お洒落で憧れの国「スイス」
スイスには、広大な大自然からヨーロッパらしい素敵な街並みまであらゆる魅力を感じられるスポットが沢山あります。例えば、マッターホルンやブリエンツ湖、ベルン旧市街などが有名な観光地としてあげられます。そんな魅力にあふれるスイスに一度は行ってみたいと誰もが思いますよね?
スイスでの滞在を快適なものにするためには、事前の準備が非常に大切です。
そこで、今回は【季節別】スイス旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣まとめと題して、スイスでの滞在が有意義なものになるように細かくご紹介します!
気候
スイスの気候は、日本とそれほど変りはなく、北海道や軽井沢、八ヶ岳などの高原リゾートの気候のイメージでいいと思います。夏の平均気温は、18〜28℃と日差しが強く、日本のように湿度がなくカラッとしています。対して冬の平均気温は、-2~7℃前後で多くの場所で雪が降ります。
どの季節においても、昼間が過ごしやすい気候であったとしても朝晩は冷え込むなどの1日の温度差が激しく、その日の天気によっても気温が大きく変化することから変わりやすい気温の変化に即座に対処できるようにしておくことがベストです。体温調節ができるように脱ぎ着できる長袖のカーディガンやセーターなども準備しておくと良いでしょう。
ここからは、季節別に気候と服装を詳しくご紹介します。
春(3月~5月)
スイスでは、3月から5月が春にあたり、この季節は寒さが和らぎ、春を感じる穏やかな気候となります。3月は昼間天気が良ければ、暖かくなりますので、アウターがいらない日もあります。しかし、朝晩は冷え込むことがありますので注意が必要です。4、5月になると、10℃から14℃と少しずつ暖かくなってきますので、より過ごしやすい気候となるでしょう。しかし、急な冷え込みに備えて軽いジャケットやパーカーなどの上着を1着持っておくと便利です。
また、5月から6月にかけては1年のなかで比較的降水量が多くなる時期になりますので、雨具もあると安心です。
夏(6月~8月)
スイスでは、6月から8月が夏にあたり、日中は30℃近くまで気温が上昇することがあります。夏は、日本のように日が長くなりますので、夕食の時間帯になっても外は明るく、ゆっくりと観光を楽しむことができます。日本と比べると、平均気温が4~8℃程度低く、日本のように湿度が高くないため、温暖で冷涼という過ごしやすい季節にはなります。しかし、夏でも最低気温が15℃を下回ることもありますので、昼間は半袖半ズボンでも朝方や夕方はカーディガンや長袖シャツ、軽めのセーターなどを用意しておくことをおすすめします。さらに、日差しが非常に強くなりますので、帽子やサングラス、日焼け止めなど日焼け対策アイテムも必要不可欠です。
秋(9月~11月)
スイスでは、9月から11月が秋にあたり、最高気温が20℃以上と暖かい日もありながら10℃近くまで下がる日もあり、気温の変化が著しい季節になります。そのため、簡単に温度調節ができる服装を準備する必要があります。もちろん厚手のコートやジャケットなどの防寒着も必要になってくるでしょう。スイスの各地では色づく季節となり、秋を感じることができるでしょう。10月頃には初雪が降り、急速に気温が下がり始めますので、注意が必要です。そして、11月になると最高気温が10℃を下回る日も増えてきますので、防寒着と合わせて帽子や手袋などの防寒対策が必須になります。
冬(12月~2月)
スイスでは、12月から2月が冬にあたり、山間部では雪に覆われ、平野部でも氷点下になることがあります。本格的な冬の到来であり、12月や1月はスキーシーズンにもなります。
特に1月は最低気温が氷点下に達することもあり、厚手のコート、ダウンジャケット、マフラー、手袋、ニット帽などの防寒着が必要になります。また、降雪も見られ、冬の道路はとても危険です。普通の靴では非常に滑りやすく危険なので、冬に訪れる方は雪靴が必須になります。
観光旅行に際しての必要な持ち物
必需品
*パスポート
パスポートはスイスに行くために必ず必要な持ち物です。これを忘れたらスイスへ行くことはできません。
スイスへの入国において、日本国籍の方は観光・商用・外交・公用目的であらゆる180日間の期間内で90日以内の滞在の場合に限り、ビザなしで入国することが認められています。ただし、過去10年以内に発行されたパスポートでシェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上であることが条件とされています。事前に確認しておくようにしましょう。
*クレジットカード・現金
