北アフリカに位置し、北東部は地中海に面しているチュニジア。美しいビーチが続く地中海リゾートと、サハラ砂漠やカスバといったアラブ・イスラム世界の雰囲気を併せもっています。首都チュニスは北アフリカ最大の都市のひとつでありながら、世界遺産も多くあります。今回はチュニジアを訪れた際はぜひ観光したいスポットとアクティビティを紹介します。
チュニジアのおすすめ観光&体験
(1)ケルアンのグランドモスク
ケルアンはチュニジアの首都であるチュニスの真南に位置する世界遺産になります。ここにあるグランドモスクは、アラビック建築が非常に印象的で、地平線をミナレットとドームが彩り、古都の雰囲気を感じることができます。ミナレットの壁には遺跡の一部が逆さまに利用されているなど、見所満載のモスクになっています。627年にアラブの司令官であるウクバイブンナフィにより建設され、モスクは長さ135m、幅80mの大きさがあります。イスラム教徒以外は礼拝堂に入ることが禁じられていますので、注意してください。貴重な建築やグランドモスクならではの雰囲気を感じることができると思います。ぜひ、一度足を運んでみてください。
(2)シディ・ブ・サイド
シディ・ブ・サイドは、首都チュニスの中心地から車で20分ほどのところに位置しているビーチリゾートになります。チュニジアブルーと白で統一された街並みは、チュニジアで最も美しい街と言われており、小高い丘の上にある街からは、地中海を一望することができます。青と白に囲まれながら波音に誘われるように歩くと、ビーチはすぐそこに広がっています。きっと心も体もリラックスできて街を散策するだけで穏やかな気持ちになりそうです。さらに、お土産屋さんやレストランも豊富で、海でのアクティビティも充実しているので、1日中シディ・ブ・サイドで楽しい時間を過ごすことができそうです。ぜひ、行ってみてください!
(3)バルド国立博物館
バルド国立博物館は、首都チュニス郊外に建つあらゆるコレクションを観ることができる国立博物館になります。普段から美術館や博物館によく訪れる方だけでなく、初めて訪れる方でもバルド国立博物館の美しいモザイクには魅了されること間違いありません。1888年に開館されたアフリカ最古の博物館といわれており、北アフリカで最も人気のあるミュージアムの1つです。館内には、古代ギリシャやローマの歴史に関わる彫刻やイスラム装飾品などのコレクションを紹介しており、モザイク画のコレクションは世界有数です。常設展示のみならず、ツアーや新しいイベントなども頻繁に行われていますので、参加してみても良いかもしれません。貴重な歴史を理解するためにも訪れてみてほしいです。
(4)エル・ジェムの円形闘技場
エル・ジェムの円形闘技場は、チュニジア南東部の町エル・ジェムにあるローマ時代の円形闘技場になります。周囲400m、直径65m、収容人数は3万5千人にも及ぶ大型の闘技場で1979年に世界遺産にも登録されています。ここでは、かつて人々の娯楽のために多くの闘技が行われていたと考えられており、当時の剣士達が戦ったであろうアリーナに実際に降りることができたり、客席からアリーナを見つめて歴史に浸るといったこともできます。アフリカにありながら今なおローマ時代の面影を残すスポットとして人気を得ています。町のシンボルともなっているエル・ジェムの円形闘技場に、ぜひ一度、足を運んでみてください!
(5)ジェルバ島
ジェルバ島は、チュニジア南部、ガベス湾内にある北アフリカ最大の島で、ビーチリゾートとして多くの観光客に人気です。チュニジアの中でも本土とは異なり、穏やかな空気感に包まれているのだとか。白い砂浜に青く透き通った素敵な絶景が広がっており、その景色を見るだけでも心が癒されること間違いありません。なんと、ジェルバ島には小さい島ながら100件以上ものホテルが建ち並んでおり、バカンスシーズンにはヨーロッパから多くの観光客が訪れているようです。他にもショッピングセンターやレストラン、お土産品が豊富なフーム・スークの市場、海でのアクティビティなど充実していますので、きっとお楽しみ頂けると思います。是非、訪れてみてください!
