「微笑みの国」と呼ばれるほど穏やかな「タイ」
古き良き歴史を感じつつも煌びやかで美しい仏教建築が数多く存在し、世界遺産に登録されているスポットも沢山あります。その魅力はお寺などの歴史的建造物だけでなく、プーケットを代表としたビーチリゾートや「願いが叶うピンクの象」のようなフォトジェニックなスポットも沢山あります。あらゆる点で魅力が見られるタイへ一度は行ってみたいと思う方は多いのではないでしょうか?そんなタイでの滞在を快適なものにするためには、事前の準備が非常に大切です。
そこで、今回は【季節別】タイ旅行前に準備したい持ち物・服装・習慣まとめと題して、タイでの滞在が有意義なものになるように細かくご紹介します!
気候
タイの気候は、熱帯モンスーン気候になります。年間の平均気温は約29度で、高温多湿で蒸し暑く、日本の真夏の気候と考えて良いでしょう。特に4月~6月にかけてが最も暑く、気温は40度を超えることも珍しくありません。一方で、11月~2月にかけては比較的涼しくなり、タイ北部では時に10度を下回ることもあります。また、5月~10月はモンスーンの季節となり、特に9月~10月は豪雨となることがあります。雨季には、レインコートや折りたたみ傘など雨具を持っておくと安心です。
ここからは、季節別に気候と服装を詳しくご紹介します。
春(3月~5月)
タイでは、3月から5月が春にあたり、湿度が高くなる時期となります。春といっても日本のように過ごしやすい気温ではなく、日中の気温は30度を超え、時には40度近くになることさえあります。夜間でも湿度が高いので蒸し暑いでしょう。服装に関しては、薄手で通気性が良い服装が良いと思います。綿素材やリネン素材のシャツやTシャツ、半袖のポロシャツなどがおすすめです。ボトムスは、ショートパンツや半ズボンなど軽くて通気性の良いものがいいです。この時期は、ソンクラーン(水かけ祭り)などのイベントも行われます。非常に暑くなりますので、熱中症対策は怠らないようにしてください。
夏(6月~8月)
タイでは、6月から8月が夏にあたり、非常に蒸し暑くなります。平均気温は28~33度で最高気温は40度を超えることもあります。タイは6月から梅雨シーズンに入り、毎日のように雨が降ることがあります。特にバンコクやプーケットなどでは、激しい雨が降る日があるため、必ず雨具を準備しておくようにしましょう。服装に関しては、気温が非常に高くなるので、春同様に軽量で通気性の良いものを選ぶと良いと思います。涼しいワンピースなどは女性の方におすすめです。ワンピース一枚なら荷物もかさばることが無いのでそういった面でも便利です。また、帽子やサングラス、日焼け止めなど日焼け対策アイテムも必要不可欠です。
秋(9月~11月)
タイでは、9月から11月が秋にあたり、比較的涼しくなり乾季に入ります。11月に入ると気温が夏や春よりもぐっと下がり、過ごしやすい気候となります。しかし、日中はまだ気温が高く蒸し暑いです。
服装に関しては、日中は薄手の長袖シャツやカーディガン、デニムスタイルなどが最適です。夜になると少し肌寒さを感じると思うので、羽織りものや軽いジャケットなどがあると安心です。特に、朝晩は冷え込みますので、寒暖差で体調を崩さないように気をつけてください。
冬(12月~2月)
タイでは、12月から2月が冬にあたり、涼しく快適な気候となります。平均気温は、約20度~30度で湿度が低くなりますので、過ごしやすいかと思います。しかし、日本の冬とは違って、タイの冬は非常に温かいですよね。夜になると、涼しくなりますので、油断せずに薄手のジャケットやセーターを持参するようにしてください。この時期は、チェンマイでチェンマイ・ランタン・フェスティバルが開催されます。夜になると市内各所でランタンが飛び交い、幻想的な雰囲気を醸し出します。また、花火や文化イベントも開催されますので、おすすめです。
観光旅行に際しての必要な持ち物
必需品
*パスポート
パスポートはタイに行くために必ず必要な持ち物です。これを忘れたらタイへ行くことはできません。
タイへの入国において、日本国籍の方は観光目的で30日以内の滞在の場合に限り、ビザなしで入国することが認められています。30日を超える場合や観光目的以外での入国においては、目的に応じたビザの取得が必要になりますのでご確認ください。また、パスポートは入国時に残存期限が6ヵ月以上なければ入国できませんので、事前に確認するようにしましょう。
*クレジットカード・現金