スイスではクレジットカードもパスポートとならんで大事な必需品です。クレジットカードをもっておくと、両替するよりも手数料をかなり低く抑えることができたり、常に大金を持ち歩く必要がないので、盗難の被害を抑えることができるなど、防犯対策にもなります。
ただし、小さな個人商店やタクシーなどで現金が必要になることもあると思いますので、少額でも持っておいた方が良いでしょう。スイスの通貨はスイス・フランになります。両替の際には、日本ではなく、現地で円・ドル・ユーロからスイス・フランへ両替するようにしましょう。日本円をスイス・フランへ両替するなら、だんぜん現地の方がお得になります。空港や駅の両替所、街中の銀行、ホテルなど両替できるところがあちこちにありますので、非常に便利です。その際、一度にまとめて両替してしまいたいところですが、帰国の際にスイス・フランが思いのほか余ってしまった際にスイス・フランから日本円への再両替はレートがかなり悪くなってしまいます。なので、どのぐらい必要なのか計算しながら少しずつの両替をおすすめします。
*変換プラグ・変圧器
海外旅行では必須の持ち物として変圧器や変換プラグがあげられます。スイスで使用されているコンセントの以上はCタイプまたはJタイプのものになります。そのため、変換プラグは必須アイテムになります。また、スイスの電圧は230~240Vで日本の電圧の100Vよりも2倍以上高くなります。そのため、日本国内専用の電化製品をスイスで使用するには危険です。使用するためには、スイスの電圧に対応できる変圧器を持っていくようにしてください。
*航空券
絶対に忘れてはいけない航空券。紙タイプのものではなく印刷不要なもので、行きと帰りのチケットがメール等で確認できる状態のものであれば問題ないかもしれませんが、紙タイプのものは他の持ち物に気をとられて忘れがちという人もなかにはいるのではないでしょか?持ち物の最終確認の時に、必ずチェックするようにしてください。
*ポケットWiFi
海外では日本にいるとき以上にスマートフォンを利用する場面が多くなると思います。そんな時ポケットWiFiがあると気にせずスマートフォンを利用することができます。どんな時に、使うかというと、スマートフォンで地図を見ながら移動する時やレストランや電車の時刻表等の調べもの、SNSを使用する時など色んな場面でスマートフォンが必要になります。ポケットWiFiはレンタルもできますので、利用してみてください。
衣服やアメニティ類
*洋服や下着
これは忘れることはないと思いますが、滞在日数に応じて必要な枚数を用意するようにしましょう。スイスの気候は非常に変化しやすい特徴があり、日中の気温と比べて朝晩は冷え込むことが多く、1日の気温差も激しいです。そのため、着脱しやすい衣服も準備することをおすすめします。
*常備薬
海外旅行では、慣れない環境でかなりの時間を過ごすことになり、暑さや長時間の移動などで体調を崩しやすいかと思います。自分自身にあった常備薬を準備してもっていくようにしましょう。
*シャンプーやトリートメント、洗顔料
海外では、ホテルに用意されていないところがあったり、自分の髪や肌に合わないといったこともありますので、ご自身にあったものを準備していくと良いと思います。普段と異なるものだとダメージも大きいと思いますので、忘れずに持っていくことをおすすめします。
*日焼け止め・サングラス
特にスイスの夏は日差しが非常に強くなりますので、紫外線対策として日焼け止めやサングラス、帽子などは必須アイテムとなります。熱中症予防として、こまめに水分補給をするように心掛けましょう。
*化粧品・化粧水・乳液などのスキンケア用品
女性の方は必需品なので忘れることはないと思いますが、海外旅行では普段とは環境が違いますので、使い慣れたものを使うのが一番です。
習慣
*4つの公用語
中央ヨーロッパに位置している小さな内陸国であるスイスは、周囲のフランス、ドイツ、イタリアの文化から大きな影響を受けていることからドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語の4つが公用語として制定されています。そのため、多言語教育が特徴的で、スイスの子どもたちは早い段階から複数の公用語を学ぶことになります。これにより、国民の多くがバイリンガルまたはトリリンガルであり、国内ではコミュニケーションが円滑に行われています。
*スイスの伝統的な祝祭
スイスでは、フェーテ・デ・ヴィニュロンというヴォ―州で20年に一度ワイン祭が開催されています。ワインの生産者たちが一堂に会し、ワインの品評会やパレード、伝統舞踊などのイベントが開催される伝統的な祝祭になります。他には、8月1日はスイス国民の日であり、各地では花火やパレードなどあ行われ、家族や友人と共に楽しむのが一般的です。
