旅行前に知っておきたいインドの雑学まとめ

中国に続いて世界で二番目に多い人口を抱える国インド。5000年もの歴史の中で様々な宗教、文化、民族が混在した魅力あふれる国です。特に日本とは異なり宗教が生活に根付いているため、旅行した際に文化の違いに驚かされることでしょう。
そこで今回は「旅行前に知っておきたいインドの雑学まとめ」と題し、インド面白い風習や文化をご紹介します。
ぜひこの記事を参考に、インド旅行をした際は日本との違いを体感してみてください。

 



インドってどんな国?

インド

まず最初にインドという国の基本的な情報をご紹介します。

【基本情報】
・国名:インド共和国(Republic of India, Bharat Ganarajya)
・首都:ニューデリー(New Delhi)
・人口:約13億5140万人(2018年推計)
・面積:約329万㎢(世界第7位)
・通貨:ルピーとパイサー
・時差:日本より3時間半遅れ。日本の正午はインドの8:30。サマータイムの採用はない。
・言語:
ヒンディー語が公用語で、補助公用語は英語。ほかに憲法公認の21の州の言語と844の方言がある。
識字率は74.04%(2011年国勢調査)
・民族構成:
トルコ・イラン、インド・アーリヤ、スキト・ドラヴィダ、アーリョ・ドラヴィダ、モンゴロ・ドラ  ヴィダ、モンゴロイド、ドラヴィダの7種
・宗教:ヒンドゥー教徒(80.5%)、イスラーム教徒(13.4%)、キリスト教徒(2.3%)

【気候】
インドの季節は、おおむね4~5月の暑季、6~10月の雨季、そして11~3月の乾季に分けられます。
インドは国土の広い国なので、地域によってかなり気候の差はありますが、一般的にはインド観光のベストシーズンは乾季に当たる11~2月頃といわれています。
ただし12~1月頃はデリーなどインド北部の地域では、濃霧のため飛行機が遅延・欠航となる日があります。気温も氷点下を記録する日があり、山岳方面の観光はすることができないので注意が必要です。

【ビザ】
インドのビザには、観光、商用、留学などの種類があり、旅行目的での入国の場合は観光ビザの取得  が必要。観光ビザの取得方法は3種類(2017年3月)。

【行き方】
東京からデリーへはエアインディアが成田空港、全日空(ANA)と日本航空(JAL)が羽田空港と利用航空会社により発着空港が異なります。デリーやムンバイ以外の都市へはアジアの航空会社が飛んでいるため、アジアの都市で乗継の方がデリーなどのインドの都市乗継よりは目的地にスムーズに到着できます。

 



1.右手でご飯を食べる、左手でおしりを拭く!?

インドインドでは食事の際、直に手を使って食べます。左手は宗教上不浄とされているからです。食事の時は、食べ物をちぎる、米とカレーやおかずを皿の上で混ぜる、口へ運ぶといった食事行為を右手で行います。最近では、インド料理以外を食べるときや少し高級なレストランでは、インド人も手ではなくフォークやスプーンを使う場面も見受けられます。
一方、排便の後始末などはすべて左手で行っています。
実はインドにあるトイレには、トイレットペーパーが備え付けられていない場所もあります。そのようなトイレには、便器のすぐ横に小さな蛇口がついていてそこに手桶が用意してあったり、トイレシャワーがついていたりします。それを使って水をかけながら、手でお尻を洗います。

 



2.首を横にふるのはYes!

インド

日本人の感覚とは逆でインド人は同意するときに、首を傾けるように振ります。ぶんぶん振るのではなく、顔は正面を向いたまま、左右に小首をかしげるように振るというジェスチャーをします。少々あいまいであり、一見すると「Yes」を表しているのか「No」を表しているのかわかりません。慣れないうちは見分けるのに苦労するかもしれません。
この曖昧さなうなずきには、「相手に敬意を払う」といった意味合いが混じることもあり、単に「Yes」か「No」かを伝えるためだけのしぐさではないようです。反対意見がある時でも曖昧な態度を取ることで、関係性を断ち切らないようにすることが多いそうです。

 



3.暑い日でも半ズボンを履かない

インドインドの夏はとても暑く、地域によっては50度を超えるときもあります。汗だくになりながらもインド人は長ズボンを履いています。これは、半ズボンを履いてると寺院に立ち入ることができないからです。インド人の80%はヒンドゥー教、そして14%がイスラム教であり、どちらの宗教も肌の露出は良いとされていません。
観光する際、特に女性は安全面も考えてできるだけカジュアルな服装を選び、露出は絶対に少なめにすることをおすすめします。

 



4.日本人がインドで運転するのは命がけ

インド

インドの道路には車、バイクだけでなく、牛や、犬、鶏などの動物が自由に歩き回っています。また、混雑した道路は、車と車の間隔をピッタリとくっつけるのが基本。車間距離を取らないので、日本だったら「あおり運転」と言われてしまうでしょう。また、車線を守らずにまたいで走るドライバーがほとんどです。そのため前後だけでなく左右方向も周囲のクルマとの距離がとても近いのです。驚くべきことにサイドミラーのない車も珍しくありません。横を走る車がぶつかってくるから、外れてしまうのだそう。
さらに日本では不必要なクラクションは道路交通法で禁止されいますが、インドではクラクションが常に鳴り響いています。ただ、インドでのクラクションは威嚇的なものではなく「俺はここにいるよ」という主張であり、周辺車両へ存在を知らせているそうです。

 



5.列に並ぶ時は隙間を空けない

インドでは列に並ぶとき、前の人の背中にお腹がくっつくほどぴったりとくっつきます。日本ではある程度の距離を開けて並びますが、インドでは少しの隙間も許されません。距離が開いていると並んでいないと勘違いされて、割り込まれてしまいます。
また、列に並ぶときだけでなくインド人はパーソナルスペースが狭い人が多いようです。ベンチに座るときもピッタリと横に座ります。また友人同士で手を繋ぐことも珍しいことではありません。
インド人はもともと家族や親族のつながりが非常に強く、狭い家で大人数で生活している人が多いとされています。そのため生まれた時からパーソナルスペースを保とうとする概念が少ないようです。

 



6.どこにいくにも手荷物検査&身体チェック

手荷物検査本人が手荷物検査を受ける機会は、ライブ観賞・スポーツ観戦か飛行機搭乗の際くらいでしょう。インドではメトロや電車を乗車の時やショッピングモールの中へ入る時にも手荷物検査と身体チェックが必要です。ですが警備員自体も、かなり適当に流しているようです。警備員がモニターを見ていないこともしばしば。これがまたインドらしいですね。

 



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いかがでしたか?今回は日本では驚くようなインドの風習や文化をご紹介しました。海外旅行の醍醐味のひとつは、異国の文化と日本の文化の違いを楽しむことです。この記事がインド旅行の参考になれば嬉しいです。
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