【スウェーデン】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ

オーロラが魅力的!自然の美しさ溢れる国スウェーデン。広大な森、湖、山々があり、北部のオーロラや冬のアクティビティが人気なスウェーデン。そんな幸せの国スウェーデンでも危険にさらされてしまう場面はあるかもしれません。

ぜひこの記事を読んで安全に対する知識を付けてから、スウェーデン旅行を楽しんできてください!



スウェーデンで注意したい地域

2024年8月現在、外務省からの危険情報は出ていません。

だからといって滞在中は気を抜かず、安全に対する意識を持って過ごすようにしましょう。

以下に緊急時の連絡先を掲載しています。

・警察・救急車・消防署共通 : 112

・在スウェーデン日本国大使館

  電話(市外局番08)-579-35300

  国外からは(国番号46)-8-579-35300



スウェーデンで注意したい犯罪

 

一般に「治安が良い」と認識されているスウェーデンではありますが、犯罪に対して油断してはいけません!旅行中も危機感を持って行動しましょう!

日本人の犯罪被害例を紹介します。

(1)ホテルでビュッフェ形式の朝食の最中、友人が同じテーブルに座っていたため安心してバッグをイスに残したまま食事を取りに行き、座席に戻ったときにはバッグがなくなっていた。

(2)ツアーバスに貴重品入りの鞄を置いたまま観光に出て、見学が終わってバスに戻ったところ、座席に置いてあった鞄がなくなっていた。

(3)旧市街(ガムラスタン)の混雑する店内でお土産を選んでいたところ、会計時、閉まっていたはずのリュックサックのチャックが開いており、中に入っていた財布がなくなっていた。

(4)市街地を散策中、男とすれちがいざまに鞄をひったくられた。男は路上に待機していた仲間の車両に乗り込み逃走した。

つぎに日本人から犯罪被害が多く報告されている主な場所を紹介します。

(1)空港、ストックホルム中央駅、地下鉄駅構内、列車、フェリーなどの交通機関

(2)旧市街(ガムラスタン)、ヴァーサ号博物館などの観光スポット

(3)ホテルのロビー、レストラン、デパート等

(4)バー、クラブ等の酒類を提供する飲食店が多数ある繁華街

これら4つの場所では特に注意してください!



犯罪対策

防犯対策として、次を参考にしてください。

(1)不必要な貴重品は持ち歩かない。もし携行する場合は、肌身離さないようにする。レストランなどで席を外す際には、貴重品が入ったバッグは自分で携行し、席には放置しない。たとえ知人と行動を共にしている場合であっても、自分の荷物は自分で管理する。

(2)ズボンの後ろポケットやバッグの外ポケットなど、抜き取られやすい場所に貴重品を入れない。バッグは上部がファスナーなどでしっかり閉まるタイプのものを使用する。貴重品は1か所にまとめることなく、ポケットやポーチなどに分散して携行する。

(3)夜間の一人歩きや、ひと気のない道路の通行は避ける。後ろから誰かが近づく気配を感じたら、振り返って相手をけん制したり、明かりやひと気のある方向に進路を変えたりして歩く。必要ならば、一度商業施設等に入店してやり過ごす。

(4)道を尋ねられるなど、見知らぬ人に声をかけられたら、手荷物や貴重品はしっかり手放さないようにして管理する。

(5)犯罪者はターゲットの行動パターンを把握した後に計画的に犯行に及ぶことがあるため、自分の行動パターンを把握されないことが重要。身の回りで不審に思う点があれば、時間をずらしたり、普段とは別のルートで移動したりできるよう、余裕をもって行動する。

また2023年8月、スウェーデン政府はスウェーデンにおけるテロ脅威レベルを5段階中の3段階目(増大した)から4段階目(高い)に引き上げました。テロ事件や不測の事態に巻き込まれないことが理想ですが、万が一不測の事態に巻き込まれた場合の対応として、次の点を参考にしてください。

①爆発、銃撃の音を聞いたら、その場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとり、頑丈なものの陰に隠れる。

②周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう、速やかに、低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合、出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり、注意が必要。

③爆発は複数回発生する可能性があるため、爆発後に様子を見に行かない。

④刃物や鈍器を用いたテロの場合、犯人との距離を取る。周囲にある物を使って攻撃から身を守る。

⑤普段と異なる不審な状況を察知したら、安全を確保のうえ、警察に通報する(112番)。



スウェーデンでの滞在で気をつけたいこと

・写真撮影

 北方国境地帯、海軍基地等一部の軍事施設および公安関係施設は写真撮影が禁止されています。

・タクシー

 基本的に日本のタクシーと同様に利用できますが、以下の3つに特に気を付けてください。

①料金メーターの設定がタクシー会社によって異なるため、同じ区間を乗車しても料金に差が生じることがある。

②タクシーは、黄色のナンバープレートで、屋根に会社のマークがついているので、必ず確認してください。営業許可を得ていない、いわゆる「白タク」では、法外な料金を請求されたり、強盗・暴行などのトラブルが発生する可能性が高いので、利用しないようにしてください。

③タクシーを利用する際は、ホテルやレストラン等から呼んでもらい、流しのタクシーの利用は避けてください。

・気候

 冬季は日照時間が極端に短く、ビタミン不足になりやすいことから、夏季に適度に日光を浴びるよう心掛けるほか、必要に応じて総合ビタミン剤等を準備しましょう。

・ダニ媒介性脳炎

 夏季に落葉樹林などの草が膝の高さくらいまである所、沿岸部および群島等を歩く場合には、ダニに注意することが必要です。予防策としては、シーズン前にワクチンを打つか、長袖シャツおよび長ズボンの着用等肌の露出を避ける服装を意識しましょう。

 



(おまけ)ザリガニパーティー

 

皆さん、ザリガニパーティーをご存知ですか。

ザリガニパーティーとは、主に北欧スウェーデンとフィンランドで行われる、夏にザリガニを食べながらお酒を飲むパーティーです。ザリガニ漁は1994年まで厳しく規制されていて、8月第一水曜日の解禁日に捕ったザリガニを食べて祝ったのがザリガニパーティーの始まりといわれ、今では夏の終わりの恒例行事となっています。昔は高級なごちそうだったザリガニですが、今では一年中手に入ります。それでも、ほとんどのスウェーデン人は、伝統的な解禁の時期である8月がやって来るまで、食べずに待っているそうです。ザリガニパーティーは屋外で行うのが一般的です。なぜならザリガニを食べる作業は厄介で汚れてしまうことや、家の中で食べるとなかなかニオイが取れないからです。 またザリガニ漁をする人は自分で茹でますが、大抵の場合、茹で汁に漬かったものか、茹でて冷凍されたものを買ってきます。冷凍したものは解凍して、新しくつけ汁を作って漬け直すと美味しくいただけるそうです。そしてザリガニパーティーではなんと一人あたり500g~1kgも食べるそうです!



スウェーデンで素敵な思い出を作ろう!

今回は「【スウェーデン】海外旅行で避けるべき危険エリアと対策まとめ」をご紹介いたしました。

旅先でのトラブル回避のためにも犯罪等には十分に気を付けながら過ごすようにしてください!

是非今回の記事を参考に旅行を楽しんでくださいね。

 

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