タイではクレジットカードもパスポートとならんで大事な必需品です。クレジットカードをもっておくと、両替するよりも手数料をかなり低く抑えることができたり、常に大金を持ち歩く必要がないので、盗難の被害を抑えることができるなど、防犯対策にもなります。
ただし、タイの観光途中に現金が必要になることもあると思いますので、少額でも持っておいた方が良いでしょう。タイの通貨はバーツになります。両替の際には、日本でわざわざドルに変える必要はなく、タイの両替ショップではたいて日本円をバーツと交換してくれます。日本円をバーツに両替するなら、だんぜん現地の方がお得になります。また、両替はこまめにするようにしましょう。一度にまとめて両替してしまいたいところですが、帰国の際にバーツが思いのほか余ってしまった際にバーツから日本円への再両替はレートがかなり悪くなってしまいます。なので、どのぐらい必要なのか計算しながら少しずつの両替をおすすめします。
*変換プラグ・変圧器
海外旅行では必須の持ち物として変圧器や変換プラグがあげられます。タイの電圧は220Vで日本の電圧の100Vより高いです。日本の100Vにしか対応していない電化製品を使用するためには変圧器が必要になります。また、タイのコンセントの形状は日本と同じものもありますが、BFタイプやCタイプも使われていますので、宿泊するホテルのコンセントの形状が日本と同じではない場合を考えて、変換プラグを持っておくと安心です。
*航空券
絶対に忘れてはいけない航空券。紙タイプのものではなく印刷不要なもので、行きと帰りのチケットがメール等で確認できる状態のものであれば問題ないかもしれませんが、紙タイプのものは他の持ち物に気をとられて忘れがちという人もなかにはいるのではないでしょか?持ち物の最終確認の時に、必ずチェックするようにしてください。
*ポケットWiFi
海外では日本にいるとき以上にスマートフォンを利用する場面が多くなると思います。そんな時ポケットWiFiがあると気にせずスマートフォンを利用することができます。どんな時に、使うかというと、スマートフォンで地図を見ながら移動する時やレストランや電車の時刻表等の調べもの、SNSを使用する時など色んな場面でスマートフォンが必要になります。ポケットWiFiはレンタルもできますので、利用してみてください。
衣服やアメニティ類
*洋服や下着
これは忘れることはないと思いますが、滞在日数に応じて必要な枚数を用意するようにしましょう。タイは熱帯性モンスーン気候なので、年間を通して気温が高くなっています。しかし、夜になると肌寒く感じる季節もありますので、いつどこで観光するのかによって洋服の準備をしましょう。
*常備薬
海外旅行では、慣れない環境でかなりの時間を過ごすことになり、暑さや長時間の移動などで体調を崩しやすいかと思います。自分自身にあった常備薬を準備してもっていくようにしましょう。
*シャンプーやトリートメント、洗顔料
海外では、ホテルに用意されていないところがあったり、自分の髪や肌に合わないといったこともありますので、ご自身にあったものを準備していくと良いと思います。普段と異なるものだとダメージも大きいと思いますので、忘れずに持っていくことをおすすめします。
*日焼け止め・サングラス
特にタイの夏は日差しが非常に強くなりますので、紫外線対策として日焼け止めやサングラス、帽子などは必須アイテムとなります。熱中症予防として、こまめに水分補給をするように心掛けましょう。
*化粧品・化粧水・乳液などのスキンケア用品
女性の方は必需品なので忘れることはないと思いますが、海外旅行では普段とは環境が違いますので、使い慣れたものを使うのが一番です。
習慣
*仏教徒が多くお寺も多い
タイの宗教は仏教で、タイ国民のおよそ95%が仏教徒になります。タイの主要な観光地のなかにも有名なお寺がいくつもありますので、観光の際にはタイのお寺を巡るなんてことも良いと思います。タイならではの観光ができると思いますよ。
*朝の8時と夕方の18時は国歌が流れる
タイでは毎日朝の8時と夕方の18時になると、スピーカーから1分間タイの国歌が流れてきます。タイ王室へ忠誠を誓う時間として、この時間に鞭を歩いている人は立ち止まり、作業をしている人も手を止めて、王室への敬意を表します。なんと、国歌が流れている最中に立ち止まらないと、不敬罪で逮捕されることもあると言われているんです。旅行で訪れる際は周りにならってその時間は動かないように気をつけましょう。
