インド洋に浮かぶ風光明媚な国モルディブは、楽園的なホリデースポットとして知られている。虹色に輝く青い海と高床式のヴィラが連なるホテルは、一人一人が望む休暇の形です。本書では、旅行前に知っておきたいモルディブに関する情報を厳選してご紹介します。
モルディブってどんな国?
【基本情報】
・国名:モルディブ共和国 (Republic of Maldives)
・首都:マレ (Male)
・人口:540,000人 (168位)
・面積:300㎢ (187位)
・通貨:ルフィヤ (MVR)
・時差:日本とモルディブ共和国の首都マレの時差は4時間です。モルディブ共和国ではサマータイムは実施されていません。
・言語:公用語はディベヒ語。
・宗教:イスラム教のスンナ派が国教。住民のほぼ100%がイスラム教徒です。
【気候】
モルディブは高温多湿の熱帯性気候です。 4月が最も暑く、12月が最も涼しくなりますが、1年を通して気候の変化は少なく、平均気温は29〜32度なので、Tシャツで過ごせます。 南西からモンスーンが吹く5月〜10月頃が雨季で、特に5月と10月は降水量が多くなるため、注意が必要です。
【ビザ】
30日を超えて滞在する場合は、入国後30日以内にマレ島の出入国管理局で滞在許可の延長を申請する必要があります。観光の場合は最大合計90日までの滞在許可申請が可能です。
【行き方】
日本各地からインドの楽園のモルディブまでは、直行便はなくアジア地域を経由して行きます。
モルディブへのフライトは、スリランカ航空とシンガポール航空が一般的でしたが、近年は中東や アジアの航空会社も増えてきて、旅の目的や好みで選ぶことが可能になりました。
経由地での乗継時間によって変わりますが、移動には最低でも11時間以上はかかります。基本的には旅行の出発日、帰国日は丸々移動日になる、と理解しておきましょう。
モルディブの雑学
【食事編】
(1)お食事はリゾートで。
観光客がモルディブで食事をする場合は、3食をその島のリゾート・ホテルでとることになります。しかも、食事時間や席も決められていることがほとんどで、滞在中は規則正しい生活になるでしょう。
多くの場合はバイキング形式で、多国籍の料理を味わうことができます。
そういう状況ですから、モルディブ人が普段食べている料理に触れる機会は残念ながらほとんどありません。
(2)モルディブのローカル料理は?
モルディブは基本的にわずかな耕地しかなく、作物もバナナやココナッツ、タロイモなどに限られています。海に囲まれた国なので、魚は獲れます。
モルディブのローカルな料理としては、インドに近い関係から、カレー料理がメインです。
魚や、ナス、カボチャ、ヘチマなど地元野菜を使ったカレーが主です。
(3)水道水は飲めません
リゾート島での水は、海水や雨水をろ過して作られているので、磯臭いにおいがすることがあります。そのため、当然飲むこともできません。
飲用水はミネラルウォーターを買って飲むことになります。
(4)アルコールはNG?
モルディブはイスラム国家なので、基本的にお酒は飲みません。
しかしリゾート内のレストランやバーには置いてあるということで、リゾート内で飲むことは可能です。
そういう事情から、日本から酒を持っていく観光客もいるそうですが、入国の際に没収されるケースも多いようです。
【服装編】
(1)リゾート内であれば自由!
リゾートホテルで滞在することになるモルディブの場合、好きな格好をしてOKです。
ホテルリゾートの中は治安も良く、ホテルの従業員と旅行者しかいませんから解放感たっぷりでかまいません。
また、高級レストランなどで食事の予定がある人はスーツやよそ行きのワンピース(ドレスの人もいますが、ワンピースでも大丈夫です)を持って行きましょう!
(2)日焼け防止アイテムは必須
モルディブは紫外線がとても強いため、日焼け止めクリームやラッシュガード、サングラスや帽子などは必須です。
(3)街歩きをしたいときは?
前述の通り、ホテルや島で過ごすのであればモルディブでタブーとされている服装は特にありません。
しかし、マレ市内の街歩きをしたいなら注意が必要です。
やはりイスラム教の国を歩く場合は、女性はスカートや短パンなどの露出は避け、身体のラインが出る服もあまり好ましくはありません。。
観光客の場合、髪の毛を隠さなくても問題ありませんが、モスクに入る際は絶対必要ですし、髪を隠していると「この人はイスラムのことをわかっているな」ということで敬意を払われたり親切にされることも多いそうです。
【注意点】
(1)貴重品の取り扱いに注意!
治安が良いモルディブですが、空港や多くの人が集まるような場所ではスリや置き引きが発生しています。
特に街に出る時は、スマホや現金などの貴重品が狙われることがあります。パンツのポケットに入れたり、中身が見えるようなかばんは避けるようにしましょう。
(2)お支払いはクレジットカードで
モルディブでは支払いの際、デビットカードやクレジットカードでの支払いが主流になっています。
そして、リゾートに滞在するだけなら現地の通貨は要りません。アメリカドルが普通に使えますし、チップとして1ドル札で渡せばOK!
もちろん現地の屋台やローカルマーケットなど、一部の場所で現金しか受け付けないケースもありますが、そのような少額の支払いを除いて、クレジットカードが使えます。
【単語編】
モルディブ旅行を計画するにあたって、パンフレットやインターネットで見慣れない文字をよく見かけるでしょう。どれも海やリゾートに関する言葉ですが、普段ビーチリゾートを意識していない人にとってはよく解りません。ここではこれらの用語を簡単に解説します!
(1)ハウスリーフ
島の周囲の浅瀬を意味しており、サンゴ礁が発達して魚が多く生息している場所までが近いと、『ハウスリーフが良い』と言われます。
ダイビングはしないけどシュノーケルを楽しみたい方は、ハウスリーフに定評のあるリゾートを選ぶと良いでしょう。
(2)ジエッティー
ボートが発着するためにリゾートから延びている桟橋。
シュノーケルのエントリーに使えるものも多く、ビーチからリーフの外まで海の中を移動する不便がありません。散歩のついでに夕陽を見に行くのもいいものです。
(3)サンドバンク
砂洲の意味。浅い海に見られ、干潮時にのみ現れることもあります。
絵になる風景で写真を撮りたくなるのはもちろん、エクスカーションで訪れたり、ロマンチックディナーやウエディングを行うこともあります。
(4)ラグーン
サンゴ礁によって浅い海に囲まれた穏かな地形のこと。
ラグーンは天候や見る角度によって様々な色合いを見せてくれ、水上飛行機やパラセーリングなど、少し高い場所から見るとため息が出るような景色をお楽しみ頂けます。
モルディブで海外旅行を楽しもう!
いかがだったでしょうか?
今回は「旅行前に知っておきたいモルディブの雑学まとめ」と題し、モルディブ旅行に役に立つ情報を厳選してご紹介しました。ぜひこの記事を参考にモルディブでの旅行を心ゆくまで楽しんでくださいね。
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