*チップ文化
スイスでは、基本的にサービス料が料金に含まれていることが多いので、チップを渡す必要はありません。しかし、例外として特別なサービスをうけた場合はチップを用意した方が良い場合もあります。レストランでは、清算の際に、2~3フラン程度渡す人が多いようです。渡さなくても差し支えありませんので安心してください。他には、タクシーの運転手に荷物を運んでもらった場合は、1個2~3フラン程度渡すのが良いです。
*堅実で信頼性の高いスイス人
スイス人は、堅実で信頼性の高い特徴を持っており、彼らは約束やルールを守ることに重きを置き、時間に厳密であったり、プライバシーを大変重視している傾向にあります。さらに、スイス人は一般的に謙虚で控えめな性格だとされています。他人に自慢することなく、自分の成功や地位を強調しません。そのため、コミュニケーションの際は、よっぽど親しい仲でない限り、会話中に相手に近づきすげるのは失礼と見なされてしまいますので注意してください。
*スイスの食文化
スイス料理は、伝統的にシンプルな食材で作られており、地域によってイタリア、ドイツ、フランス料理の影響を受けていると言えます。スイスで料理によく使用される食材はじゃがいもとチーズになります。特に、チーズはスイスを代表する食材として有名であり、多くの料理に使用されています。また、チーズと同様にチョコレートもスイスは世界的に知られています。国内では、チョコレートドリンクのような飲み物の販売がされており、その種類も豊富です。
スイスの治安
スイスの治安は、ヨーロッパの近隣諸国と比較しても犯罪率の低い治安の良い国です。しかし、大都市や観光地では観光客を狙った盗難や詐欺行為が発生することもありますので、貴重品の管理には注意してください。スリや置き引きには特に注意が必要で、貴重品は肌身離さず持っておくことを意識し、荷物から目を離さないようにしてください。スイスの駅には改札口がないため、誰でも駅構内や列車内に入ることができてしまいます。列車出発間際に盗み、車外に逃亡し、被害者は列車の出発後に窃盗の事実に気づくといった犯罪も見られますので、交通機関でも常に注意するようにしましょう。
また、スイスは街の美化、衛星基準でも世界トップクラスを誇っており、綺麗で美しい国になります。
以下にあげることに気を付けて、スイスでの旅行を快適なものにしましょう。
*スリに気をつける
特に電車の乗り降りや人混みでは観光客を狙ったスリが非常に多くなっています。バッグはなるべくファスナーなどで口が閉まるもの、財布など大事な貴重品は奥に入れて簡単に取り出せないように対策しておくことが大切です。また、メイン財布はバッグの奥底に入れて人前では取り出さないようにするもの良いでしょう。その日使う分の現金とクレジットカード1枚を小さな小銭入れなどに入れて普段使いにするのがおすすめです。
*見知らぬ人に話しかけられてもついていかない
スイスでは旅行者が多い空港や路上での販売や急な友人による案内など、見知らぬ人から話しかけられることがあるかもしれません。その際は、毅然とした態度で接するとともに、十分な距離をとり、荷物から目を逸らさないようにしましょう。
*夜道は一人で出歩かない
夜は昼間と違って、人の数も少なくなり静まり返っているので、犯罪がおきやすい時間帯になります。特に観光客は狙われがちなので、十分に注意しなければなりません。夜の1人歩きは非常に危険なので、避けるようにしてください。スイスでは、なるべく昼間に観光スポットを巡り、夜はホテルでゆっくりと時間を過ごすことをおすすめします。
*多額の現金を持ち歩かない
旅行先では、観光客は常に犯罪のターゲットとしてみられているということを忘れてはいけません。そのため、多額の現金を持ち歩くことは非常に危険な行為になりますので、避けるようにしましょう。スイスではクレジットカードもほとんどの場所で使用することができますので、現金とクレジットカードを上手に利用するようにしてください。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供した スイスのおすすめのプライベートプランをご紹介します。
スイスで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたでしょうか。
今回は、スイス旅行前に準備しておいた方が良いものについて細かくご紹介しました。スイスでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。今回紹介したことを参考に、スイス旅行の計画を立ててみてください。
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