そんな豊かな自然のなかに生息する野生動物たちの数々。
カバ、ゾウ、サイ、キリン、バッファロー、シマウマ、アンテロープといった草食動物、ベルベットモンキーやブルーモンキーなどの霊長類、ライオン、ヒョウ、ジャッカル、ワニといった肉食動物など多種多様な動物たちが暮らしています。
また「アカゲラ国立公園」の魅力の一つとして挙げられるのがそのアクセスの良さ!
首都「キガリ」から車で3時間もかからずに行くことが出来るため、日帰りのツアーも可能です。一方じっくりと自然を満喫したい方は、公園内に宿泊施設があるのでそちらを利用することもできます。
ルワンダに行こう!
いかがだったでしょうか。今回はルワンダの観光スポットのなかでも、おすすめのもの5つを厳選してご紹介しました。ルワンダジェノサイドの悲しい過去を乗り越え、豊かな自然を楽しめるような観光に力を注いでいるルワンダにぜひ足を運んでみてくださいね。
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