(6)ブラ・レジア遺跡
ブラ・レジア遺跡は、チュニジアの北東部の街・タバルカの南方にあるローマ時代の遺跡になります。チュニジアにも数あるローマ遺跡の中でも、ブラ・レジア遺跡は、ベルベル系民族の地下住居スタイルが残る貴重な遺跡なんです。ブラ・レジアは、紀元前にはヌミディア王国というベルベル系民族による国の首都でした。ローマ帝国により支配を受けた際に、ローマ時代の住人は過酷な夏を凌ぐために、地下に住居を構えました。それが、今もなおその姿を綺麗に残しており、立体的で素晴らしいモザイクを見ることができます。古代ローマの人々の暮らしが垣間見える、貴重な遺跡となっています。
(7)スターウォーズのロケ地巡り
チュニジアは、スターウォーズのロケ地として多くの場所が使われているんです。スターウォーズファンの方にとっては、訪れたからにはロケ地を巡りたいなんて思うのではないでしょうか。
まず、チュニジア南部の砂漠に近い場所にある街の「マトマタ」。主人公であるルークの家の撮影が行われた場所になります。撮影に使用された穴居住宅は、現在シディ・イドリスという名前のホテルになっていますので、宿泊してみても良いかもしれません。日中はカフェやレストランとしても利用することができます。
そして、なんといってもスターウォーズの世界観を感じさせてくれる場所、「オング・エル・ジェメル」。ここには、撮影時の大がかりなセットが残されており、よりスターウォーズの物語の世界に入ったかのような感覚を味わうことができると思います。記念撮影もできますので、主人公気分で撮影してみてはいかがでしょうか。スターウォーズのロケ地を巡るツアーも開催されているので、効率よく回りたい方はツアーを利用しても良いかもしれません。
(8)クワッド・ライド体験
チュニジアでは、サハラ砂漠やジェルバ島などでクワッド・ライド体験をすることができます。四輪のバイクに乗って、素敵な景色を楽しみながらスリリングな体験ができちゃいます。また、例にあげたサハラ砂漠とジェルバ島では、同じクワッド・ライド体験でも場所が違うと全く異なる楽しさがあると思います。アクティビティそのものだけでなく、景色も一緒に楽しんでみてください。きっと旅の濃い思い出になることでしょう。ぜひ、体験してみてください。
(9)カルタゴ遺跡
カルタゴ遺跡は、チュニジアの首都チュニス郊外にあるチュニス湖の東岸に位置しています。紀元前から長い歴史の中で重要な拠点として栄え、戦争に敗れて衰退した国の遺跡であり、世界遺産にも登録されています。紀元前9世紀にフェニキア人が都市国家を築きましたが、勢力拡大に成功したローマと衝突し、カルタゴは跡形もなくなってしまいます。フェニキア人最高神が祀られたトフェの墓地など古代遺跡が見られますが、ほとんどローマ時代に建設されたものになります。遺跡群を歩き進めるとカルタゴの成功と失敗が垣間見えるので、歴史を感じることができると思います。ぜひ、訪れてみてください!
(10)ラクダ乗り体験
チュニジアでは、ラクダ乗り体験をすることができます。サハラ砂漠では、ラクダに乗って砂丘の頂上までハイキングをし、砂漠のパノラマの景色を堪能することができちゃいます。ガイドさんが付いてくれるラクダ乗りツアーも開催されていますので、初めての方や不安な方は参加をおすすめします。ラクダに乗らなければ、見えない景色があると思います。きっと新鮮な感覚と景色を楽しめると思いますので、ぜひ体験してみてください!
チュニジアの旅を満喫しよう
いかかでしたか?チュニジアのおすすめの旅行プランをまとめてみました。地中海と遺跡と砂漠の国チュニジア。まだまだ日本では知られていない未知の国ですが、この記事を参考にぜひ魅力溢れるチュニジアを観光してみてはいかがでしょうか?
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