*チップ文化
タイでは、チップを渡す習慣があります。日本ではチップが必要ない場合が基本なので慣れていない人が多いと思いますが、タイではチップが当たり前のことなのでうまく対応する必要があります。例えば、ホテルでは、チェックインする時やベッドメイキング、ルームサービスなどのサービスを受けた時に、スタッフに渡すのが一般的です。レストランでは、飲食代金に10%のサービス料が含まれている場合や屋台のような屋根のないお店の場合はチップを払う必要はありません。他には、マッサージ店やガイドさん、タクシーなどがあげられます。
*地域によってグルメが異なる
タイは国土が広く、地域によって食べ物の味が異なり、北部、東北部、南部でそれぞれ違った特徴を持っているんです。辛いイメージのあるタイ料理ですが、北部では比較的マイルドで小皿に様々な料理を乗せた「カントーク」やポークカレーに似た「ゲーン・ハンレー」などが食べられています。首都バンコクでは、タイ料理でも定番中の定番「カオマンガイ」を始めとした様々な料理を楽しむことができ、日本料理店もよく見かけられます。海外で日本料理が食べられると安心しますよね。
*左手と足裏は不浄
タイでは、左手と足裏が不浄と考えられています。食事は右手を使うようにしましょう。また、目上の人や仏様に足裏を向けたり、見せることのないように気をつけましょう。大勢での食事の際にやってしまうという方もいるかもしれませんが、人の足をまたぐといった行為もNGですので、注意してください。
タイの治安
タイの治安は、一般的に比較的安全とされています。日中であれば、女性の一人歩きでも大きな問題はない程度です。しかし、大都市や観光地では観光客を狙った盗難や詐欺行為が発生することもありますので、貴重品の管理には注意してください。観光客が巻き込まれやすい犯罪として、トゥクトゥクやタクシーでの過剰請求や詐欺や置き引き、飲食店での過剰請求などがあげられます。価格やサービス料については事前に確認し、料金を確定することが大切です。また、観光地では観光客を狙ってきますので、身の回りを常に気にしながら観光を楽しむようにしてください。貴重品などは肌身離さず持っておくことをおすすめします。
以下にあげることに気を付けて、タイでの旅行を快適なものにしましょう。
*スリに気をつける
特に電車の乗り降りや人混みでは観光客を狙ったスリが非常に多くなっています。バッグはなるべくファスナーなどで口が閉まるもの、財布など大事な貴重品は奥に入れて簡単に取り出せないように対策しておくことが大切です。また、メイン財布はバッグの奥底に入れて人前では取り出さないようにするもの良いでしょう。その日使う分の現金とクレジットカード1枚を小さな小銭入れなどに入れて普段使いにするのがおすすめです。
*見知らぬ人に注意
タイでは路上での販売や急な友人による案内など、見知らぬ人からの申し出には注意するようにしましょう。なかには、流暢に日本語を話してくる人もいるため、言葉が通じるからといって安心してしまわないようにしましょう。詐欺の場合があります。見知らぬ人から声をかけられても相手にしたり、ついていったりすることのないようにしてください。
*夜道は一人で出歩かない
夜は昼間と違って、人の数も少なくなり静まり返っているので、犯罪がおきやすい時間帯になります。特に観光客は狙われがちなので、十分に注意しなければなりません。夜の1人歩きは非常に危険なので、避けるようにしてください。イタリアでは、なるべく昼間に観光スポットを巡り、夜はホテルでゆっくりと時間を過ごすことをおすすめします。
*派手な服装は控える
派手な服装や過度な露出をした服装は避けることをおすすめします。タイでは性犯罪も多い国ですので、特に女性は露出の高い服装をしているとターゲットにされてしまいかねません。おしゃれを楽しみたいという気持ちはわかりますが、露出はほどほどにしておくと良いと思います。
Ooohおすすめのプライベートツアー
Ooohがこれまでに提供した タイのおすすめのプライベートプランをご紹介します。
タイで素敵な思い出を作ろう!
いかがでしたでしょうか。
今回は、タイ旅行前に準備しておいた方が良いものについて細かくご紹介しました。タイでは、きっと思い出に残る貴重な体験ができること間違いありません。今回紹介したことを参考に、タイ旅行の計画を立ててみてください。
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